3月28日に同時スタートしたがゆえに、視聴率争いが注目されている地上波の3作品は『テバク』(SBS)、『町の弁護士チョ・ドゥルホ』(KBS)、『モンスター』(MBC)。4月11日放送の第5話の視聴率が明らかになった。果たして、結果はどのようになっただろうか。
テギルが生まれ変わったのだが……
4月11日放送の第5話の視聴率を見てみよう(数字はニールセン・コリアの全国調査の視聴率)。
1位となったのは『町の弁護士チョ・ドゥルホ』の12.3%である。前回の第4話は11.3%だったので、今回は1.0ポイント上がったことになる。
2位の『テバク』の視聴率は9.2%となった。前回の第4話は9.5%だったので、0.3ポイント下がってしまった。
視聴率争いで出遅れているのが『モンスター』である。第5話は8.2%で、3作品の中で一番低い数字となった。
さて、『テバク』の視聴率をどう見れば良いのか。
第5話は、チャン・グンソクが演じるテギルが生まれ変わり、怪物級のイカサマ師になるうえで分岐点となる回であった。それまでのお調子者の雰囲気が一掃されて、物語がグッと引き締まってきたのだ。
それなのに、視聴率が上がらなかった。それどころか、0.3ポイント下がってしまい、下落傾向に歯止めをかけることができなかった。
無念としか言いようがない。
このまま挽回は不可能なのだろうか。
挽回に向けたきっかけにしたい!
3作品の中では『町の弁護士チョ・ドゥルホ』が完全に勢いに乗った。
主役のパク・シニャンは視聴率を取れる大物俳優。久しぶりにテレビドラマに戻ってきた彼が孤軍奮闘する姿は視聴者の共感を得ている。第4話から第5話にかけて、視聴率が1.0ポイント上がったのも、その表れである。やはり、パク・シニャンの存在感が光っている。
一方の『テバク』。演技のうえでは、チャン・グンソクもパク・シニャンに負けていない。特に、父の復讐を決意したテギルを迫力十分に演じている。
それなのに、視聴率は無情である。わずか0.3ポイントとはいえ、第5話の視聴率は第4話からも下がってしまった。
連夜で放送される第6話はどうなのか。
果たして、視聴率下落に歯止めがかかるのか。
第5話の段階で、『町の弁護士チョ・ドゥルホ』と『テバク』の視聴率の差は3.1ポイントである。もちろん、まだまだ挽回可能な数字だ。ドラマは全24話の5番目が終わったばかりなのだ。
4月12日放送の第6話では、最低限でも視聴率下落に歯止めをかけ、できるなら視聴率を上昇させて『町の弁護士チョ・ドゥルホ』を追いかけるきっかけにしたい。そういう意味でも、チャン・グンソクが鬼と化す第6話に注目だ。
(文=「ロコレ」編集部)
コラム提供:ロコレ
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