2013年3月22日、横浜大さん橋ホール「シングル『Deucer』リリース記念記者会見
除隊後に、自分を温かく待っていてくれたファンへの感謝の気持ち
「日本のファンの皆様には本当に大きな感動をいただきました。今回のファンミーティングを通して皆様にも一緒に楽しんでいただき、活動的な姿を見ていただいたということで、僕の心に残る熱いものがありました。今まで僕のことを待っていてくれた温かい気持ちと情熱と力が伝わりました。これからも立派な姿をたくさんの人に見せられるようにがんばりたいと思いますし、皆様が僕に与えてくれた力をお返ししていきたいと思います。いつも日本のファンの皆様に感謝していますし、皆様に『愛している』の言葉を伝えたいです」
◆解説
除隊後の記者会見での言葉。“女より美しい男”の愛称は、相変わらずであったのだが、そこに加味され、たくましさがプラスしていた。イ・ジュンギの言葉には、力みなぎるものが感じられた。兵役期間の経験が、これからの彼の力になるのだろう。今後の活躍がとても楽しみだ。
2012年12月9日、東京・渋谷のNHK放送センターで、韓国時代劇「太陽を抱く月」の特別番組収録と記者会見
ペ・ヨンジュンとの師弟愛秘話
「このドラマが放送されているときは、1話から最終回まですべて見て、(ペ・ヨンジュンさんが)感想を述べてくださいました。その日の放送が終わるとメッセージが届くんです。『このシーンは、とても良かったよ。このシーンは、ちょっと残念だったね。この表現は、とても良かったよ』、というふうに伝えてくださいましたので、本当にうれしかったです」
◆解説
ペ・ヨンジュンとは、同じ事務所の先輩と後輩。キム・スヒョンがペ・ヨンジュンのことを語るときの目の輝きは、師弟愛の強い絆を感じさせられた。また、ペ・ヨンジュンが彼のことを気にかけていることがわかるエピソードだ。同時に、チェックされていることによって、かなりプレッシャーだったことも明かしていたが……。
2012年6月9日、NHKみんなの広場。「王女の男」日本放送記念に放送された「BSコンシェルジェ」公開収録
「王女の男」に出演が決まり、歴史を勉強したことについて語った
「歴史に関する質問はときに難しくなりがちですが、やはり興味深い面も多いと思います。(中略)日本と韓国にかぎらず、あるいはどの時代にかぎらず、またいつでもある話だと思います。この『王女の男』では、首陽大君(スヤンデグン)と金宗瑞(キム・ジョンソ)の格闘から始まって、その子息たちが本当につらい思いをして格闘に巻き込まれてしまいます。そういう歴史を知ると、胸が痛みますね」
◆解説
この日、ムン・チェウォンは終始にこやかな表情を浮かべながら、ファンとの交流を楽しんでいた。彼女が主演した「王女の男」は実在の王位簒奪事件をベースにオリジナル要素を加えて作られた作品である。ムン・チェウォンは、作品に取り組むときは事前準備を怠らないことで有名。この日もしっかりと歴史の勉強を行なっていたことを話して、歴史上の悲劇に心を痛めていたことを教えてくれた。彼女が浮かべる真剣なまなざしは、政争に翻弄される悲劇のヒロインのイ・セリョンそのものだった。
2013年6月7日、丸の内ピカデリーで映画「君だけに」の舞台挨拶
映画を通して恋愛について述べた
「“恋愛”という言葉は非常に美しい単語です。しかし、愛をするためには相手に対する思いやり、そして苦痛や犠牲がともなうことだと思います。そのようなものすべてが恋愛ではないでしょうか。それが力になって恋愛をリードしてくれると思います」
◆解説
いつもクールなソ・ジソブ。この日も、スーツに水玉のネクタイと黒縁の眼鏡という出で立ちでの舞台挨拶。一見、恋愛を語るような雰囲気ではないが、真剣な眼差しで映画「君だけに」の作品に絡めて“恋愛”という大切な言葉の意義性を語っていた。そのクールな表情から語られた言葉が、やけに重みを感じた。
2013年3月24日、東京・台場のZeppダイバーシティ東京で、パク・シネのファンミーティングが開催された
イベントの最後にファンに向けた言葉
「今日は1年ぶりに単独ファンミーティングを通じて、みなさんにご挨拶をすることができました。デビューをしてから10周年ということで、こうした長い時間を一緒に過ごすことができたということは、本当に楽しかったと思います。いつも愛してくださって本当にありがとうございます。私は私自身が幸せでなかったら、何かを演じたとしてもみなさんが幸せになってくれないと思います。ですから、まずは私自身が幸せになります。そして、よりよい演技ができる女優になりたいと思っています。私にいたらない点があったとしても、これからも見守ってください。そして、これまでもみなさん変わらない愛をくださって本当にどうもありがとうございます」
◆解説
「美男<イケメン>ですね」で、大ブレークしたパク・シネ。この日のイベントでは、爆笑トークあり、日本語と魅力的なダンスによるAKB48の「ヘビーローテーション」などを披露して終始ファンを魅了し続けた。イベント終了間際になり、パク・シネは涙を浮かべながら来場したファンに感謝を述べた。素直で純粋な性格な彼女の一面を見た。
(後編に続く)
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
http://syukakusha.com/