ドラマ「バラ色の恋人たち」「キレイな男」「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」などに出演し、様々な役柄を演じている韓国俳優イ・ジャンウが、2月13日(土)東京・品川プリンスホテル Club eXにて「イ・ジャンウ 2016 バレンタインファンミーティング」を開催した。
春のような暖かさとなったこの日。「会いたかった」のプラカードを持ったファンが迎える中、グレーのロングジャケットでイ・ジャンウが登場。
サプライズにうれしそうな笑顔を見せると2014年9月以来の来日となったイ・ジャンウは「こんにちは、お久しぶりです。とても久しぶりですよね。来てくださってありがとうございます」とあいさつし、会場を見渡しながら「以前お会いした方も新しい方もいらっしゃるので、本当にうれしく思います」と再会の喜びを伝えた。
司会の椎名由紀の進行でトークがスタートするとゆっくりと回転する円形ステージ。イ・ジャンウのサイドやバックショットを堪能しながらのトークに客席に笑顔がこぼれる中、事前にファンが選んだBEST3で作品を振り返った。
「出演作品BEST3」で2位に選ばれた「オ・ジャリョンが行く」では、韓国で37年ぶりの大寒波だったという当時、外でトッポッキを作ったり出歩いたりする撮影が多くて大変だったと振り返った。
また「涙のシーンBEST3」では「バラ色の恋人たち」でチャドル(イ・ジャンウ)が子どものためにミルクを万引きし、店員に咎められて泣くシーンが1位に選ばれた。
同ドラマでは子育てに奮闘するシングルファザーを演じ、2014年MBC演技大賞優秀演技賞を受賞したイ・ジャンウ。
同シーンについて「(赤ちゃんが)生後15日目の子だったんです。抱っこしたらぶるぶる震えるほど小さな新生児でしたし、僕自身、抱っこの仕方もよくわからなくて」としながらも、「この子を食べさせなければ、この子にミルクを飲ませなければ、でもお金がないとなると万引きするということもありえるかな」と心境を語った。
そして「僕の両親もここにいらっしゃる親になった方もすごいなと。子育ては本当に大変なことだと思いました」と親への感謝や子育てへの思いを伝えると、ファンからは共感の拍手が沸き起こった。
Q&Aコーナーでは客席に下り間近でファンと触れ合った。
「オ・ジャリョンが行く」が大好きだというファンが「今日のチケットは息子が買ってくれた」と目の前のイ・ジャンウに溢れるうれしさを伝えると、イ・ジャンウも「本当に健康で元気でいてくださいね。息子さんを立派にお育てになったと思いますので、これから楽しく過ごしてほしいです」と優しい言葉をかけ、その温かな人柄でますますファンを感動させた。
「好きな日本食は?」という質問には「嫌いな日本食は一つもないです」と答えるなど一人一人の質問に丁寧に応じたイ・ジャンウ。
ファンを相手役に名場面を再現するコーナーでは選ばれたファンだけでなく、見守るファンも甘いラブシーンに心をときめかせた。
「バラ色の恋人たち」でSecretのソナ演じるジャンミを抱きしめながら、従兄弟のファニがいるFly To The Skyの「가슴아파도(胸が痛くても)」を口ずさむシーンを再現することに。
会場からソナ似のファンをイ・ジャンウ自身が選ぶと、優しく抱きしめ耳元で美声を響かせた。他にも「キレイな男」の中でIU演じるボトンに手取り足取りギターを教えるシーンなどを演じてファンをうっとりさせた。
ホットな雰囲気のまま、イ・ジャンウが投げるボールが当たった番号の願いを叶える「ラブLOVEストラックアウト!」のコーナーへ。
リハーサルでは7球中1球しか当たらなかったというが、そこは本番に強いイ・ジャンウ。ボールが当たらないと的の方から近づいてくるという特別ルールに会場は大爆笑になりながらも、抽選で選ばれた4名のファンは「手をつないで客席を散歩」や「2SHOT写真」など夢のような願いを叶え、うれしそうな表情を見せた。
最後に「今日は久しぶりに会えて本当にうれしかったです。これからも作品を通して皆さんにお会いしたいと思います。頻繁に日本に来たいですし、皆さんも韓国に遊びに来てくださいね」と締めくくると、ミラーボールが輝くステージで「キレイな男」の中でファニが歌った「熱病」を熱唱。
その歌声でもファンを魅了すると、「ありがとうございました」と深くお辞儀をして名残惜しそうにステージを後にした。仔犬のような笑顔と春風のような温かい人柄でファンを魅了したイ・ジャンウ。次に日本に来てくれる日を楽しみに待ちたい。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
写真提供:(c) TIMO Japan
■イ・ジャンウ ジャパンオフィシャルファンクラブ http://leejangwoo.jp/