ラップだけが上手いのか?バラエティのセンスも並外れていた。ちょっと強く見えるイメージとは違って、意外にさっぱりとした性格とセンスいっぱいの魅力が、「無限に挑戦」のメンバーと視聴者をあっという間に魅了した。この勢いなら来年の歌謡祭のラインナップに期待できるかもしれないと思うほどだ。
ジコは、9日に放送されたMBCのバラエティプログラム「無限に挑戦」のパーフェクトセンス特集でヤン・セヒョンとともにゲストで出演した。
初盤から視線を集めて存在をアピールしたジコのお陰でそわついたのはグァンヒだった。グァンヒは、「今日の収録が終わってジコに『兄さん、本当にすごい』と言われたい」という大きな希望を見せて、同じアイドルであるジコを牽制したが、一方でジコは終始余裕のある様子だった。
この日に進行された五感テストでも頭角を現わした。かつて「勘がいいです」と明らかにしたジコは、視覚テストで魔術師のチェ・ヒョヌがショーを進行する間に変化した5つを当てて1位になった。
しかし、すぐれた勘より目立ったのはジコのバラエティのセンスだった。彼は人気ガールズグループであり後輩のGFRIENDが登場すると、瞳孔を揺らして喜びを表現したが、すぐに自身もアイドルであることを自覚して興奮を抑えた。「ジコが感情を抑えていた」というユ・ジェソクの鋭い指摘に「問題に集中する振りをしました」と、正直に答えた。
そしてまた、チェ・ヒョヌの華麗なカードマジックについだまされて、ついには「無限に挑戦」のメンバー全員が自分を欺いているのではないかと疑い始めたという。自分以外は、夜明けに集まって計画したのではないかというジコの純粋な問いにメンバーは、「今までジコの隠しカメラでした」と、彼を冷やかし始めた。そこでジコは、「そんなわけがないでしょう」というようなキュートなそぶりをして見せたりした。
この日ジコは、放送の間中ずっと大げさなリアクションと何をさせても一生懸命な誠実さ、そしてあふれるバラエティのセンスでメンバーの愛をたっぷり受けた。彼を強烈なラッパーとしてのイメージだけで見ていた視聴者も知らなかった魅力にどっぷりつかった。以前よく似た歩みを見せたG-DRAGONと同じように、ジコもゲスト出演のあと歌謡祭まで進出できるか、多くの人々の関心と期待が寄せられている。