
俳優キム・スヒョンに対する名誉毀損(きそん)などの疑いで拘束起訴された、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所(以下、カセヨン)」の代表キム・セウィについて、裁判所が拘置所への差し入れ金(領置金)の仮差し押さえ決定を維持したことが分かった。
ただし、月20万ウォン(約2万円)は差し押さえの対象から除外され、キム・セウィが拘置所内で使用できる金額は月20万ウォンに制限された。これは1日当たり7000ウォン(約700円)にも満たない金額だ。
YouTuberのウン・ヒョンジャン氏は11日、自身が運営するYouTubeチャンネル「商売の神」を通じて、ことし6月にソウル中央地方裁判所が決定したキム・セウィの領置金に対する仮差し押さえが、最近認められたと明らかにした。
ウン氏によると、裁判所はキム・セウィが拘置所で生活するために必要な最低限の費用を考慮し、毎月20万ウォン(約2万円)を差し押さえの対象から除外することを決定した。これにより、キム・セウィが使用できる領置金は1日平均約6600ウォン(約660円)となる。
拘置所で生活必需品や医薬品などを購入するため、最低限の領置金は確保されるべきだというキム・セウィ側の主張が、一部受け入れられたものとみられる。
ウン氏は「キム・セウィは『電池がなくてひげもそることができない』『傷口にばんそうこうを貼れず、足の爪が剥がれた』などと訴え、領置金を月100万ウォン(約10万円)まで使えるようにしてほしいと、繰り返し訴訟を起こしてきた。しかし、私は最後まで争った」と語った。
さらに「今、キム・セウィは自宅も銀行口座も領置金も差し押さえられている。できることは何もない」と強調した。
ウン氏は今回の決定について「この決定文を1枚見ただけで、ドーパミンがあふれるほどの喜びを感じるのに1分もかからない」と述べ、「しかし、私はこの結果を得るために長い時間を費やし、3回の裁判を行い、弁護士費用も約2000万ウォン(約200万円)かかった」と説明した。
これに先立ち、キム・セウィは7月、拘置所から送った手紙を通じて、領置金の仮差し押さえによって拘置所での生活に支障が出ていると訴えていた。
キム・セウィは「ミネラルウォーターやトイレットペーパー、歯磨き粉、歯ブラシはもちろん、医薬品も購入できなくなった」とし、「ここ数日は風邪による体調不良や腹痛で、朝晩に嘔吐(おうと)することが多いが、風邪薬も胃腸薬も買えない」と主張した。
■キム・スヒョンをめぐる疑惑と検察の捜査
一方、キム・セウィはこれまで、キム・スヒョンが未成年だった俳優の故キム・セロンさんと交際していたと主張してきた。また、キム・セロンさんが亡くなった直接的な原因は、キム・スヒョン側による債務返済の圧力だったとする虚偽の事実を、YouTubeなどを通じて広めた疑いが持たれている。
検察は、キム・セウィが虚偽の内容を含むYouTube配信を通じて犯罪収益を得た可能性があるとみて、カセヨンの後援金口座を追跡するとともに、関係者への参考人聴取や財産調査などを実施した。
検察の調査によると、キム・セウィはYouTubeコンテンツを通じて、後援金で少なくとも5440万ウォン(約544万円)、広告収入で少なくとも1億1500万ウォン(約1150万円)を得ており、合計約1億6940万ウォン(約1694万円)の収益を上げたと把握された。
検察はこの金額について追徴保全を請求し、先月、裁判所から認容決定を得た。
追徴保全とは、犯罪の疑いがある人物が違法行為によって得た収益を隠したり、処分したりできないよう、判決が確定する前に財産を一時的に凍結する措置を指す。
WOW!Korea提供







