ソン・シギョン、2年ぶり日本で単独コンサート開催!!

 

「バラードの貴公子」と呼ばれ、その甘美な歌声で多くのファンを持つソン・シギョンが、12月9日・10日、東京渋谷・Bunkamura オーチャートホールにて2年ぶりに日本でコンサートの舞台に立った。

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ブルーのジャケットと黒のパンツで颯爽と登場したソン・シギョンは、<さよなら僕の愛>でステージの幕をあけた。 大きな拍手で迎えられ、「お帰りなさ~い」と声がかかると、「みなさん、お久しぶりです。会いたかったです。恥ずかしい・・・。」と少しはにかみながら挨拶し、「信じてもらえないかもしれないけど、すごく緊張しています。

こんなにたくさんの方が来てくれてとても嬉しいです。」と微笑みながら気持ちを語った。 「僕の歌は、別れの歌や悲しい歌が多いので、雰囲気が静かになってしまうけど、大丈夫ですか?・・・でも、僕はそういう歌が好きです。(笑)」と声をかけると、会場からは「同じよ!」といわんばかりに、拍手が送られた。

 

ソン・シギョン

今回のコンサートは3部構成になっていて、1部は、久しぶりのシギョンのパワー全開。<いいのに>では、「チョウルテンデ~」の掛け声もバッチリで、会場のファンとの息もピッタリ!

<サボテン>や<パラム、クデ(風、君)>など、シギョン自身もお気に入りの曲、歌った後にとても心が痛くなってしまうほど、気持ちが入ってしまうという<その場所、その時間に>などをじっくりと歌い聞かせた。

2部は、ちょっとオシャレに、少し大人っぽいジャズやPOPな曲を選曲。ジャズナンバー<It had to be you>からスタートし、<Desperado>や<Field of gold>などをロマンティックに歌い上げた。

マイケルジャクソンの<She’s out of my life>は、マイケルのそれとは趣きが違い、すっかり自分のものとして歌ってしまう一流さを見せつけた。

ソン・シギョン

3部は会場のみなさんが楽しむようにと曲を選び、まずはおなじみのバラード<コリエソ(みちで)>を披露。「歌は演じる事」と語るシギョン。

<オオ、サラン>では、ステージの一番前で腰掛け、語りかけるように優しく歌った。 そして次に、<僕たちなかなかお似合いだね>の楽しいナンバーで大いに盛り上がり会場は総立ちに。

<ミソチョンサ(微笑天使)>で、頑張ってダンスも披露し(笑)、会場のボルテージはMAXになった。 また、ゲストとして事務所の後輩の、ソ・イングクが出演。ソ・イングクは、韓国のスター発掘番組『スーパースターK』で、第1回目オーディション70万人以上の中から見事1位になった実力の持ち主。

デビュー曲<プルンダ(呼ぶ)>と<サランヘユー>を歌い、さらに会場を盛り上げた。

今回、シギョンは最初から通訳なしで、日本語でトークを続けた。かなり日本語を猛特訓したのかと思ったら、自分の伝えたい事を2~3ヶ月前から全て覚えたという。その意気込みは通訳の人も驚いていた。 そして、ラジオDJのペ・チョルスからも温かいメッセージが送られ、軍除隊後ラジオ放送初出演した時のことを、「2年ぶりの彼は、まるでさっきトイレから戻ってきたかのように帰ってきた。」と変わらないままの姿を伝えた。

シギョンは「変わったこともあります。ステージとファンのみなさんに対する懐かしさが、僕を少しだけ変えてくれました。好きな歌を歌えるということが、もっと好きになった。2年間のブランクがあったにもかかわらず、こんなにもファンの皆さんが応援してくださって、本当にありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えた。

アンコールを含め全20曲を歌いきり、最後の最後までファンへ手を振り続けてステージをあとにした。

変わらぬ笑顔と歌声、いやさらに魅力的になったソン・シギョンの次なる再会が待ち遠しい。

ソン・シギョン公式サイト>>>

2010.12.22