「イベントレポ」EXOの理由ある自負心、新記録の製造は続く

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「大韓民国どこに行ってもこんなコンサートないですね。」

EXOの自信と自負心。4年連続で大賞とダブルミリオンセラーなど、活動ごとに新記録を立てて「新記録製造器」というタイトルまで得たEXOが、今回は単独コンサートを通じて新しい記録を立て始めた。 「EXOPLANET #1 - THE LOST PLANET」、「EXO PLANET #2 - The EXO'luxion -」の後に続く、この3度目の単独コンサート「EXO PLANET #3- The EXO'rDIUM」を通じてだ。

「The EXO'rDIUM」は、歌手の単独公演史上初の体操競技場での6回目の公演という点と、視野制限席まで全席を完売させて8万4000人の観客を動員したという点で、早くから関心を集めてきた。EXOもこのようなファンの熱い関心と愛に肯定的に応えるために、再度、過去最高の公演を完成した。

EXOは、この公演のために以前とは違った雰囲気で構成された37曲のセットリストや、大型移動式スライディングLED、3階の客席を包み込むような長さのLED、レーンカーテンなどの豪華な舞台装置、デビューの時から続いたメンバーの超能力の世界観を利用したオープニングとブリッジ映像など、多彩な見どころと楽しみを準備した。

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EXOの華麗なパフォーマンスの中心を担当するカイが前日の公演によって足首に負傷をしたため、メンバーと一緒にステージに立つことはできなかったが、「EXOの人数が、何の理由も無しに多いのではありません」と言って、ファンを安心させたベクヒョンの言葉のように、公開されたパフォーマンスからは欠点を探すことができないほどだった。カイの不在が感じられないほどに彼の余白を完璧に補った、ダンスラインであるセフンとレイの活躍のおかげだ。

今まで公開されなかったステージでいっぱいのセットリストも格別のスケールだった。「MAMA」と「Overdose」、「LOVE ME RIGHT」、「Monster」、「Lucky one」と、デビュー当時から現在の3rdフルアルバムまでのタイトル曲や、音楽放送では見られなかったアルバム収録曲とリミックスや未発表曲など、豊富なステージが3時間30分を退屈するひまなしに満たした。

特に、降りしきる雨の中で公開するパフォーマンスが引き立った「White Noise」と「One and Only」を活用したセクシーなパフォーマンスを公開してファンから一番熱い反応を得た「Artificial Love」、クラブタイムで全員を立ち上がらせた「Full Moon+Drop That+EXO keep on Dancing+Let Out The Beast」と、一瞬も目をはなすことができなかった。

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もうデビュー5年目になってもユニット結成の知らせがなかったEXOは、このコンサートでシウミン、チャンヨル、セフンのユニットステージを通じて完全体とはまた違った魅力を公開した。3人のメンバーは強烈なヒップホップビートの「Do It Together」を通じてカリスマと独特な存在感で今後のユニット結成に対する期待を高めた。

公式ファンクラブ「EXO-Lに向けたEXOのスペシャルなファンサービスも忘れることはできない。オープニング当時から、ファンと友達のように嬉しくあいさつを交わしたEXOは、ステージ中間のトークタイムにも「今日は、皆さんとステージの話をしてみたいです」と言って、ステージに対するファンの意見を尋ねるという優しさを発揮した。また、公演初盤と後半には移動装置に乗って、本ステージとは比較的距離が遠い3階の観客を直接訪ねて、より深いコミュニケーションを試みた。

この日のコンサートを追えて、リーダーのスホは「このコンサート『The EXO'rDIUM』がEXOのまた新たなスタートではないかと思います。『Monster』をはじめとして今年も熱心に活動するのでこれからもたくさんの愛と声援をお願いします。今年一年、後悔しない一年になるように熱心に音楽とステージに臨みます」という抱負を明らかにした。彼の言葉のごとく、EXOは相変らず現在進行形だ。自信にあふれているが、謙遜さを失わないで常に成長を続ける9人の、次の目標は何だろうか。

2016.07.26