日本アニメ映画「ちいかわ」、「暗殺者(たち)」を3倍差で引き離す…170万人目前

韓国で日本のアニメ映画「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」(以下、「ちいかわ」)が、ボックスオフィス1位を疾走し、観客動員数170万人突破を目前にしている。

18日、映画振興委員会の統合ネットワークによると、同作は17日に17万4784人を動員し、ボックスオフィス1位を記録。累計観客数は168万2661人で、170万人まで残り1万7339人となった。

2位の「暗殺者(たち)」は同日5万3542人を動員。「ちいかわ」の一日の観客数は「暗殺者(たち)」の約3.3倍だ。「暗殺者(たち)」の累計観客数は319万2758人。3位は「タチャ:ベルゼブブの歌」(3万6414人)、4位は「オデュッセイ」(2万263人)、5位は「クジラに落ちた男」(1万4830人)だった。

「ちいかわ」は、より高い報酬を得られるという誘いに乗って未知の島へ向かったちいかわと仲間たちが、思いもよらぬ出来事に巻き込まれながら繰り広げる冒険を描いたアニメ映画だ。愛らしいキャラクターたちの愉快な姿の裏に、労働や競争、不安といった現実的な感情を織り込んだ作品でもある。

「ちいかわ」のヒットの秘訣は、映画公開前から形成されていたコアなファン層だ。韓国では「モンジャククィ」という名前でも知られ、ぬいぐるみや文具などのキャラクター商品で人気を集めてきた。2024年12月にソウル・ヨンサン(龍山)アイパークモールで開かれたポップアップストアには10日間で3万人以上が訪れ、その人気を受けて、ことし2月には常設店もオープンした。

映画館でもファン層を狙ったマーケティングが続いた。CGVが発売したポップコーンバケットは1個2万9000ウォン(約3400円)にもかかわらず、追加販売分まで完売するほどの人気だった。劇場ごとに提供される限定特典も、ファンの観覧需要を刺激する要因に挙げられる。

K-POP式のプロモーションも注目を集めた。今月1日には、ちいかわ、ハチワレ、うさぎがMnet「M COUNTDOWN」に出演し、劇中挿入曲「島のうた」韓国語バージョンに合わせてステージを披露した。映像は公開から2日で再生数100万回を突破し、話題となった。

かわいらしい外見とは裏腹に、労働や競争、不安な日常を描く作品の世界観も、大人のファン層を引き寄せている要因となっている。映画でも、より高い報酬を約束されて未知の島へ向かうキャラクターたちの冒険が描かれる。グッズを通じて形成されたファン層が、映画の観覧層へと広がったというわけだ。

ヒットの勢いは当面続く見通しだ。「ちいかわ」は18日時点で予約観客数9万2473人を記録し、「失楽園」(1万7823人)、「オデュッセイ」(1万7061人)を大きく引き離している。

WOW!Korea提供

2026.10.18