「取材レポ」J.Heart “言葉では伝えきれないくらい感謝しています。”ソロシングル「Here's To Youth」リリースを記念したファンミーティングを開催!

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中国での活動もめざましい韓国アイドルグループN-SONICのリーダーJ.Heartが、2016年1月24日(日)タワーレコード渋谷店にてファンミーティングを開催した。
J.Heartは自信にとって初のソロシングル「Here's To Youth」を昨年12月にリリース。自作曲2曲を含む計3曲が収録された本作をひっさげ、約半年ぶりに日本のファンの前でパフォーマンスを披露した。

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オープニングからあいさつ代わりのダンスでファンを熱狂させる。1曲目は今回のシングルのタイトル曲である「Stay Up All Night」。ポップな電子音がリードするリズムに乗ったソフトで甘い歌声にファンも大歓声でこたえた。ソロとしては初めてのファンミーティングということで、「新人アーティストJ.Heartです!よろしくお願いします!」と流暢な日本語であいさつ。日本語がとてもうまくなったとMCから言われると、「日本に初めて来たときは日本語が全然できませんでしたが、ショーケースをした時にとても感動したので、韓国に戻ってからいっぱい勉強しました。」と話す。日本のアニメやドラマを見て勉強したそうだ。

ここでN-SONICのメンバーからの応援メッセージ動画がサプライズで公開され、「J.Heartのおかげで、N-SONICをもっと日本に広める機会ができて、嬉しく誇らしい気持ちでいっぱいです!僕たちN-SONICも皆さんにすぐ会いに行きます!」と元気いっぱいのメッセージが届けられた。J.Heartも韓国で待つメンバーたちに「東京バナナ買っていくから!」とメンバーも大好きだという日本のおみやげを約束した。

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ここからのコーナーでは「J.Heartイニシャルトーク」と題され、J.Heartの名前のアルファベットを頭文字に持つキーワードをテーマにしたトークが始まる。最初は「J」ということでテーマは「Joy(喜び)」。N-SONICとして、中国で精力的な活動を行っていた2015年を振り返り、中国の音楽賞でトロフィーをもらったことが「頑張って活動したので、プレゼントをもらったみたいに嬉しかった。」と話す。中国語でのあいさつも披露され、ワールドワイドな活躍をアピールした。次のテーマは「Her」。彼女という意味から、「理想のタイプを教えてください。」という話題に。「理想のタイプというのはあまりないんですが、初めて会った時の瞬間の雰囲気がとても大事だと思います。」と語る。自身の経験上でもいつもひとめぼれをしてしまうと話した。

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「Eat」というテーマでは、好きな日本食を並べた即興ラップを披露。「A」は「Angry」。昔に比べて最近は怒らなくなって、「やわらかい性格に変わってきました。」と自身を説明した。「R」では「情熱的で、セクシーな感じだから。」と一番好きな色として「赤(Red)」を挙げた。また、自分が情熱的になる時間は、「曲を作っている時」だと話す。スケジュールの合間の移動時や、地下鉄に乗って人を眺めながら詞を考える時間が好きだと語った。寝ている時に突然メロディーが浮かぶこともあり、すぐに録音できるよう枕元に携帯電話をいつも置いているそうだ。最後は「Top」。これだけは誰にも負けないものは、「やっぱりダンスじゃないかな。」と答えた。5歳からダンスを始めたというJ.Heart。幼稚園でもダンスを先生に褒められていたという。

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質問コーナーでは、会場のファンから事前に集めた質問にJ.Heartが答えた。「自分の性格で好きなところは?」という質問に「かわいいけど、セクシーなところ。」と少し恥ずかしそうに答え、はにかむ表情にファンからも歓声があがる。「毎日の生活でこれだけは必ずしているということはありますか?」という質問には、「家の近くにあるジムで運動をしています。1時間半から2時間くらい。」と、ファンにもよく知られたチョコレート腹筋の所以を明かした。質問を寄せたファンと直接会話をしながらのアットホームな雰囲気のコーナーに会場からの笑いも絶えなかった。

続いては、この日の為に特別に準備したという洋楽のカバーを披露。「セクシーな感じの曲です。」と紹介し、カリスマ溢れる歌とダンスで魅せる。目線や動作ひとつひとつにファンの熱狂した声が上がった。J.Heartからも「楽しんでますか!」と呼びかけ、コール&レスポンスで会場を盛り上げた。

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次のコーナーは、J.Heartが自身のとっておきの写真を紹介しながら、それにまつわるエピソードを語るというもの。リハーサルではりきりすぎてしまい、本番が大変だったという中国での単独コンサート中の写真や、ホテルのプールでの楽しそうなオフショットが紹介された。香港では、街に出ると人が集まってしまうのでファンの安全を守る為にホテルから出られなかったというエピソードがある程の人気を誇っている。日本では、前回来日した際にスカイツリーから浅草をめぐる観光を楽しんだそうで、その時に浅草で撮られた写真も紹介された。

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これらの写真は、シングルの収録曲「Call My Name」にちなんで、「じぇ・い・は・と」という名前の文字を使ったあいうえお作文をその場で考え、ステージ上で披露したファンにプレゼントされた。それぞれに愛のこもったあいうえお作文が披露され、「やっぱり僕のファンの皆さんはすごいです。」とJ.Heart本人も大喜びだった。
イベントのクライマックスはやはり最高のパフォーマンスで締める。シングルリリースに先行して、韓国ではデジタルシングルとしてリリースされていた「Call my name」、そして自身が作詞・作曲した「I L Y」を続けて歌い上げた。「I Love You」の頭文字を表現したこの曲では、ファンもサビでの「サランヘ」という掛け声を合わせ、軽やかなアコースティックサウンドに乗せて会場はひとつになった。

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最後のあいさつとして、「いつも僕たちを待っていてくれて、言葉で表現できないくらい感謝しています。」とファンに思いを伝えるJ.Heart。N-SONICの新しいアルバムのレコーディングがすでに完了していて、次のカムバックへ向けた準備が着々と進んでいることを報告した。
エンディングでは「言葉でうまく表現できないので、僕が話したいことを訳してもらって、それを一生懸命手紙に書きました。」とスクリーンに日本語で書かれた直筆のメッセージが映し出された。

「みなさんと一緒だから、素敵な思い出を作ることが出来たんだと思います。どんなに時が経っても、何事にも真剣に向き合う心をいつも忘れずに、ステージに立つことのできる素敵なアーティストになります。心から感謝します。そして、本当に大好きです。」

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このファンへの感謝の気持ちが綴られたメッセージは、漢字をまじえた日本語で、丁寧に時間をかけて書かれたことが映像からも伝わり、J.Heartからファンへの心あたたまる贈り物になった。
今回の来日では、ファンミーティングに加え、前日にはサイン会やチェキ撮影会、じゃんけん会といったたくさんのイベントが開催された。J.Heartは彼を待つ多くのファンの心にふれ、ファンもまた彼の笑顔に再会し、その絆を深める2日間になっただろう。

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

2016.02.02