俳優ソ・イングクは、どのように信じてみる俳優になったか

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俳優ソ・イングクが、「38師機動隊」を通じて信じてみる俳優に成長した。
OCNの金土ドラマ「38師機動隊」が、6日に終映した。OCNの開局以来最高の視聴率を記録して華麗に幕を閉じた「38師機動隊」は、ドラマ自体の人気だけではなくチャンネルまで成功に導いた。
その中心には「信じてみる俳優」ソ・イングクがいた。毎回たいへんな好評で「ゴット・イングク」というタイトルまでついたソ・イングクが残したものを振り返ってみた。

ソ・イングクの残した1番目のものは、「ジャンル不問の消化力」を証明したことだ。「38師機動隊」に出会う前から「ジャンルの消化剤」という修飾語がついたりしたソ・イングクが、痛快な詐欺ドラマのジャンルを彼の独特なカラーで完ぺきにこなした。ソ・イングクといえば思い浮かぶのが、特定のジャンルを選べないほどに多彩なジャンルをこなしてきた俳優だということだ。彼は、青春物(2012、tvN「応答せよ 1997」)、ロマンチックコメディー(2014、tvN「高校世渡り王」)、時代劇(2014~2015. KBS2「王の顔」)、捜査心理ドラマ(2015、KBS2「君を覚えてる」)など、幅広い演技のスペクトラムを公開してきた。

さらに勢いをつけて、9月のMBCドラマ「ショッピング王ルイ」を通じてサバイバルロマンスジャンルで帰って来る。ソ・イングクという名前だけでもときめくと期待されている。
「ゴット・イングク」と言えば、忘れてはいけないのが、いわゆる「ブロマンス」と言われる男同士のコンビだ。男優とのコンビだけでも十分にときめきを与えて、「ロマンスなしでもときめかせてくれる男」と評価されるほどだ。「38師機動隊」で、ソ・イングクの男同士のコンビは愉快でありながら深い感動を与えた。特にマ・ドンソクとの「トムとジェリー」のようなリズム感にあふれた雰囲気と義理堅い友情を公開して、弟のようなキュートな魅力と男らしいたくましい魅力を同時に披露した。

さらに、ソ・イングクが「ゴット・イングク」になった決定打として「演技力」が挙げられる。「脳までセクシーな詐欺師」というキャラクターと200%溶け合って視聴者までだましてしまほどの演技を公開して、名実共に「ゴット・イングク」を完成させた。詐欺師から続けざまに他の人物に変貌するソ・イングクの姿は「1人多役」と言ってもいいほどに様々に変化した。
特にマルチ商法の事業家に扮して釜山なまりで視聴者まで引き込むような演説を見せた時には、一緒に演技した俳優さえ鳥肌が立ったという。ハン・ドンファ監督もソ・イングクの演技について「神がかり的な力があるのではないかと思うくらいに上手い。次の作品でもう一度息を合わせてみたい俳優だ」とほめたことがある。

2016.08.11