兵役逃れの疑いで国外追放とされた韓国歌手ユ・スンジュン(39)が、韓国入国ビザを要請し、駐ロサンゼルス総領事館総領事を相手に提起した行政訴訟の初公判がきょう(4日)開かれる。
4日、裁判所によるとソウル行政裁判所はこの日午後3時50分、同件の初弁論期日を開く。
当初、この裁判は1月29日午前に予定されていたが、ユ・スンジュン側の要請で、約1か月延期されていた。
米国市民権をもつユ・スンジュンは昨年9月、ロサンゼルス総領事館に在外同胞にだけ発給される「F-4」ビザを申請したものの、これを拒否された。
これに対し同年10月、ソウル行政裁判所にロサンゼルス総領事館総領事を相手取り、査証発給拒否処分取り消し訴訟を起こした。
ユ・スンジュンは自身が在外同胞であるため、在外同胞法上、韓国に在留する権利があると主張している。
これを前に、ユ・スンジュンは去る2001年8月、身体検査で4級判定を受け、入隊の予定だった。しかし2002年、入隊を3か月後に控えた中で韓国国籍を放棄し、米国市民権を得て兵役免除を受けた。
法務部は、ユ・スンジュンが兵役逃れ目的で韓国籍を放棄したとみて、出入国管理法に沿って、韓国入国禁止措置を下した。その後14年間、ユ・スンジュンは韓国に入国できていない。
WOW!korea提供