12月24日(木)東京、大田区民ホール「アプリコ」で『韓流スペシャルクリスマスナイト』が開催された。
クリスマス・イブの夜、ファンへの素敵なクリスマスプレゼントとしてイベントを行ったのは、端正なルックスと表現力、歌唱力に定評がある韓国の歌手「カン・ヨファン(カン・チョル)」だ。
ドラマ「ホテリアー」の主題歌『君に会える日』で、日本にも根強いファンを持つ彼は歌手活動だけでなく、ドラマ『カインとアベル』に神経外科医役で出演するなど、 俳優としても活躍している。
最近では日韓共同作品のアニメ『冬のソナタ』のサンヒョク役に抜擢され、声優にも初挑戦するなど日韓で注目を集めている。
『カン・ヨファン ライブ&トーク ~クリスマスイブの小さな贈り物~』と題されたイベントは6時、舞台にクリスマスツリーが飾られ、クリスマスムードいっぱいの会場に鐘の音が鳴り響くなかスタートした。
『ホワイト・クリスマス』を歌いながら客席中央から登場した嬉しいサプライズに会場内は開始早々大興奮のようすだった。
アップテンポの曲「ジングルベル・ロック」では赤、青、緑のペンライトの光に包まれた。
「メリークリスマス!こんにちわ。あっ!こんばんわ」と日本語で挨拶するヨファンに大きな声援で応える会場のファン、「クリスマスをみなさんと過ごすことができてとても嬉しいです。今日コンサートに来てくださった皆様に感謝して次の曲を歌います。『ただ君だけ(ハンサラム)』」と曲を紹介し、心を込めて、語りかけるように歌った。 そして、アニメ冬のソナタOSTから自身が作詞した『届かない思い(カスミマルハジョ)』を熱唱する中、スクリーンには9月のアニメ「冬のソナタ」のイベントで歌うヨファンの映像が流れて当時を思い起こさせた。 大きな拍手の中、司会のDATVアナウンサー宮本優香が登場し、「これからはトークコーナーでカン・ヨファンさんに色々質問してみたいと思います。」と案内。
<トークコーナー>
Q「アニメ「冬のソナタ」イベントで『届かない思い(カスミマルハジョ)』を歌っている時にカン・ヨファンさんの目に涙が光っているようでしたが・・・その時はどんな気持ちでしたか」
ヨファン「舞台で泣いてしまって恥ずかしいです。あの時舞台では色々な思いがこみ上げてきて、胸の中でその思いが色々入り交じっていました。たくさんのファンの方が来てくださり、このような舞台に立てる喜びに胸がいっぱいになりました。」
Q「この曲はカン・ヨファンさん自身の作詞ですがどんな思いで作られたか」
ヨファン「アニメ冬のソナタでサンヒョクを演じていますが最初にこの曲を聞いた時は「サンヒョクの心」を歌っていると思いました。
サンヒョクの心になって作詞しました。サンヒョクの気持ちになると、とても辛くて、ユジンがチョット憎らしいと思いました。(笑)」とユーモアーも交えて答えるヨファン。
続いてアフレコ映像がスクリーンに流れ、声優初挑戦の苦労話、エピソード、日本のお気に入りの場所、好きなタイプなども語った。
スクリーンのアニメ冬のソナタ映像をバックにOSTから「恋歌(ヨンガ)」を情感たっぷりに歌い上げて、最近よく歌っているという日本の曲「このまま君を奪い去りたい」も歌い会場のファンを魅了した。 そして、「STEP ONE」の音楽が流れるとライトが会場のあちら、こちらを照らし、ペンライトやプラカードを持ったファンがスタンディングし、一体となってイベントを盛り上げ、最高潮に達した。
引き続きピアノの演奏でドラマ「ホテリア」の主題歌、「君に会える日(グデネゲオヌンナル)」のイントロが流れると「ワー!」という声が客席から聞こえ、情感たっぷり歌いあげるヨファンに場内からは大きな拍手と声援が鳴り響いた。
イベント終盤ファンへの感謝の手紙を朗読したヨファンに会場のあちら、こちらからは感動の涙を流すファンの姿が見られ、「大切な君」は会場に集ったファン全員の心に深く響いた曲となりライブは終了した。
2部は同公演の目玉、ファン全員との握手会でヨファンからファンへの「最高のクリスマスプレゼント」となったことだろう。