ユ・ヘジン所属事務所、中傷や身辺を脅かす行為に「可能な限りあらゆる措置を講じる」

韓国俳優ユ・ヘジンの所属事務所が、オンライン上での誹謗(ひぼう)中傷やプライバシー侵害、身辺を脅かす行為について「可能な限りあらゆる措置を講じる予定だ」と明らかにした。映画「暗殺者(たち)」をめぐる歴史歪曲(わいきょく)議論が、ユ・ヘジンの自宅前での抗議活動や広告契約の撤回要求にまで広がる中、所属事務所が権益と安全を守るため対応に乗り出した。

所属事務所VASTエンターテインメントは5日、「最近、オンラインコミュニティーやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じて、当社の所属俳優ユ・ヘジンに対する中傷や虚偽の情報が流布・拡散されていることを確認した」とコメントを発表した。

続けて「虚偽の情報の作成・流布、悪意のある個人攻撃や侮辱はもちろん、俳優個人のプライバシーを侵害したり、身辺を脅かしたり、名誉を毀損(きそん)したりする行為を非常に重く受け止めている」と強調した。

所属事務所は、関連する投稿や資料を継続的に収集しているとし、「このような違法行為から所属俳優の権益と安全を守るため、可能な限りあらゆる措置を講じる予定だ」とした。今後もモニタリングを続け、確認された事案について必要な対応を取る方針だという。具体的な対応方法や告訴の有無については明らかにしていない。

今回のコメントは、「暗殺者(たち)」に対する批判が、出演俳優個人への圧力にまで拡大する中で発表された。ユ・ヘジンは、先月23日に公開された同作で、事件を追う刑事を演じた。同作は、1974年に起きた朴正熙(パク・チョンヒ)大統領夫人の陸英修(ユク・ヨンス)氏狙撃事件をモチーフに、事件をめぐる疑惑や背後関係を描いており、一部の設定や結末をめぐって歴史歪曲を指摘する声が上がっている。

4日には、保守系団体の新自由連帯とベラードがユ・ヘジンの自宅付近で集会を開き、映画の上映中止と制作陣・出演俳優による謝罪を求めた。両団体は、ユ・ヘジンが広告モデルを務める企業に対して契約撤回を求める活動も予告した。これに先立ち、ユ・ヘジンが出演した広告動画にも抗議するコメントが相次ぎ、コメント欄が閉鎖された。

これらの影響で、観客と交流する予定も取り消された。制作会社のHIVEメディアコープは2日、俳優と制作陣の保護などを理由に、3~5日に予定していた舞台挨拶を中止した。釜山国際映画祭の開幕式への出席と、7日に予定されていた屋外舞台挨拶についても、観客と出席者の安全を考慮し、実施しないことを決めた。

映画界の団体からは、作品に対する批判が創作者個人の安全を脅かすことにつながってはならないとの懸念が示された。歴史的事件を扱った映画について検証や批評を行うことは必要だが、俳優のプライバシーや安全を侵害する行為は別の問題だという趣旨だ。

 

WOW!Korea提供

2026.10.05