フジテレビの松村未央アナウンサーとの交際が発覚したばかりのお笑いタレント、陣内智則。
2007年には人気絶頂の美人女優、藤原紀香との結婚が「格差婚」として世間を騒がしていた。そして、2009年には、電撃離婚でまたも世間を騒がす。2014年の今、またも美人アナウンサーとの恋愛で未婚男性を「敵」に回しそうだ。
芸人という職業の特徴は、芸能人の中でも優れた頭脳や言語能力を必要とする分、女優や女性芸能人が惹かれることは、度々ある。しかし、彼には優れた頭脳の上、もう一つの特徴がある。それは、「常識破りの勇気」である。
実は、陣内は藤原紀香との離婚以降、暫く韓国でも活動をしていたのだ。
決まっている歌詞だとしても、歌手が外国語の歌で外国人を感動させるのは難しい。日本で流行っているK-POPの歌手の努力は、BoAなどの例で良く分かる。同じく、日本人の歌手が韓国語の歌で韓国人を感動させることも大変なこと。そして、日本人の芸人が韓国語のコメディーで韓国人を笑わせることは、更に大変、至難の業だ。
仕事に対する収入も、歌手の場合は、CDなどの音源収入があるので、その努力が報われる手段にもなるが、芸人の場合、それも難しい。常にテレビのバラエティーに出演し、常に舞台に立たない限りは、それほどの収入にもなりにくいのだ。その舞台が海外なら、なおさらだ。
その難しい道を、陣内は歩んでいた。2011年、集中した韓国語学習の上、即に韓国公演を行っていた。日本の常識ではあり得ないことだったが、彼は見事に「常識破りの勇気」を見せてくれた。
彼の出演した韓国のテレビ番組、「ギャグスター」や「コメディービッグリーグ」を見た韓国人は、その笑いの独創性と舞台の出来の良さにびっくり。そして、韓国の芸人とは違う笑いのポイントで、韓国芸能界も随分刺激を受けていた。
当時、陣内を含め、吉本の芸人軍団が次々と韓国に進出をするとの噂もあったが、陣内以外はそれほどの結果を残していない。やはり、コメディーでの海外進出は、ジャンル的に難しいものだと実感する。
しかし、勇気ある陣内の活動は、韓国人にも深い印象を残した。日本人に対する韓国人の好感度もアップ。今回、陣内の松村アナウンサーとの交際は、韓国でも話題だ。
未婚の男性に対する昔からの格言、「勇気ある者だけが美人を得る」。少し男女差別的な表現になる可能性もあり、「草食系」が当たり前になりつつある今の日本にはふさわしくない言葉だろう。しかし、陣内の芸人としての生き方の軌跡は、それが正しいことを証明している。
日韓芸人である彼の新しい恋を応援する。そして、いつか陣内智則の韓国語コメディーが再び見られる日を待ちたい。