俳優ユン・シユン、キムタックは忘れてください!「魔女宝鑑」

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「製パン王キム・タック」をもうこれくらいで忘れてもよさそうだ。新しく代わるものが現われたからだ。
俳優ユン・シユンは、14日の午後から放送されたJTBCの金土ドラマ「魔女宝鑑」で、自身の代表作である「製パン王キム・タック」をかき消してしまうような演技で合格点をもらった。

「魔女宝鑑」は、13日に初放送されたが、ユン・シユンは14日の放送でその姿を初めて現わしてファンの関心を集めた。
ユン・シユンは、ドラマに許浚(ホ・ジュン)役で登場したが、詐欺師の姿で初登場して視線を集めた。庶子である許浚は、お金を貯めるためなら何でもする人物で、宮中に密かに入って行って巫女を相手に胸が大きくなる薬を売るという詐欺師の姿で視聴者の笑いを誘った。特に、宮中に密かに入るために唇を赤く塗るという破格的な変身まで公開した。

そして許浚はお金をもらうために、一度入ったら生きて出てくることができないという森に入って行くのもためらわなかった。
この過程でユン・シユンは、相手役であるヨニ役のキム・セロンと初々しい雰囲気を作り出して視聴者を微笑ませた。
「美しい顔で男を誘惑した後、心臓を食べる鬼がいる」と言ううわさをきいた許浚は、ヨニを鬼と誤解して、ヨニの前で呪文を唱えるなどコミックな様子を見せたり、自分に抱かれたまま離れないヨニに荒てるキュートな面まで、多彩な姿を公開した。

ユン・シユンは、「製パン王キム・タック」のイメージが大変強い。とんでもない視聴率を記録して視聴者から愛され、その余韻はあまりにも長かった。そのため、「ユン・シユン=キム・タック」という修飾語がつきまとうのは当然だった。
しかしユン・シユンは、演技人生において初の時代劇にチャレンジしてそのイメージを脱しようと試みている。安定した演技力とキム・セロンとの初々しいロマンスを描き出すユン・シユンが、どのようにまたひとつの自身の代表作を作っていくのかに関心が注がれる。

2016.05.15