「コラム」超新星のグァンスとジヒョクの入隊はどうなる?

DSC_9728超新星では、ゴニルが4月26日に第3師団に入隊すること、ソンモが4月28日に陸軍訓練所に入ることがすでに決まっている。残るグァンスとジヒョクもすみやかに兵役入りすることを表明しているが、実際にはどのような状況なのだろうか。

 

韓流スターが兵役を延期できる理由
韓国で兵役全般を受け持っている役所は兵務庁である。ここの意向が兵役対象者の動向を大きく左右するのだ。

本来、韓国の男子は高校を卒業して徴兵検査を終了すれば、できるだけ早く入隊しなければならない。しかし、本人の意向ですぐに入隊できない事情もある。

一番多い理由は学業だ。大学に進学している場合はすぐに兵役に入れないのは当然のことだ。

こういう事情もあるので、兵役法では入隊を延期できる条件をいくつか定めている。

主な条件は以下の通りだ。

・大学や大学院に在学中の人

・幼い子供の養育をしている人

・研究機関で重要な研究に従事している人

・国家試験や資格取得試験を受ける人

上記に該当するような人は兵役を延期できる。

一方、芸能界にいる人たちに関しては、法律上は入隊延期を規定したものはない。あくまでも、特別な分野での活躍が認められて、兵務庁が個別のケースごとに延期を許可しているのだ。

その延期にしても、30歳を越えたら絶対に認められないので、活躍中の韓流スターも30歳近くになってこぞって兵役に入っている。

それでは、超新星の場合はどうだったのか。

DSC_6176なぜ入隊の時期に差が出るのか

超新星では一番年上のユナクが先に兵役を終え、二番目に年長のソンジェが兵役に入って5月に終えることになっている。

残る4人(グァンス、ソンモ、ジヒョク、ゴニル)に関しては、みんな1987年生まれということで、兵役計算年齢で29歳となる今年に全員が入隊するつもりだった。

そうと決まって、彼らは兵務庁に対して「入隊延期申請を出さずに、すみやかに兵役に入ります」ということを伝えたのである。

なお、同じ兵役でも、特別な志願によって希望する組織に入る方法もある。たとえば、東方神起のユンホが入った軍楽隊やチャンミンが入った義務警察などだ。こうした特別な組織の場合は、選抜試験に通らなければならない。志願者が多いからである。

このような志願をしていない場合には、一般の兵士として歩兵などの軍務に励むことになる。

さて、超新星でいえば、4人が兵役入りの意思表示をしても、なぜ入隊の時期に時間差が生まれるのだろうか。

それは、すでに韓国軍で兵士が余りすぎていることも関係している。

4b623e549101d9c70c4aee0830fc4d771兵務庁が入隊日を調整する
現在の韓国軍の兵力は約63万人である。

これが多いのか、少ないのか。

現代の軍隊というのは兵器が高度化して、昔のように兵士の数が必要でなくなっている。そういう事情もあって、今後は国防省でも10万人くらいの兵士を減らす計画を立てている。

このように、兵士の数をどんどん減らす方向にある中で、「すぐに軍隊に入ります」と申請しても、「そうですか。すぐにここに入隊してください」と兵務庁にも言えない事情があるのだ。つまり、兵力の需給状況を見極めながら、兵役対象者の入隊を調整しているのである。

グァンスとジヒョクの場合はどうだろうか。

兵務庁が新兵受け入れの現状を見ながら入隊日を調整しているケースと、すでに入隊通知書を兵務庁から受け取っていても所属事務所が発表していないケースの2つが考えられる。果たして、どちらなのだろうか。

いずれにしても、近いうちにグァンスとジヒョクの入隊も発表されるのではないだろうか。2人は兵役入りを希望しているし、30歳に近づくので早く入隊させてあげる必要があるからだ。そういう理由からも、ゴニルとソンモに続いてグァンスとジヒョクの入隊が発表される日も近いと思われる。

(文=康 熙奉〔カン ヒボン〕)

コラム提供:ロコレ
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2016.04.08