デビュー7年ぶりにチームが変化を迎えた。おない年が半分以上なので本当の兄弟のように呼びあった彼ら、BEASTのことだ。強固に6人で成り立ったチームが、メンバーのチャン・ヒョンスンの脱退で5人になった。
一瞬にして決定された変化ではない。メンバー同士ずいぶん前から話し合い、会社側とも会議や相談を繰り返した結果だ。 結局兄弟のようだった6人は『音楽的な見解の違い』を理由に4月に別れた。
メンバーたち間の不和というよりは音楽的な違いをお互いに認めたBEASTだ。そのため今までBEASTの音楽を作って来たメンバーでありプロデューサーのジュンヒョンとしてはもっと多くことを感じたことだろう。
彼の悩みは、3rdフルアルバムが発表される頃SNSにそっくり表れていた。「数えきれないほど悩みながら回らない頭を責めまくって大きな心配と申し訳ない思いを混ぜてみるといつのまにかアルバムが完成されました」というコメントを掲載した。
特に彼は「不足だとおっしゃればもっと努力しますし、気に入ってくださればとても嬉しいです。様々な思いが絡み合う夜です」というメッセージを加えてファンを胸を切なくした。
デビュー初期にBEASTは、新沙洞の虎の曲で活動しながら人気を集めた。デビュー曲「BAD GIRL」 をはじめとして「Mystery」、「SHOCK」、「Breath」、「FICTION」など強烈なパフォーマンスと男らしさにあふれたステージが深い印象を残した。
そのうちにジュンヒョンが作曲に力を入れ始めて徐々にBEASTのカラーも変わって行った。2012年「Midnight-星を数える夜」から始まって「大丈夫かい?(Will You Be Alright?)」、「I'm Sorry」、「Shadow」、「No More」、「GOOD LUCK」、「12時30分」など感性グループに成長した。
ジュンヒョンが作曲家キム・テジュとプロデューシングチームGood Lifeを作って多彩なBEASTのカラーが完成された。深い感性のバラードはもちろん「YeY」、「We Up」などウィットのある愉快なジャンルまでこなすようになった。
メンバーが年を取るに連れて、作曲家とプロデューサーが変わって、自然にBEASTのカラーも新しくなった。その中心にジュンヒョンがいたわけだ。チャン・ヒョンスンの離脱で5人組みになった後も彼は音楽的な悩みを繰り返した。
これに関してジュンヒョンは「プロデューシングが新沙洞の虎から僕に変わった時期が、僕にとって一番つらくて負担が大きかった時です。BEASTはいいグループなのにプロデューサーが変わってうまく行かなかったらどんな言葉よりつらいですから」と率直に語った。
続いて彼は「自分としてはうまく乗り越えたと思います。今までアルバムを作りながら僕ひとりでしたのではなくてメンバーが手伝ってくれたからうまく出来ました。満足してこの位置に留まるよりはもっと良い音楽を作るために努力します」と決意を固めた。
BEASTの今回の3rdフルアルバムのタイトルは「Highlight」だ。音楽人生のハイライトを迎えたBEASTであり、ジュンヒョンだ。