先日、K-POP界を代表するガールズグループ「少女時代」の1年ぶりとなるカムバックミニ・アルバム「Mr.Mr.」の楽曲配信がスタートした。
ミュージックビデオのデータ破損や音源流出などのアクシデントに見舞われながらの音源公開だった。早速、韓国では各種音楽配信チャートの「1位」はもろちん、上位ランキングを独占しており、予想通りの話題性と結果を残している。
では、ここで一度音源公開(楽曲配信開始)前後の状況を振り返ってみよう。
まずは、日本のiTunesなどでの音源流出事故だが、「少女時代」の所属事務所「SMエンタテインメント」がこれに気づいたのは前日の夜12時頃だという。
ただでさえミュージックビデオのデータ破損事故に頭を悩まされていた同社は、まさに「パニック状態」に陥ったかもしれない。
これを受けてSMエンタテインメントは24日正午の発表で、新作「Mr.Mr.」の配信スタート時間をその日の「午後5時」とした。
ミュージックビデオの復元作業も終わっていない状況で強いられた「緊急対策」と思われる。
配信スタートの5時間前に行われたプレスリリースだった。
すると、韓国のポータルサイトのトップページは、「少女時代」関連の記事で埋め尽くされることに。
同時に27日のCD発売や、3月6日に韓国のエンタテインメント専門チャンネルMnet の「M! Countdown」で予定されているカムバック・ステージにも高い関心が寄せられた。
一方で、「少女時代」メンバーのサニーは、自身のSNSで楽曲配信時間を知らせると同時に、「『少女時代』は大人数グループで海外活動も多いので、日々たくさんの方々と色んな作業をしています。時には思わぬところで事故が起きたり不本意なトラブルが発生したりするのです。でもこのような事故が起きるのも『少女時代』が成長していく過程の1つなので、大目に見ていただけると助かります。」とグループを代表してコメントした。
そして、午後5時に世界各国で「少女時代」ミニ・アルバムの楽曲配信が始まると、韓国はもちろん、アジアやヨーロッパの一部の国でもiTunesの100位以内にランクインする好成績。
このカムバック結果にホッとしたのか、この日の夜にはメンバー全員が集まってワインとスイーツを口にする写真が公開された。
トラブル続きの緊迫した状況の中で迎えたカムバックアルバム「Mr.Mr.」の「音源公開」だったが、そのクオリティーだけはファンの期待を裏切っていないと言える。
6曲収録のミニ・アルバムだが、タイトル曲「Mr.Mr.」以外にも、バラード、ポップス、エレクトロニクス系の良質な楽曲が散りばめられているのだ。「Goodbye」、「Wait a Minute」などは、タイトル曲に負けないボリューム感で、“一聴”の価値あり。後日公開されるであろうミュージックビデオにも大いに期待したい。