人気アイドルグループWINNERの魅力に「共感」が追加された。TVでは、容易に見ることができないという点と、ステージ上の強烈なパフォーマンスで神秘性とカリスマにあふれる魅力を持ったグループだったが、「半月友達」を通して出会ったWINNERは、親しさまで備えていた。
WINNERは、JTBCの「半月友達」の「半月ランド」の子供の家の先生になって、4歳から7歳の子供達10人と15日間生活し、その過程を通して新しい姿を見せてくれている。今まで、WINNERを音楽放送以外では特別に会える機会がなかった。そのため「半月友達」への出演は、驚くべきだった。音楽関連のバラエティやミッションを遂行するバラエティではない子供と一緒に生活するプログラムで、WINNERと子供達の出会いはどうも似合わない組み合わせだった。
それもWINNERが、子供の家の先生になって、15日間子供達の面倒を見るとは想像もできないシーンだった。
しかし、ふたを開けてみるとWINNERは、確かに子供達の前で新しい姿を見せてくれた。初放送での子供達の前でどうしていいかわからないというようなそぶりは予想されたが、実際に見たら新鮮だった。ステージ上で爆発的なパフォーマンスとカリスマを見せたWINNEは、子供達にあちらこちらと引っぱり回され、ソン・ミンホとイ・スンフンは、男の子達と遊んで顔をたたかれるなど孤軍奮闘した。
ところが、こんな様子がかえって親近感を与えた。強烈な眼差しと華麗なパフォーマンス、中低音での歌とラップをするWINNERの姿はなかった。子供達の前では限りなく溌剌として愉快な先生だった。特に、ステージでの重々しい姿のソン・ミンホは、キュートなポーズで精一杯声をあげて「綿あめボーイのミノ先生」と呼びなさいと愛嬌まで使って子供達にあいさつした。
子供達と一緒の様子を通してカリスマを放棄したWINNERの親しそうな魅力は、2度目の放送でもっと引き立った。第1日目は、子供達に引っぱり回されたWINNERだったが、もう少し先生らしさを見せ始めた。
イ・スンフンは、第1日目にジェイがおしっこをするのをきちんと手伝うことができなくて、結局ジェイがズボンに漏らしてしまったが、2度目からは上手に処理する様子を見せた。ジェイをトイレに連れて行って後始末まできちんとさせるなど、まるでパパのように細やかに子供の面倒を見る様子が注目された。
ナム・テヒョンも同じだった。末っ子ハユルに昼寝をさせようとしたナム・テヒョンは、寝ようとしないハユルを寝かせようとしたが、結局あきらめておむつを取り替えることにした。ママも大変だというハユルの昼寝を最後には成功させて視聴者を驚かせた。
ときにはパパのように、ときには友達のように、子供達と共にするWINNERから感じられる魅力は、確かに以前とは違っていた。子供達の面倒を見る間は、スタッフの助けを借りないで困難にぶつかっては解決するなど、リアルな様子を通して視聴者の共感を引き出したWINNERだった。近付きがたいアイドルではなく、親しみのあるアイドルに生まれかわっている。