「音楽で結ぶ世界 Global Peace with Music 2010」で シン・スンフン、西村由紀江、オク・ジュヒョンの夢のコラボレーションが実現!!

今年でデビュー20周年を迎える「バラードの帝王」シン・スンフン。日本での活動も5周年を迎え、これまでも多くのライブを行ってきた。

今回はピアニスト・西村由紀江、ミュージカル女優・オク・ジュヒョンとのコラボレーション!観客の期待も高まる中、幕が開いた!

オク・ジュヒョン

最初に登場したのは、韓国ミュージカル界の女王・オク・ジュヒョン。

女性ボーカルグループのメインボーカルから転身し、今やミュージカルには欠かせない存在となった。

今年は文化芸術大賞のミュージカル俳優大賞も受賞。
 

1曲目は日本人にもなじみ深いミュージカル「キャッツ」から「メモリー」。

歌い出しからその美しく迫力ある歌声にすっかり圧倒された。オク・ジュヒョンは実に表情豊かに歌い、客席はただ静かに聴き入っていた。

オク・ジュヒョンは「傷ついた人は歌で癒すことができると思います。今日はみなさんと一緒にそんな気持ちで歌いたいと思います」と語り、引き続き「Once upon a dream」(ジキル&ハイド)、「When whole world was mine 」(モンテクリスト)を披露し、包み込むような歌声で、観客を物語の世界へ引き込んでいった。

最後は演じる役のままに涙を流し力強く歌いあげ、客席からの拍手喝采を受けた。

また、シン・スンフンとのコラボでは、ミュージカル調でデュエットし、素晴らしいハーモニーを披露した。

オク・ジュヒョンはシン・スンフンに人形の振り付けを即興で指導し、一生懸命に振りを覚える姿に会場は盛り上がった。
 

次に登場したのはピアニスト・西村由紀江。シン・スンフンの「My Love」を演奏。繊細でみずみずしい音を響かせ、語りかけるような優しいメロディーで観客を魅了。

演奏後に客席からの大きな拍手を浴びた西村は「お客様があたたかいです!」と大喜び。

「今日はシン・スンフンさんの女性ファンの方が多いから、女性のピアニストなんて…『けっ』と思われたらと(笑)」というユーモアたっぷりのコメントに、会場には笑いとさらに大きな拍手が沸き起こった。

 
その後、子供の頃に好きだったという「サウンド オブ ミュージック」のメドレーとクラシックのメドレー、新曲「Piano」をできたての映像とともに披露。

西村が続いてオフコースの「言葉にならない」を弾きはじめると、そこにシン・スンフンが登場し、会場は拍手喝采の渦に。

静かに歌い出すと客席は一気に静まりかえり、その声に耳を澄ませた。澄んだ高い声で歌いあげ、その歌声は感動で鳥肌が立つほどだ。

会場はいつの間にかペンライトの青い光であふれ、西村の優しいピアノとシン・スンフンの一人一人に語りかけるような歌声が、時折お互いに呼吸を合わせるように重なり、見事に溶け合って、美しいコラボレーションを見せた。

 Global Peace with Music 2010

引き続き、シン・スンフンの名曲「I believe」の最初のフレーズの歌声が響くと会場は大拍手に沸いた。 西村は「シン・スンフンさんのエネルギーに引っ張られるようにピアノを弾くことができました」と、そして彼のエネルギーの源は「ものすごく良く食べるし、良く飲む」ことだと言って「大阪公演の打ち上げの時に、大皿をほとんど一人で平らげてました」と意外なエピソードを披露。

 
そして「シン・スンフンさんは音楽に情熱を傾けている人です。ご自身が『僕は音楽に人生を傾けすぎて婚期が遅れた』と言っていましたが、そうかもしれないなと思いました(笑)」という西村のコメントにはシン・スンフンも苦笑いしながらうつむいて日本語で「そうです…」と答え、これには会場も大爆笑に。

シン・スンフン 西村 由紀江

シン・スンフンのソロステージになると、いつもの通訳のチャンさんが登場し、シン・スンフンとまるで掛け合い漫才のようなやり取りで進行。

そのコンビネーションの良さには会場からもたくさんの笑いが起こった。話は今回のミニアルバムに収録した日本語の歌について。会見でも言っていたがやはり一番苦労したのは発音だったそうだ。
 

「新曲は適当に歌ってもわからないけど(会場は爆笑)、日本語の歌はみなさんが歌詞をよく知っているから間違えられない」と。そして歌い出した「SWEET MEMORIES」は、シン・スンフンのコメントが嘘であったかと思うほど見事な発音で、またそれ以上に驚いたのはアコースティック調のシン・スンフンスタイルにアレンジされた曲はまるで彼自身の曲であるかのように自然に心地よく響いてきたことだった。とても味わいのある、切なくなる歌声に、すっかりシン・スンフンワールドに引き込まれてしまった。

シン・スンフン シン・スンフン

また、曲の間には大学時代にデートでギターを持って冬山に登り、歌い終えた後に彼女が凍えた手を温めてくれたという初めて手をつないだ話など、曲にちなんだ様々なエピソードを面白可笑しくユーモアたっぷりに話して、観客を盛り上げた。また、ドラマや映画の曲を作ることでも有名だが、今撮影中のRain主演の曲のメロディーを披露したりサービス精神は今回も旺盛だ。
 

その後も「Try to remember」「Love of Iris 」、そして最近、日本でヒットし、彼の母親もすごく気に入っているという「また君に恋してる」を歌いあげた。 その後のステージでは、ガラリと雰囲気が変わりアップ・テンポの曲へ。観客も静かな雰囲気からオールスタンディングで一気にヒートアップ!

ステージも会場も一体となり、歌って踊って会場は大盛り上がり!全員が隣の人とハイタッチをして楽しい雰囲気は最高潮に!
 

「バラードの帝王」と言われるシン・スンフンだが、ポップな曲もすべてこなせる歌の素晴らしさはもちろん、すべての観客を楽しませ、あたたかい気持ちにさせるステージを作り出す彼はまさに「エンターテイメントの帝王」と言っても過言ではない魅力たっぷりのステージを見せてくれた。
 

最後に三人のコラボレーションを披露。「You Raise Me Up 」を西村の演奏に合わせ、シン・スンフンとオク・ジュヒョンがハーモニーも見事に歌い上げ、会場は割れんばかりの歓声と拍手で溢れた。

Global Peace with Music 2010 Global Peace with Music 2010

シン・スンフンはステージの最後に、「日本にはあまり来られないから、来た時にはもっともっと歌わなきゃと思う」「今日自分はベストを尽くしたのか?と考えます」と伝えた。そして「20年間歌っていてわかったことが一つあります」と「歌はみなさんの心まで届かないといけない」「今日歌った中で一曲でもみなさんの心まで伝えられたら、それ以上歌手として幸せなことはないと思います」と感謝の気持ちを込め語った。
 

20年間トップを走り続け、今なお多くのファンを持ち続けるシン・スンフン。ベテランでありながら、常に新鮮で、歌声が心に深く静かに伝わってくるのは、彼自身が常に音楽に対し、日々謙虚な気持ちで真摯に向き合っているからなのだろう。

 
シン・スンフンの人を大切にする人柄と音楽への姿勢に引かれて人が集い実現できた今回のイベント。素晴らしい才能がお互いを高め合う見応えのあるステージであった。

2010.09.22

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