この度、「海猫」「余命」など、家族や愛、人生の機微を描いてきた作家・谷村志穂が、最先端の生殖医療を題材に、ひとつの“過ち”から動き始める二つの運命を描いた小説「過怠」(かたい)の映画化が決定し、2027年2月5日(金)より全国公開となる。本作は10月26日(月)から開催される第39回東京国際映画祭コンペティション部門への出品も決定している作品。
監督は、『熱のあとに』(24)で、愛することの切実さと人間の心の奥底に潜む狂気を鮮烈に描き出した山本英(やまもと・あきら)、そして脚本は、現在放送中ドラマ「俺たちの箱根駅伝」(NTV)チーフ脚本に抜擢された現役大学生・鈴木すみれが担当し、等身大の心情の揺らぎを掬いあげる。
映画は、最先端の生殖医療を背景に、日本と韓国、二つの国にルーツを持つ二人の女性の人生が交錯していく様を描いていく。韓国人のジヒョンを唐田えりかが、日本人の菜々子を知英が演じるという異色のキャスティングも話題となっている本作。
血のつながりとは何なのか。本当の家族とは何なのか。そして、自分はいったい何者なのか。生殖医療によって生まれたひとつの“過ち”が、やがてふたりの人生に大きな波紋を広げていき、それぞれが抱えていた人生の記憶を浮かび上がらせていく。
この度、W主演の唐田えりか、知英に続き、追加キャストが解禁となり、メインビジュアルも完成いたしました!追加キャストには、知英が演じる菜々子の恋人・謙太役に映画『猿楽町で会いましょう』(児山隆監督/21)、『サマーフィルムにのって』(松本壮史監督/21)、『ナミビアの砂漠』(山中瑶子監督/24)などに出演し、現在NHK連続テレビ小説「ブラッサム」にも出演し話題を集めている金子大地。
また、菜々子の弟・宮本一輝役には、ドラマ「俺たちの箱根駅伝」(NTV)への出演でも話題の荒木飛羽。ジヒョンにとって忘れられない人物の母・早苗役には坂井真紀。菜々子の父・宮本壮平役を数多くの映画で強い存在感を放つ鈴木卓爾、母・宮本みずき役を唯一無二の俳優として映画界に欠かせない存在の黒沢あすかが演じる。
そして、ジヒョンの母、ソン・カウン役に映画・ドラマを中心に活動し、キム・ギドク監督の『悪い男』04)、『春夏秋冬そして春』(04)などで知られるキム・ジョンヨン。ジヒョンの父、カン・ミンジュン役をキム・ハクソンが演じ、日韓の実力派俳優が揃い、作品に厚みを加えている。今回解禁となったメインビジュアルは、韓国の名だたる映画ポスターを世に送り出してきたデザインスタジオ「Propaganda(プロパガンダ)」が開発、担当。ふたりの運命が"偶然"に翻弄され、交錯していく瞬間を切り取ったビジュアルに仕上がっている。
【コメント】 ※敬称略※
山本監督の丁寧な演出と美しい映像の中で演じられて良かったです。
『過怠』を通して「自分ならどうするか」を考えるきっかけになりました。
見てくださったみなさんにどのように届くか楽しみです。
唐田さん、知英さんが素晴らしかったです!
ぜひ見てください!!
――金子大地 (関謙太役)
映画『過怠』で知英さん演じる菜々子の弟・一輝役として出演させていただきました。
「家族とは何なのか」「血のつながりとは何なのか」というテーマに向き合うなかで、
不器用ながらも姉を思う一輝の心情を考えながら演じました。
運命に翻弄されながらも、それぞれが前に進もうとする姿を、
ぜひ劇場で見ていただけたら嬉しいです。
――荒木飛羽(宮本一輝役)
菜々子の父を演じました。
最愛の子供に取り違えが起きていたと知らされ、家族の形が変わってしまうもろさと恐怖を感じました。
そしてこの映画は、菜々子とジヒョンがその先の未来を探す旅を描いています。
是非、劇場で二人の物語を見つめていただけましたらとても嬉しいです。
――鈴木卓爾 (宮本壮平役)
東京国際映画祭への出品、心よりお祝い申し上げます。
国境と言語を越えて、映画という言語で共にできたことに、より一層感謝しております。
この作品が日本の観客に深い感動を届け、これからも美しい旅路を歩み続けることを心より願っております。
――キム・ジョンヨン(ソン・カウン役)
こんにちは。映画『過怠(カタイ)』で、ジヒョンの父親、カン・ミンジュン役を演じましたキム・ハクソンです。『過怠』が東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されたと聞き、本当に嬉しく思いました。
初めて脚本を読んだ時から、「家族とは何か」という問いがずっと心に残っていましたが、撮影を通して、
その問いについてさらに深く考えるようになった気がします。
何より、襄陽(ヤンヤン)で韓国と日本の俳優、スタッフの皆さんが同じ現場に集まり、共に息を合わせ、
助け合いながら一つの作品を作り上げていく時間が、とても素晴らしいものでした。
そうして皆で作り上げたこの映画が、日本の観客の皆さまと出会えることを、とても嬉しく、意義深く感じています。
『過怠』が多くの方々の心に、長く残る作品となることを願っています。
ありがとうございます。
――キム・ハクソン(カン・ミンジュン役)
山本監督の演出を受けるのが好きです。
本読みを重ねながら、余計なものを削ぎ落とし、身体や心に残るもの、そこから立ち上がるもの、言葉では捉えきれない感情を大切にしてくださる。
人間の愛情は、正しさだけでは説明できない。そんなことを感じた作品です。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
――坂井真紀 (水瀬早苗役)
今回のお話をいただく前に、海外の生殖医療のドキュメンタリー番組に深く見入っていた私にとって、今作との出会いは不思議なご縁を感じるものでした。
生殖医療がもたらした過酷な運命、そして血の繋がりを超えた家族の葛藤というテーマの中で、愛情表現が不器用な一人の母親の苦悩に向き合えた時間は大変貴重な経験でした。
観客の皆様の心へ広く、そして深く響き渡ることを願っております。
――黒沢あすか (宮本みずき役)
【STORY】
25年前、二組の夫婦の受精卵が取り違えられた。その事実を知らず、韓国人として育ったジヒョンと日本人として育った菜々子は、大学生となり偶然に出会う。あるきっかけで取り違えの可能性を知った菜々子は、事実をジヒョンに打ち明ける。育ての親への愛と血縁への戸惑いに揺れ、「自分は何者なのか」と問い始める二人。やがて二人はジヒョンの故郷・韓国へ渡り、自らの過去と向き合っていく。衝撃の運命に翻弄しながらも、互いの人生を受け止め、未来を選択しようとする二人が辿り着く先とは――。
【クレジット】
唐田えりか 知英
金子大地 荒木飛羽 鈴木卓爾
吉岡睦雄 村岡希美 キム・ジョンヨン キム・ハクソン
坂井真紀 宮田佳典 久保田芽衣 白川和子 占部房子 黒沢あすか
原作:谷村志穂「過怠」(光文社文庫)
監督:山本 英
脚本:鈴木すみれ
原案:桜山知己
音楽:岡田拓郎
エグゼクティブプロデューサー:岡田直弓 プロデューサー:ユン・ミンヨン
撮影:米倉伸 照明:後閑健太 美術:菊地実幸 装飾:谷中太楼 録音・リレコーディングミキサー:内田雅巳 編集:山崎梓 助監督:杉原涼太 スタイリスト:岡村春輝 ヘアメイク:須見有樹子 美樹(知英) 制作担当:金子堅太郎
制作:NJcreation 配給:NAKACHIKA/フライフリーエンターテイメント 製作:映画「過怠」製作委員会
2026年/日本/カラー/131分/5.1ch/アメリカンビスタ
©2026 映画「過怠」製作委員会
公式HP:https://nakachikapictures.com/katai【SNS】公式X:@katai_movie 公式Instagram:@katai_movie















