「取材レポ」ヒョンビン　バレンタインデーに来日！5000人のファンと感動の再会！「HYUN-BIN Japan Premium Event 2014 ～再会～」大盛況！

韓国はもちろん日本をはじめアジア各国で絶大な人気を誇るヒョンビンが14日のバレンタインデーに来日。

翌15日(土)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて「HYUN-BIN Japan Premium Event 2014 ～再会～」を開催、ファンと感動の再会を果たした。

前日からの大雪で首都圏の交通機関も大きく乱れ、客足も心配されたが、当日は3階まで埋め尽くすファン5000人が集結、改めて彼の人気の高さを証明した。

3年10か月ぶり、除隊後初の日本でのファンミーティング開催ということで、オープニングでスクリーンにヒョンビンの映像が映し出されると会場の期待感はMAXに。

一段高いステージからゆっくりと白いスーツ姿のヒョンビンが姿を見せると、この日の再会を心待ちにしていたファンたちの大歓声と大きな拍手が場内を埋め尽くした。

ヒョンビン自身もファンとの再会を喜ぶように1階、2階、3階と会場をゆっくりと見渡し、「やっと、このようにみなさんとお会いすることができました。とても、とても会いたかったです。お会いできて、とてもうれしいです」とあいさつ。

「今日は大変な天気のなか、この会場に来られるまでとても大変だったと思います。みなさんが大変な思いで会場に足を運んで下さった分、僕もみなさんと素敵な思い出を作っていきたいと思います」とファンを気遣い、イベントへの意気込みを示した。

「久しぶりの再会なので、“再会”をテーマにみなさんと一緒に“旅”をする時間にしたいです」と『ヒョンビンワールドツアー』がスタート。

ツアーのスタートはライブから。

ドラマ「チング～愛と友情の絆～」のOSTから「僕のものにならない君」を歌唱、会場に響くその甘い歌声にファンはうっとりと酔いしれた。

「Merry You」では軽快なテンポに合わせリズミカルに歌うと途中、サイン入りのカラーボールが入った籠を手に見事な投球フォームで客席へプレゼント。

ヒョンビンは歌とサインボールというダブルプレゼントで5000人のファンを沸かした。

「歌詞がとても良いのでみんなに聴いてもらいたいという思いで歌いました。歌詞にあるように、いつでもみなさんと思い出を共有する間柄でいたいと思いを込めて…」とバラード曲「昔の愛」を情感たっぷりに歌い上げた。

トークコーナーではMCから俳優ヒョンビンの魅力に迫るべく、次々に質問されると真摯な姿勢で応えるヒョンビン。

出演作品はシナリオを基準に決めているという「シナリオを読み、自分自身が面白いと感じ、（この役を）やりたいという思いがないとみなさんに楽しさや雰囲気が伝わらないと思います」とし、役作りについても「セリフを覚える前にまず演じる役の外見作りから。そして次のステップとして、人物の職業や話し方などを考え、ひとつひとつ積み上げていきます」と語った。

演じる役柄の切り替えは早い方だというヒョンビンだが「以前、ドラマ『チング』の撮影後に化粧品のCMを撮ったのですが、現場で“瞳に殺気を感じる”と言われて…。少し間をおいて撮り直したことがあります(苦笑)」とエピソードを明かした。

俳優としてどんな時に喜びを感じるか尋ねると「演じている時や撮影している空間がとても好きです。僕が演じ、表現したものが視聴者や観客のみなさんに感じてもらえるということ、感情が誰かに伝わり、受け止めてもらえるということがとてもうれしいです」と笑顔を見せた。

そんな俳優ヒョンビンの次回作は時代劇に初挑戦した映画「逆鱗（原題）」。

韓国で5月に公開予定の本作は実話をベースに朝鮮王朝の第22代目の王の暗殺事件の陰謀を描いている作品。

後ろ姿だけで王の強烈なカリスマ性を感じると韓国で話題を呼んでいる予告映像が会場に流れると、ヒョンビンの鍛え抜いた背中がスクリーンにクローズアップされると会場からはどよめきが。

「王様があんなにすごい体をしてるとは思いませんよね（笑）」とハニカミながら「実はシナリオに“こまやかな背中の筋肉”という一行があったので。撮影の直前まで3～4か月トレーニングし、食事制限も1か月半しました」と撮影秘話も披露した。

映画の撮影中、応援の横断幕やコーヒー、食事のケータリングなど韓国、日本はもちろん世界中のファンから差し入れが届き、たくさんの愛を受けたという。

「僕自身も元気が出て、力をもらいましたし、スタッフも喜んでくれました。この場を借りてファンのみなさんに感謝致します」と深く頭を下げた。

スクリーンにバレンタインデー当日の14日の羽田空港に到着後、スタジオに直行し手作りチョコレートにチャレンジするヒョンビンが映し出されると会場は大喜び。

最後の仕上げは会場でファンの前でと、ピンクのエプロン姿のヒョンビンは一生懸命にデコレーション。

ヒョンビンのイニシャル“HB”を入れて6個のチョコレートを完成させると「チョコレートは買って食べるべきものだと思いました。本当に恥ずかしいです」と苦笑い。

プレゼントの抽選方法もヒョンビンのファンへの愛が感じられる方法で行われた。

さらに、彼が着用していたエプロンもサプライズでプレゼントすることに。

「日本には何度も来ていますが雪が降るのを初めて見ました」と日本でホワイトバレンタインデーを体験したヒョンビンだがファンといっしょに過ごしたこの日は最高のバレンタインデーになったに違いない。

さらに特別な思い出を作ろうとヒョンビンがCM監督になり会場のファンと一緒に“ヒョンビンCM”を制作。

「いっしょに盛り上げてくださりありがとうございます。この撮影しているシーンが頭に残って忘れることができないと思います」と感謝と喜びの言葉を伝えた。

3年10か月ぶりの“再会”ということでヒョンビンに直接質問できる『おしえてヒョンビン』コーナーも準備された。

抽選で選ばれたラッキーなファンたちだが緊張してなかなか質問が出てこない。

そんなようすを見守っていたヒョンビンからは逆質問でファンを和ませる優しさが伺えた。

最近見た映画はハリウッド映画の「バトラー」と以前共演したチョン・ジェヨン、ハン・ジミンが出演した映画「プランマン」だという。

最後に「軍隊に行く前と後とで、気持ちの変化はありましたか？」と記者顔負けの質問も飛び出すと会場は大盛り上がり。

「記者の方ではないですよね？（笑）色々な変化がありました。考え方も変わりましたし、視野もだいぶ広がった気がします。最新作の『逆鱗』はそんな視野の広がりの影響を受けた作品になっていると思います。軍隊には年齢を経て行ったので、自身のいろいろなことを振り返る時間になりました。男にとっては、（軍隊に）行くことで良い意味もたくさんあるのではと思いました」と真摯に答えた。

「正直、どんな質問が飛んでくるか緊張していました。みなさんは、先生から指された生徒のように緊張してなかなか質問できなかったみたいで申し訳なかったです。でも、僕にとってはこうして会話ができる時間は本当に大切で、とてもうれしいことです。長い間、みなさんとこうした時間をもつことができなかったので…とてもうれしいです」と感想を伝えると会場は大きな拍手に包まれた。

スタイリッシュなスーツで再び登場したヒョンビンはドラマ「シークレット・ガーデン」OSTから「その男」を披露、拍手喝采の中、完成したCMを鑑賞し『ヒョンビンワールドツアー』が終了。

「みなさんとお会いするのは3年10か月ぶりになります。長い間、待っていてくださって、本当にありがとうございます。ずっとみなさんにお会いしたかったので、ようやくお会いすることができて本当にうれしいです。今日は足元の悪い中、たくさんの方が来てくださり本当にありがとうございます。そして僕と一緒に共感し、交流してくださり、今日はとても素敵な思い出を作ることができました。みなさんにとっても良い思い出になってくれたらうれしいです。次回お会いする機会があるかもしれませんが、先に素敵な作品でみなさんにお目にかかれるように頑張りたいと思います。これからも良い作品でみなさんと向き合っていける俳優になるように努力を続けて行きたいと思います。本日は心から本当にありがとうございました」とステージの中央、右、左と頭を下げ、最後は感動で目を潤ませながら「ありがとうございます。そして…愛してます」と丁寧にお辞儀をして、階段を上がり、ゆっくりと手を振りながらステージを後にした。