1月8日午後、お台場東京・フジテレビマルチシアターにて、ドラマ「チング~愛と友情の絆~ 」放送開始を 記念し、主演のヒョンビン、キム・ミンジュン、ソ・ドヨンとクァク・キョンテク監督 が出席して会見がおこなわれた。
ドラマ『チング~愛と友情の絆~』は、クァク・キョンテク監督が手がけ2001年に公開 され約800万人 の観客を動因し韓国映画界の全ての興行成績を塗り替え、社会現象をおこした映画『チ ング』のドラ マ版。
若手ナンバー1俳優、ヒョンビン、キム・ミンジュン、ソ・ドヨンら豪華キャストと監督が多くの報道陣の前に姿を現し会見はスタートした。
ヒョンビン:「こんにちは! ヒョンビンです。本日はいらして頂き有難うございます。 明けましてお めでとうございます。」
キム・ミンジュン:「こんにちは! キム・ミンジュンです。皆様にお会いできて嬉しい です。チング の中でイ・ジュンソクの役をしております。宜しくお願いします。」
ソ・ドヨン:「こんにちは! ソ・ドヨンです。お会い出来て嬉しいです。明けましてお めでとうござ います。」
監督:「お会いできて嬉しいです。いままで映画の方に携わってきましたが、今回はじめ てドラマを手 がけることになり皆様とこのようにご挨拶できるようになりました。明けましておめで とうございま す。」
挨拶後質疑応答の時間が設けられた。
Q:撮影中苦労したこと、思いでに残っているエピソードは?
ヒョンビン: 「今回はハン・ドンスという役でした。映画と違う点は、高校生の時ボクシングをしてい たという設定 でした。そのために、6ヶ月間運動をしながら並行して、撮影もしていたという点が苦労しました。 このドラマが好きなところは、2001年に映画版の「チング」を見まして、 この監督さんとこのような作品、キャラクターを演じて見たいと思った夢が現実になり 、 非常に愛着を持っています。 まるで映画の中に入って演技しているような気持ちになり、とても嬉しかったです。 映画をご覧になった方がいましたら、ドラマの方でまた新しい楽しみを見つけることが 出来ると思い ます。」とこの作品への思いを語った。
キム・ミンジュン:「 私はこのドラマを撮影する間、ずっと遠く長い間夢をみているような気持ちでした。 全てのスタッフと俳優が、情熱を傾けて撮影に臨みました。 先ほどヒョンビンさんがお話ししたよう、に私自身も映画館で見ました。 いつか自分も成長して、こんな良い作品に参加できたらと思っていました。 実際夢が現実になって、撮影に望んでいる瞬間瞬間は本当に楽しく過ごしました。 皆さんもこのドラマを見ることで、このような感情を感じて頂ければ嬉しいです。」と作品に対する愛情を伝えた。
ソ・ドヨン: 「私の場合は個人的に、監督の作品が好きで以前から見ていました。ですからこのドラマ を通じてご一 緒できたことを嬉しく思っています。本当に今回、素敵な監督と、 俳優の皆さんとご一緒できて、自分はなんて幸せな仕事ができるんだと思いました。 この作品を取り終えたあと、他の作品の現場でも時々「チング」の現場を思い出すほど です。 それだけ素晴らしい作品で素敵な思いでとして残っています。」とこの作品に参加できた喜びを表した。
監督:「 ドンスが路地裏で雨の中で刃物で刺されて死ぬ、というシーンを撮っている時でした。 その撮影は約9年前にチャン・ドンゴンさんが演じて、映画と同じ場所で撮影しました 。 最近チャン・ドンゴンさんにお会いした時に、「あの時と同じ様な姿勢で座っていると 、 身体が震えてくる」とおっしゃっていました。 チャン・ドンゴンさんに対しては申し訳ないという気持ちは有りませんでしたが、 今回は、同じ場所で同じ役を、ヒョンビンさんに演じてもらいました。 撮影していたときにとても寒くて、土砂降りの雨が降っていた中での撮影だったのと、 私が年をとったのかヒョンビンさんに、とても申し訳なく心が痛くなりました。 そのシーンを撮るときは本当に苦労したわけですが、今回皆さんと一緒に仕事が出来た事は、 幸運な事だと思いました。 普段ドラマを見ませんので、ドラマはどのように組み立てていったらよいか分かわから ず、 1時間ものの映画がを20本撮るという気持ちで撮りました。 」と、このドラマの完成度の高さを説明した。
質問:今監督がおっしゃったシーンについては?
ヒョン・ビン:「 はじめその撮影の予定は3日間の予定でした。 自分は3日間死んでいなきゃならないのかなと思っていたら、 ある時3日間の予定が4日間になっていました。(笑い) その時は監督を少し恨んでしまいましたが、映画で撮影された場所には、 チャン・ドンゴンさんの写真が貼られていました。その写真を見ていろいろ考えました 。 自分が夢みたシーンを今撮影しているんだなと思って、なんて自分は 幸せな奴なんだと思いました。そして映画の時よりも、さらに良いシーンを撮りたい という 欲も出てきました。 その時は私だけでなく出演者、スタッフ皆さんが苦労しました。 自分としては、長く記憶に残るシーンとなりました。スタッフ皆さんに感謝の気持ちで一杯 です。」と渾身の力を出し切っての演技と感じられた。
質問:釜山の自慢できるところと印象に残った場所や言葉などは?
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p>ヒョンビン: 「個人的には、映画の中で使われていた、同じ場所で撮ったということが 記憶に残っています。ドラマの中でも高校生の時、皆で走る道もありましたし、 ナイトクラブもありました。 皆さんが釜山に行かれることがありましたら、撮影地に行ってみるのも楽しいかと思い ます。」と懐かしみながら思いを語った。
キム・ミンジュン: 「私は釜山で生まれ育ちました。自分自身はずっと釜山で暮らしていましたので、釜山が どんなところ か、特に考えたことも有りませんでした。 だだ本格的にドラマの撮影に入りまして、実際にロケを行いながら、 釜山の色というのはこういう色なんだなと、韓国の中でも釜山という都市は、 上手く言葉で説明できない強烈なエネルギーを持っているんだなと感じました。 過去と現在というものが共存している、そんなところだと感じました。 皆さんもドラマをご覧になりながら、釜山の独特なエネルギーを 思う存分感じて頂ければと思います。」と、ミンジュンの釜山への愛情が感じられた。
ソ・ドヨン:「 ちょうど休みの日に、俳優5人とマネージャー5人で釜山の海辺にでかけまして、 そこで皆でトライアスロンをしました。泳いだり、走ったり相撲のようなことをしたり と、 皆でとても楽しみました。」と、ドヨンらしく楽しい思い出を公開してくれた。
監督: 「私の故郷であり、自分の中では映画的なふるさとでもあります。 このドラマをみて頂きますと、あちらこちらに日本的情緒を感じられると思います。 子供の時に上手くアンテナを立てると、日本の放送を見る事が出来ました。 ですから子供の時はアンテナを通して日本の侍映画とか、ならずものの映画ですとか、 アニメなどを観て育ちました。 天気の良い日に海辺に立ってみますと、日本の対馬が見れたことも有りました。 そうした背景もありますが、自然と歴史の中の職業、組織暴力団の人達が出てきますが 、 実際に自分が見て体験したように描かれています。 釜山というのは、韓国で日本と一番近い都市だといえます。 作品の中に日本的情緒が盛り込まれています。」 と、故郷に対する熱い思いが伝わる回答だった。
質問:今後日本の俳優、女優さんで共演したい方、それから演出したい方を教えて下さ い。
ヒョンビン: 「こういう事について考えたことがありませんでした。 どなたでも機会があれば共演してみたいです。」
キム・ミンジュン:「 最近ご一緒した方で川口浩監督、役所孝司さん、蒼井優さん、 もう一人監督をあげますと、塚本信也監督とご一緒できればと思います。」
ソ・ドヨン: 「川口弘監督、俳優はオダギリジョーさん、女優さんは私も蒼井優さんです。(笑い)」
監督:「 以前わたしはニューヨークで勉強していました。その時日本には、 良い俳優さんがいると思っていました。今は名前を思い出すことができません。 監督としては世界的にはるかに有名な、北野武監督を俳優として、 一緒に仕事してみたいと思います。あとは憧れのルパン3世の峰不二子さんです。」と思い思いの回答を聞くことができた。
質問:印象的だった台詞は?
ヒョンビン: 「刺されたときに「もう充分くらった」という台詞をはじめ、 私が演じたドンスという役の台詞は、本当に心に残る台詞が沢山ありました。 おそらく私が好きな台詞は皆さんの記憶に残っていると思います。」
キム・ミンジュン:「 私の場合は普段でもそうですが、友達と一緒に過ごしている時に、 何か相手にたいして申し訳ない事をしてしまった。自分で至らないことがあった時に、 相手からごめんと言われた時に、友達同士「ごめんなんてないよ」という台詞があります。 それがいつも私自身胸に迫ってきます。 私自身も友達に使いますし、私の友人達もそう言ってくれます。 それが友人関係を上手く表現する言葉ではないかと思ってますので、それで記憶に残っ ています。」
ソ・ドヨン: 「自分が演じたサンテクという人物をよく表しているという台詞が2つあります。 1つは、自分が軍隊に行っている時の休暇の時にいう言葉です。 「上手暮らしていかないと世の中の流れに揉まれて流されてしまう」 もう一つは最後の回ですが、ジュンソクとドンスの事件が起こるちょっと前ですが、 「自分は以前と変わってしまったがそれ程、悪い奴ではない。「悪くは変わってない 」という台詞 です。 人は名誉、富を手に入れると以前と変わってしまうことがあるが、 良いほうに変わる分には良いのではないかと思います。 その2つの台詞が、サンテクのキャラクターを上手く表しているのではないかと思いま す。 」ソ・ドヨンの人柄を感じられる回答だった。
質疑応答の時間は主演俳優陣と監督のこのドラマへの熱い思いと、出来上がりの完成度の高さを感じながら終了した会見となった。
『チング~愛と友情の絆~』 BSフジにて1月17日(日) 19:00~19:55 放送スタ ート! 再放送 毎週金曜日 8:30~
携帯専用放送局『BeeTV』(ビーティービー)にて 1月20日(水)から「BeeTVオリジサルカット」を配信ス タート! 『チング~愛と友情の絆~』みどころ満載スペシャル、ヒョンビンから最新メッセージ フジテレビにて 1月25日(月)26:40~27:35 放送予定!
「チング」日本語字幕完全版 CSフジテレビNEXT にて 3月7日(日)12:00~2話ずつ 放送スタート!