日本デビューから1年経ったHIGH4が5月3日(火)、東京・渋谷Mt.RAINIER HALLにて「2016 Nicole the 1st Live~bliss~」を開催。前日の5月2日に行われた「HIGH4 2016 Spring Fanmeeting in Japan(春の大運動会)」でも張り切っていた彼らだが、その疲れを一切感じさせることのない見事なステージを魅せてくれた。
オープニングは「D.O.A」、「Baby Boy」の日本語バージョンを2曲立て続けに披露すると会場は一気に色とりどりのペンライトが輝き、歓声が響き渡った。
その後のMCタイムでは自己紹介する前に話したい事がある、とリーダーのソングが口火をきりメンバーそれぞれが先月の熊本でおきた地震について語った。「未だに毎日不安に過ごしている方がいらっしゃいます。そんな大変な時だからこそ僕たちが皆さんからたくさんパワーをもらっているように、今度は僕たちがそのパワーをお返しする時です。少しでも元気を与えられるようにすることが僕たちに出来ることだと思います。心と心は繋がりますよね?少しでも被災された方の日常が良くなりますように。そして僕たちの心が繋がりますように。皆さん、一緒に盛り上げていきましょう!」と順番にメンバーが話し、最後はソングがまとめると、会場からは拍手が鳴り響いた。
改めて、自己紹介へ。アレックスが「はい、アレックスです」と一言クールに決めたかと思うと、ソングは「はい、こんにちは。僕は毎日皆さんの事を考えながら元気に生きている、皆さんしか知らない、皆さん馬鹿、キム・ソングです!よろしくおねがいします!」と熱く自己紹介すると他メンバーに「長いよ!」と突っ込まれる場面も。
ミョンハンは「こんにちは!べク・ミョンハンです」と爽やかに笑顔で自己紹介。最後はヨンジュンから「こんにちはHIGH4のカラス!イム・ヨンジュンです」とあいさつを終える会場からは更に歓声と拍手があがった。
続いて先日の「HIGH4 2016 Spring Fanmeeting in Japan(春の大運動会)」でものすごく頑張ったという話や、いつも暑い時か寒い時かにしか日本に来られないという話等でひとしきり会場を盛り上げた後、「一緒に歌って下さい!」とライブへ。
2014年、韓国の女性歌手IU(アイユー)とフィーチャーし話題になったデビュー曲「春、愛、桜じゃなく」を披露。「もっともっと!」と会場をあおるメンバー達に応えるように揃った歌声が会場からも響き渡った。そのまま「Say yes」「もっと近くで」「クラクラ」と切ないミディアムテンポの楽曲からノリの良いダンス曲まで多彩な楽曲を立て続けに披露し会場を盛り上げた。
さらにMCタイムの途中で特別に用意したというゲームタイムへ。
「リーダーになろう!」という名の1日リーダーの座を競いあうゲームで、メンバーそれぞれが考案した対決ゲームでリーダーであるソングと対決することに。
最初の対決はヨンジュン対ソング。「腕相撲で対決!」というヨンジュンに腕相撲をするためのテーブルが無いためアレックスとミョンハンが順番にかがんで背中を提供しテーブル役に。勝負は2試合ともソングの勝ち。次の対決はミョンハン対ソング。
「これは今思いつきましたけど、水を飲んで他の人が僕たちを笑わせて笑った方が負け!」というゲームをしたいというとソングは「僕は大丈夫だけど、皆さんは大丈夫?」と笑ってしまった場合に会場に水がかかってしまうことを心配するも結局は実践することに。
笑わせ役はアレックスが担当。色々試行錯誤するも最後は口でギターの音色をモノマネし弾くふりをすると会場からは笑い声と歓声があがった。
それを見ていたミョンハンは思わず笑ってしまいこの対決もソングの勝利に。ラストのアレックス対ソングは押し相撲対決。接戦だったもののこちらも結局ソングが勝利を収めた。するとミョンハンは「意味がなかったし~、結局リーダーが全部、勝ってるし~」とすね気味に言い、「リーダーがずっとリーダーしてください!」とヨンジュンからお願いされるとソングも満足気に笑い、会場からも拍手が送られた。
韓国語曲、日本の有名曲のカバー曲を披露した後、韓国で次のアルバムを準備しているという話題に。アルバム準備のために忙しい日々を送りつつ作曲などにも挑戦し「皆さんに披露するのが楽しみで仕方がない」と話すメンバーたち。
今回これから披露する「Frech」は次のアルバムにはアレンジして全然違った別バージョンとなり、「この今の『Frech』を聴けるのはこれが最後です!」と説明があると会場からは残念そうな声と期待の入り混じった歓声があがった。
そのままアレックスとヨンジュンが残り、聴き納めとなる「Frech」を力強く披露。その後には「春が好きなの?」でソングとミョンハンが美しいハーモニーでデュエットを聴かせ会場をしっとりとした空気で包み込んだ。
改めて新しいアルバム曲説明があった後に、「次はノリの良い曲やるので盛り上がってください!」とソングが言うとおり、彼らの楽曲から日韓の有名アーティストのカバー曲が続き、会場も一体となって盛り上がった。
コンサートが終盤に差し掛かり締めのあいさつでは、「皆さんのおかげで本当に幸せでした!僕はちょっとかっこいいこといいますよ。金持ちだからといって幸せなわけではないと思います。皆さんが今日、僕たちのコンサートを見て幸せな気持ちを感じてくれたら僕はそれで満足です。だから皆さん、これからも僕たちと一緒に幸せな気持ちを感じていきましょう!どうもありがとうございます!」とソングが語ると会場からはひときわ大きな拍手と歓声があがった。
そしてアレックスが「アルバム制作を頑張っていて曲作りやダンスなど、今までにない曲にも挑戦しているので本当に期待してほしい」と話し、ミョンハンは「昨日の夜、ホテルで寝ようとしたんだけど、舞台に立つ事を考えたらアドレナリンが出て眠れなかったんですよ」と語りステージに立てる喜びを語った。ヨンジュンが「いつも皆さんの笑顔を見て幸せです。幸せな時間は早く過ぎます。ゲームしている時とかデートしている時とか・・・」と話すと会場からは「えー!」と声があがり、「皆さんとです!皆さんとデート!」と焦ってヨンジュンが説明する場面もあり、最後まで笑いが絶えないMCとなった。
ラストの曲は「True Love」「君がいないだけで」の2曲を歌い上げて終了した。
メンバーがステージから姿を消すとすぐにアンコールの声が会場中に響き渡り、その声に応えるようにHIGH4が再登場。
アンコール曲を披露し、曲中にはステージを降りて会場を練り歩き、客席の近くを通って手を振りながらファンと笑顔で目線を合わせながらパフォーマンスする特別なサプライズに会場は大興奮。
アンコール後には30秒のフォトタイムなども行われるなど、最後の最後まで観客ファンを喜ばせようという気持に溢れたコンサートとなった。
現在新しいアルバムを準備中というHIGH4。新アルバムをひっさげてまたファンの前に現れる日を期待したい。
写真提供:Marvel (写真は4日公演)
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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