ミュージカル「ドラキュラ」の出演俳優の最後のあいさつが公開された。
「ドラキュラ」は9日、ソウルにある世宗(セジョン)文化会館大劇場で最後の公演を終えた。公演が終わると客席をいっぱいに埋めた観客は皆起立して惜しみない拍手と歓声を送った。俳優はステージに上がって、お別れのあいさつを交わして名残惜しさを伝えた。
初演よりいっそう深くなったドラキュラを表現して、評壇の絶賛を受けたドラキュラ役のジュンスは、「短いが強烈だった公演が終わりました。良い俳優とスタッフとともに公演できて光栄でしたし、最後まで客席をいっぱいに埋めてくださった観客のみなさんにも、心から感謝させていただきます」と明らかにした。
続いてドラキュラ役でダブルキャストで新しい魅力を見せたパク・ウンソクは、「皆が情熱的に臨んだ公演でしたし、本当に幸せで感謝でした。見えない所で苦労したすべての方々、御苦労さまでした」と感謝のあいさつを残した。
今回の再演に新しく合流したミナ役のイム・ヘヨンとヴァン・ヘルシング役のカン・ホンソクは、「『ドラキュラ』は、本当に意味ある作品で心に深く残りました。多くのことを感じて学んだ、今後も決して忘れることができない作品になるでしょう」と言った。
「ドラキュラ」は、4重ターンテーブルステージと流麗な照明、時代的背景を現わす衣装など肩を並べることができないほど華麗な舞台芸術を公開して話題を集めた。特に、ストーリーの蓋然性を加えるシーンの追加と新しい俳優の合流で劇に緊張感を吹き込んで、初演よりいっそう完成度の高いステージを公開したという評価を受けた。