「取材レポ」NU’EST 、ファンを守る騎士になって帰ってきた!「SHOWTIME4」で全く新しい演出&大人のパフォーマンスで魅了!

05042nd-01-5人組ボーイズグループNU’ESTが、デビュー4周年を記念したライブ「SHOWTIME4」を5月4日(祝・水)、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで開催した。NU’EST は昨年日本で初のアルバムを発売、ライブツアーやリリースイベントで約3か月間日本に滞在し、着実にファンを増やしてきた。2月17日には韓国で約1年半ぶりにカムバックし、4th Mini Album「Q is.」をリリースした。タイトル曲の「Overcom(女王の騎士)」では、「女王を守る騎士」をコンセプトにし、好きな女性を守り抜く強い男の姿を表現し、これまでとは異なった魅力で好評を得た。今回はそのアルバムをひっさげての2016年最初の日本での活動となった。

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ライブは始まりから4th Mini Album「Q is.」の世界観を再現していた。薄暗い会場にスモークが広がると、黒いマントをかぶり剣を持った騎士がステージに登場、ゆっくりと歩いてそのまま客席を歩いていく。吹き荒れる風の音が響き会場が暗くなり、メンバーによるナレーションが始まると、その騎士たちと入れ替わって同じ衣装を着たNU’ESTが登場!メンバーの名前を呼ぶファンたちの声が響く中、マントのフードを取ってメンバーの顔が見えると会場は大歓声に包まれた。

「Q is.」の最初のトラックの「Lost&Found」を、曲の世界を表現するメンバーのナレーションを入れながら披露、マントを脱いでそのままタイトル曲「Overcom」へ。同曲を日本で披露するのは今回の「SHOWTIME4」のステージが初めてであったが、曲の初めから早速ファンから大きな掛け声がかかり息はピッタリ。このステージを楽しみにしてきたファンたちの思いが感じられた。好きな女性を自分の手で守り通すという内容で、ベクホの力強さのある歌声とミンヒョンの澄んだ歌声が際立つ同曲。そしてパフォーマンスでは、これまでのNU’ESTの楽曲とはまた異なった、しなやかでより成熟した男らしさを感じさせるダンスでファンたちを感激させた。

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「Q is.」の世界に浸った後は激しいダンスナンバー「Action」、続けての「Beautiful Ghost」では、アロンが「Tokyo Make Some Noise!」と観客をあおり、力強いダンスステージで会場をヒートアップさせた。盛り上げた後は一転、レンがデートに遅刻するという彼女と電話をしているシチュエーションのナレーションが響き、電話を切った後の「あのね、可愛く見せたくてそうしてるなら、可愛くしすぎだよ」という言葉には会場から黄色い歓声が飛んだ。続いてメンバーたちの「君は知らない。飾らなくたって君はきれいだってこと」などの言葉で会場を一層甘い雰囲気に。まさにそのような内容を表現した可愛らしい「VVITH」をサビの「オウリョ(=似合ってるよ)!」をファンと一緒に歌い息を合わせた。

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次の「Emotion」ではメンバーが客席に下り、ハイタッチをしながら近くで歌い、ファンを喜ばせた。会場が再び熱くなったところで「Beautiful Solo」では、ミンヒョンが「皆さんと一緒に踊りたいと思います!」と話し、今回初めてペンライトを使った振りを取り入れた。JRがリードして練習をした後は、本番ですぐにファンもメンバーたちと振りを一緒になって行い、会場が一つになった。05042nd-Ar-

MCタイムでは日本の生活にすっかり慣れたというメンバーたちが好きな食べ物についてトーク。アロンが「僕の好きな食べ物は…松屋」と答えたり、なぜかベクホが「東京タワー」と答えて会場を笑いに包んだ。そしてレンが「ここにいる皆さんの心がおいしいです」と答えると、アロンが「Why Korean people!」とお笑い芸人厚切りジェイソンのギャグをアレンジして披露。すると音楽がかかり、ステージにはミンヒョンとアロンだけが残った。普段はボーカルを担当しているミンヒョンがなんとラップを歌い始めた。そしてその曲が最近話題のオリエンタルラジオの「PERFECT HUMAN」であることに気づくと会場は大盛り上がり。ミンヒョンの後ろにサングラスをかけて待機していたアロンが「I’M A PERFECT HUMAN」と歌って前に登場すると、会場から「ア、ロン!アロン!」と大きなコールがかかり、ダンサーや他のメンバーも登場して見事な息の合ったダンスで再び会場を熱くした。

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そんな楽しい時間があったと思うと、ライブの後半はしっとりとした楽曲でファンを魅了。「ヨボセヨ」ではベクホのピアノから始まり、ヴァイオリン&チェロの生演奏の中、メインボーカルのベクホとミンヒョンが熱唱。二人の歌唱力がより際立って、会場はその美声に酔いしれた。「NA.NA.NA.涙」や「Good Bye Bye」もアレンジメントが加わりいつもとは一味違ったより大人っぽさの増したステージとなった。そして語りかけるような歌い方と、メンバーたちの伸びの良い歌声が心地よい「Onekis2」で会場を感動的な雰囲気に包み込み、メンバーがスモークの中に消えると、最後に「5人の騎士はあなたのすぐ横に」というNU’ESTからのメッセージが流れた。

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アンコールで披露したのは「雨のち永遠」。群青色に染まったステージと、メンバーたちの切ない歌声が合わさり、会場を幻想的な雰囲気にした。歌の披露の後にはうれしい報告も。昨年日本で上映されたNU’EST主演映画「知らない、ふたり」のDVDが9月に発売されることが決定。また熊本地震の被災者に対する募金箱を会場に設置したことや、今回のコンサートグッズの売り上げの一部を寄付することも発表された。続いての「Not Over You」、「FACE」ではなんと携帯電話での動画撮影OKという大サービス!「Not Over You」では客席に下りてきたメンバーたちを真近で撮影することができ、「FACE」の椅子を使った圧巻のパフォーマンスもファンたちはしっかりと思い出に収めていた。
ライブが終わりに近づくとミンヒョンは「もう終わりなんて寂しいですね。明日韓国に帰りますが、今回のライブのことはしばらく頭から離れないと思います。幸せで涙が出そうです。今は泣いてないけど…ホテルに帰っていっぱい泣きます(笑)これからもNU’ESTのそばにいてください」と話した。またレンも「泣きそうなくらい感動しました。いつも隣で支えてくれてありがとうございます。なんていうか…本当に感動します」と感慨深い表情をし、「また新しいアルバムを準備して日本に来ますから、その時を楽しみにしていてください。皆さんと永遠に一緒にいたいです。大好きです!」と呼びかけ、ファンを喜ばせた。最後にJRは「今回は前回と違うステージを見せたくてたくさん準備しました。明日韓国に帰りますが、またいい音楽で皆さんに会える準備をします!」と力強く語った。

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ラストはもう一度「Beautiful Solo」でファンと一つになって盛り上がり会場を後にしたが、公演終了のアナウンスが流れてもNU’ESTコールが鳴りやまず、メンバーは再度登場してマイクなしで感謝の言葉を伝えた。
公演終了後はハイタッチ会などの特典会でファンとの交流を楽しんだ。今回はこれまでとは異なり、映像を一切使わず、メンバーによるナレーションや演出で「Q is.」の世界観を表現した。そしてパフォーマンスでも大人の男のイメージで新たな成熟した姿を見せてくれたNU’EST。メンバーたちの創る世界に引き込まれたあっという間の2時間だった。2016年の日本での活動を成功裏にスタートさせ、これからまたどんな活動で私たちを喜ばせてくれるのか、今年中にまた彼らの姿を見ることを楽しみに待っていたい。

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取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

PHOTO:山本宏樹

●2016 NU'EST LIVE「SHOWTIME4」
5月3日(火・祝) 恵比寿ザ・ガーデンホール   開場17:00/開演18:00
5月4日(水・祝) 恵比寿ザ・ガーデンホール(1部) 開場12:00/開演13:00<SOLD OUT>
5月4日(水・祝) 恵比寿ザ・ガーデンホール(2部) 開場17:00/開演18:00<SOLD OUT>

●映画「知らない、ふたり」情報
1月9日の公開から、ほぼ途切れなく全国で上映続いており、
4/30からもアミューあつぎ映画.comシネマでも2週間の上映が始まり、5/14金沢シネモンド、6/11宇都宮ヒカリ座、7/30仙台チネ・ラヴィータと、夏までロングラン上映が決定。
デビュー日の3月15日からは一部国を除く全世界200ヶ国以上の海外で映画本編の配信がスタート。映画パンフレットの英訳電子版、アルプによる映画サウンドトラックの世界での配信も同日よりスタートしている。
5/28,29にはドイツの映画祭ニッポンコネクションにて海外映画祭初上映が決定。国内では9月にDVD発売予定。
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NU’EST初の主演映画「知らない、ふたり」
監督・脚本:今泉力哉「サッドティー」
レン 青柳文子 韓英恵 ミンヒョン JR 芹澤興人 木南晴夏
エグゼクティブプロデューサー 杉原晃史 中野秀紀 藤原俊輔 プロデューサー 紀 嘉久 YAN SONJU ラインプロデューサー 飯塚信弘
撮影 岩永 洋 美術 飯森則裕 録音 根本飛鳥 音響効果 大塚智子 スタイリスト 関 敏明 ヘアメイク 寺沢ルミ 助監督 平波 亘 制作担当 大谷 弘
音楽 アルプ (オリジナルサウンドトラック SELECTIVE RECORDS) 主題歌「Cherry」NU’EST (アリオラジャパン)
製作 日活 ソネットエンタテインメント アリオラジャパン 制作プロダクション ジャンゴフィルム 制作協力 日活調布撮影所
配給 CAMDEN 日活 宣伝 CAMDEN 2015/日本/106分/カラー/ビスタ/3ch
©2015 NIKKATSU, So-net Entertainment, Ariola Japan

お互いの想いを”知らない”7人の男女の視線が交差するー
新世代の恋愛映画監督・今泉力哉が描く、すれ違いの群像劇
人との接点を避けている靴職人・レオンは、ある日、酔って寝ている女性・ソナに絡まれるが、何故か彼女を忘れられなかった。レオンと同じ店で働き、彼に想いを寄せる女性・小風。彼女に一目惚れする客・サンス。サンスはソナの彼氏・ジウと日本語学校に通っていた。その講師・加奈子には車いす生活の荒川という彼氏がいたが、ジウは密かに彼女にも想いを寄せていた。荒川が怪我をした過去に、レオンは少なからず関係があった。お互いの想いを”知らない”男女が一歩踏み出したとき、物語は思わぬ方向へ―。
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●NU’ESTプロフィール
2012年3月韓国デビュー。
アジアはもちろんの事、欧州や中米、南米などで高い人気を誇りワールドワイドで活動。
2014年秋にはメキシコ、チリ、ペルー、ブラジルを回る南米単独ツアー、
冬にはフランス、フィンランド、ポーランド、ルーマニア、イタリアを回る
ヨーロッパ単独ツアーも行い、まさに世界を股に掛ける活動を行っている。
Facebook登録者数は200万人を突破。
2014年11月待望の日本オリジナルデビューシングル「Shalala Ring」を発売。
Tower Records全店K-POPシングル週間チャート1位獲得。
翌年2015年5月に日本セカンドシングル「NA.NA.NA.涙」をリリース。
11月には、待望のJapan 1st.アルバム「Bridge the World」発売。
オリコンデイリー4位、ウィークリー7位、
Tower Records 総合アルバムウィークリー1位、総合アルバムデイリー1位を獲得する。
2016年1月、メンバー主演映画「知らない、ふたり」が日本全国にて公開。
2月、韓国にて4th Mini Album「Q is.」を発売。
5月、2016 NU'EST LIVE「SHOWTIME4」を大阪、東京で開催。

 

◆NU’EST オフィシャルサイト  http://www.nuestjapan.com/
◆OFFICIAL FANCLUB「L.O.∧.E JAPAN」 http://www.nuest.jp/
◆NU’EST Official YouTube Channel  https://www.youtube.com/user/nuestSMEJ

2016.05.06