韓国のみならず、アジア各地で旋風を巻き起こしている新人ガールズグループの4Minuteが、5月8日東京お台場ZEPP TOKYOにて、日本ファーストライブを開催した。
2009年6月、1stデジタルシングル「Hot Issue」で電撃的にデビューした4Minuteは、デビューからわずか半年で、音楽チャートで1位、各種の新人賞を受賞した。デビュー前から、ワンダーガールズの元メンバーであるヒョナが所属するグループとして有名になり、韓国内では初めて1990年代生まれだけで結成されたフレッシュな5人組グループである。
ライブ前に各メディアに向けて、リハーサルの公開と会見が行なわれた。
「私達は4Minuteです。こんばんは~!」と5人揃って元気に挨拶し、それぞれに自己紹介とチャームポイントをアピールした。
清純なところが売りのリーダーのナム・ジヒョン、ボーイッシュで中性的な魅力のチョン・ジユン、キュートで一番年下のクォン・ソヒョン、韓国では“フォース”があると言われるカリスマ的存在のキム・ヒョナ、堂々として力強くカッコいいホ・ガユン。
多少緊張した面持ちだったが、4Minuteは個性あふれるメンバーたちの集まりだ。
ライブ開催を前に会見が行われた・・・・
世界で初の単独ライブ、日本でのファーストライブに対しての今の気持ちは?
ジヒョン・・・今回、日本で初めてのコンサートという事で、とても意味がある。少し緊張しているが、一生懸命準備をしてきたので、期待してほしい。
5月5日にシングル「Muzik」が発売され、日本デビューした感想は?
ガユン・・・発売当日に、インターネットで日本のファンの方が撮ってくれたと思う写真を見た。それは、自分達のアルバムのポスターが建物に張ってあるものだった。それをみて今回のコンサートが本当に楽しみになった。日本のファンの皆さんに早く会いたい。
他のガールズグループと違う点は?
ジユン・・・可愛いというより、ステージ上でのパワフルでカッコイイ、個性を活かした姿を見せるようにしている。皆さんの中で唯一の存在、オンリーワンになりたいと思っている。
若い女性に人気があることについて?
ヒョナ・・・同姓に人気があるという事は、あのようになりたいという羨望の対象だと思う。とても嬉しいことだし、これからもそうあり続けたいと思う。
知っている日本語や歌手は?
ソヒョン・・・日本語の挨拶を習い、その後に覚えたのは「おなかペコペコ~」という言葉(笑)。日本の歌手では『嵐』で、見るほどに魅力がある。 と、それぞれが思い思いに話した。
そして、代表してジヒョンから、「韓国デビューしてもうすぐ1周年を迎えるが、まだ1年にもかかわらず日本の方々から愛情を頂いて光栄に思います 。ずっと新人の気持ちを忘れずに頑張るので応援お願いします。」と感謝の気持ちを素直に表した。
午後6時から華やかにコンサートの幕が上がった。
大歓声の中、「For Muzik」を引っさげ5人が登場!「Muzik」「あげない」とスタートから会場はヒートアップ。
会場のファン達に挨拶し、1人ひとりが個性あふれるパフォーマンスを披露した。各々の存在感あふれるダンスや歌は目を見張るものがある。
特に、ヒョナはソロデビュー曲「Change」でセクシーな魅力を、ガユンは「雪の華」を韓国語と日本語で披露し、アイドルという枠には収まらない実力を見せつけた。
又、曲の合間には、彼女たちの韓国での姿や、アジア各国に飛び回る姿やファンの熱い視線、また今年3月に日本の渋谷で行なわれたデビューショーケースの様子の映像も紹介され、新人とは思えないその活躍ぶりに拍手と歓声があがった。
「舞台に立っている4分間すべての人たちを魅了する」というグループ名の由来どおり、アンコールを含め全15曲を歌い上げ、踊り、あっという間に楽しいライブは終幕を迎えた。
最後は、名残惜しそうにいつまでもファンたちと手を振りあうメンバー達の姿が印象的だった。
この日のライブ会場には、開演前から多くのファンが駆けつけていたが、その多くは彼女たちと同年代の若い女性たちだった。
その中の女性の一人は「私は、ヒョナと同い年。4Minuteはカッコイイ!K-POP大好き!、K-POPにはJ-POPにない魅力がある。韓国語も覚えたいです。」と目を輝かせて話してくれた。
4Minuteの勢いは、これからも過速し止まりそうにない。益々の活躍に期待したい。
※ 4Minute 1stシングル「Muzik」・・・2010年5月5日 On Sale!!