韓国SBSで6月14日に放送が終了した『テバク』。韓国の視聴者たちの感想を交えながら、改めて『テバク』が駆け抜けた3か月を振り返る。
テギル役はまさにテバク(大当たり)だった!!
チャン・グンソクにとって8年ぶりの時代劇となった『テバク』。そんなブランクを感じさせないほど、彼が演じたテギルは新しい姿を見せてくれた魅力的な役だった。
チャン・グンソクはテギルの繊細な感情の機微を見事に表現したと思えば、迫力あるアクションシーンをサラリとこなし、さらには本物のヘビに食らいつらいたりもしている……。
まさに、捨て身の覚悟で撮影に臨んでいたのだ。
チャン・グンソクが魅せた新しい姿は、新たなファン層の獲得に繋がったはずだ。
テギルに魅了されるファンが続出
実際、韓国の本放送を見ていた視聴者の中には、テギルを通してチャン・グンソクの魅力を再認識したという人も多い。韓国ネット民の反応を見てみよう。
「完璧にテギルとして生きたチャン・グンソクが素晴らしかった。演技が本当に上手!」
「テギルにドップリ浸かった3か月。テギルとさよならするのが惜しい」
「ペク・テギルから目が離せませんでした。チャン・グンソクかっこいい」
もちろん、これらのコメントは数ある称賛の声の一部だ。しかし、これだけ見ても、チャン・グンソクにとって『テバク』出演はまさに“テバク(大当たり)”だったことは間違いない。
実際、チャン・グンソクにとっても本作は特別な思いがあったことは間違いない。彼は放送終了後に次のような所感を残している。
「この作品を通じて、私がなぜ俳優をやっているのかに対する理由を見つけることができました。現場で、若い俳優の方々だけではなく、尊敬する先輩の多くに指導を受けることもできました。共に楽しく作っていくことができて幸せでした。今まで『テバク』を見守ってくださった多くの方々に感謝を申し上げます」
3か月の間、主演として作品をリードしたチャン・グンソク。兵役の関係上、次回作を見るのは当分先になりそうだが、さらなるパワーアップした姿に期待したい。
韓国視聴者たちの暖かいメッセージ
韓国での放送を終えて、本放送を見ていた多くの韓国ネット民からもコメントが寄せられている。一部を紹介しよう。
「時代劇には特に関心がありませんでしたが、『テバク』は退屈しないで見ることができした。皆さま、お疲れ様でした」
「『テバク2』が出来たらいいですね。このドラマは、何か急いで終わった感じがして惜しかったです」
「本当に面白く見ました。終わったのがとても惜しいです。『テバク』最高!」
「とても惜しいです。『テバク』を見ながら、一週間を過ごしていたので……。これからどう過ごせばいいのか心配です。製作スタッフの方たちも皆さん苦労が多かったことでしょう」
このように、韓国ネット民からは、ドラマ終了を惜しむ声が相次いでいる。韓国では、当分“テバク・ロス”が続きそうだ。
一方、俳優たちや製作スタッフを慰労する声ばかりではない。
脚本・演出に関する不満や、一部俳優たちに対する演技力不足は、最終回を迎えた後も聞こえてくる。すべての視聴者を満足させられる作品を作るのが難しいのは確かだ。しかし、ここまで批判の声が聞こえることには、製作スタッフ一同は肝に銘じてほしい。
文=ロコレ編集部
コラム提供:ロコレ
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