超新星で入隊を予定している4人の中で、4月26日にゴニルが鉄原(チョロン)の第3師団に入隊すること、4月28日にソンモが論山(ノンサン)の陸軍訓練所に入隊することが決まっている。今は入隊準備に忙しい2人だろうが、訓練所に入るときにはどんな気持ちでいることが大切なのだろうか。
忙しいほうが気分が楽かも
普通、入隊日が決まると連日のように送別会が開かれて、宴会で多忙になるのが一般的である。
すでに兵役を終了している人が餞別の意味を込めて入隊予定者を風俗店に連れていくのもよくある光景だ。
しかし、ゴニルとソンモは韓流スター。一般人とは違う。送別会も静かな形で行なわれることだろう。
それよりも、2人には、入隊前日のファンミーティングと、入隊日の見送りイベントが組まれている。その準備に追われているはずだ。
新兵は、入隊を前にしていろいろと不安が生じたりするのだが、2人は行事のことで頭がいっぱいで、不安を感じる暇もないかもしれない。
それだけ、あわただしい入隊になってしまうが、そのほうがかえって気分的に楽かもしれない。忙しすぎるほうが雑念がなくなるのだ。
いずれにしても、ファンの励ましを受けて、ゴニルとソンモはりっぱに入隊していくことになる。
新兵の中で最年長になる
ゴニルとソンモが入隊にあたって留意しておかなければならないのは、同期の新兵の中で最年長になるということだ。
韓国の兵役には入隊を延期できる制度があるとはいえ、韓流スターほど延期を遅らせる人はほとんどいない。
実際、入隊時に一番多いのは、大学を1年か2年で休学してきた人たちだ。年齢でいえば、20歳か21歳。この年齢層が圧倒的に多い。
それに対して、ゴニルとソンモは今年29歳。同じ新兵でも年齢の開きがかなりある。このことをまずしっかりと認識しておかなければならない。
体力的にはハンディがある。ダンスで鍛えられているとはいえ、8歳も9歳も下の連中と比べると、体力的には分が悪い。それなのに、年下の連中に負けまいと過度に張り切りすぎると、怪我をするおそれがある。一生懸命に新兵訓練をこなすにしても、年齢相応に励むという用心が必要だ。
さらに、新兵訓練では数人でチームを組むことになるが、そのときも年長ということでリーダーをまかされることが多い。立場上は、模範を示さなければならないわけだ。このあたりをうまくこなせば、「さすがヒョン(兄貴)!」と一目置かれるが、うまく立ち回れないと軽く見られてしまうおそれもある。
それでなくても、韓流スターということで、周囲は注目している。「よくやって当たり前」で、そうでないと何を言われるかわからない。
年上だからといってえらぶらず、謙虚な姿勢で先頭に立てば、きっと信頼を得られるだろう。
人間は状況に適合できる
新兵訓練所に入ったら、気持ちを切り替えるのが大変だ。
なにしろ、軍隊は一般社会と隔絶した組織であり、携帯電話の所持も許されないところである。
今までに普通にやっていたことが、すべて禁止になってしまう。最初はそんな生活に戸惑うだろうが、大事なのは、早く適応できるようにすることである。
ゴニルとソンモの場合は、ファンミと見送りイベントを経て入隊するわけで、直前までの出来事を精神的に引きずる可能性もある。そうであれば、気持ちの切り替えもスムーズにいかないかもしれない。
そんなとき、ゴニルとソンモにはぜひヒョンビンのアドバイスを思い出してほしい。訓練が一番厳しい海兵隊に入ったヒョンビンも不安は大きかったのだが、心配するより早く軍隊に適応することができたという。
そのときのことを彼はこう言っている。
「人間は状況や社会に適合できる動物。私もいろいろと適合できるようになり、軍隊で少しずつ何かを会得しました」
新しく入隊する人は、この言葉に勇気づけられるのではないか。
果たして、ゴニルとソンモは何を会得することになるのか。それを楽しみに軍隊に入るのも、入隊時の心得として申し分ない。
(文=「ロコレ」編集部)
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