【現地レポ】「BIGBANG」、2006年と2026年が重なった夜…G-DRAGON・SOL・D-LITEが刻んだ新たな出発

「こっちに集まれ、みんな集まれ。WE GON’ PARTY LIKE~♪」

23日、キョンギ(京畿)道コヤン(高陽)総合運動場メインスタジアムで、「BIGBANG 2026~2027 WORLD TOUR『XX:COSMOS』IN GOYANG」の最終日となる3日目の公演が開催された。

ステージに刻まれた「2006」と「2026」の数字が左右に割れると、その間からG-DRAGON、SOL、D-LITEが姿を現した。同時に巨大な花火が打ち上がり、コヤンの夜空を鮮やかに彩った。

「BIGBANG」のデビュー20周年公演、その幕開けを飾ったのは『FANTASTIC BABY』だった。聞き慣れたサビが響き渡ると、客席からは待っていたとばかりに大合唱が巻き起こった。

「BIGBANG」の全盛期を共にしたファンから、彼らの音楽に新たに触れた10~20代まで、世代の異なる観客が同じ歌を声の限りに歌った。20年前に「BIGBANG」を愛した少女たちは、いつの間にか大人になり、再び黄色い公式ペンライト「BANG BONG」を手にしていた。それぞれ異なる時間を歩んできた「BIGBANG」と、ファンダム(熱心なファンのコミュニティ)のV.I.Pが、2026年に再び同じ場所で出会った瞬間だった。

時が流れても、ステージ上のエネルギーは変わらなかった。D-LITEとSOLの力強い歌声がスタジアムを満たし、G-DRAGONの鋭いラップがその間を切り裂くように駆け抜けた。「BOOM SHAKALAKA」というフレーズが繰り返されるたび、歓声はさらに大きくなった。

息つく間もなく、『HANDS UP』『TONIGHT』へと続いた。3人がステージを縦横無尽に駆け回る中、炎が勢いよく噴き上がり、3曲目に差し掛かる頃には、すでにメンバーの顔を汗が伝っていた。冒頭の3曲だけで、「BIGBANG」の全盛期を凝縮して広げたようなステージだった。

3曲を駆け抜けた後、G-DRAGONは「こんにちは。BIGBANGが帰ってきました」と叫んだ。D-LITEは自身を「20年間、大きな声で歌い続けているD-LITEです」と紹介。SOLはコヤン公演の最終日だけに、持っているエネルギーを全て注ぎ、一緒に楽しんでほしいと呼び掛けた。

2006年にデビューした「BIGBANG」とファンが共に歩んだ時間は、いつの間にか20年に達した。この日のオープニングでは、その歳月を長い説明で振り返る必要はなかった。十数年前の曲に、2026年の観客が今も声をからして応える光景だけで十分だった。


■『LIES』から『BANG BANG BANG』まで…20年を貫いたヒット曲

「BIGBANG」は21日から23日までの3日間、同会場でデビュー20周年記念ワールドツアーの幕を開けた。「BIGBANG」がグループとして単独公演を開催するのは、2017年の「LAST DANCE」ツアー以来、9年ぶりとなる。

メンバーたちはセットリストからステージデザイン、全体の演出まで、制作全般に直接参加。過去20年間の音楽を1つのステージに凝縮した。

その歴史は、セットリストに最も色濃く表れていた。強烈なオープニングに続き、『BLUE』『LOSER』『IF YOU』『BAD BOY』『BAE BAE』を披露し、「BIGBANG」ならではの感性とグルーヴを自在に行き来した。

『LOSER』のサビのラップパートでは、客席からの大合唱が一層激しくなり、SOLのシャウトが会場の熱気を一気に引き上げた。

『HARU HARU』と『LIES』では、雰囲気が再び大きく変わった。『HARU HARU』はバンドアレンジとドラマチックな変奏によって、聞き慣れた曲に新たな息吹を吹き込み、華やかな紙吹雪がステージを彩った。

続いて、おなじみの電話のベル音と共に始まった『LIES』では、3人の歌声に観客の大合唱が重なり、深い余韻を残した。

『LIES』から『FANTASTIC BABY』『LOSER』『BAE BAE』『BANG BANG BANG』まで、各時代を代表する楽曲が次々と続くセットリストそのものが、「BIGBANG」の20年を物語っていた。

ソロステージでは、3人それぞれの色が一層鮮明になった。D-LITEは『UNIVERSE』『WINGS』『LIMIT EXCEEDED』『LOOK AT ME, GWISOON』で、伸びやかな声量と陽気なエネルギーを見せた。特に『LOOK AT ME, GWISOON』では、「僕を見て、僕を見て、グィスン」という大合唱が巻き起こり、客席全体が大きく揺れた。

SOLは『BAD』『RINGA LINGA』『LIVE FAST DIE SLOW』で、独自のグルーヴとパフォーマンスを展開した。炎が噴き上がるステージでも揺るぎない歌声とダンスで存在感を示し、フェンス付近まで歩み寄ってファンと呼吸を合わせる余裕も見せた。

G-DRAGONは『POWER』でダンサーたちとパレードするように登場すると、『CRAYON』『CROOKED』で会場の熱気を引き上げた。バンドアレンジに独特のジェスチャーと圧倒的なステージ掌握力が加わり、『CROOKED』では観客が先に歌い始め、共にステージを完成させた。「GUCCI」の帽子を小道具のように使いこなし、並外れたセンスも印象付けた。

■それぞれでも、共にいても輝く「BIGBANG」…『BiiiG』で開いた新たな20年

3人が再び集まると、その爆発力はさらに増した。『BANG BANG BANG』が始まった瞬間、スタジアムは巨大なクラブへと変貌した。

『STUPID LIAR』『SOBER』『WE LIKE 2 PARTY』が立て続けに響き渡り、客席を埋め尽くした黄色い「BANG BONG」が波のように揺れた。

20年分のヒット曲だけでも十分に満たされた公演だったが、「BIGBANG」は過去だけにとどまらなかった。その中心にあったのが、約4年4か月ぶりの新曲『BiiiG』だった。

この日、初公開された『BiiiG』のステージでは、G-DRAGONのラップ、SOLのグルーヴ感あふれる歌声、D-LITEの力強いボーカルが見事に調和した。『LIES』や『HARU HARU』から『BiiiG』までが同じステージに共存したことに、今回の公演の意味が凝縮されていた。

過去20年を振り返りながら、同時に2026年の「BIGBANG」を堂々と提示したステージだった。

20周年の祝祭にふさわしく、演出も華やかだった。WOW JONESを中心としたバンドセッションが全曲を生演奏し、「2025年スーパーボウル・ハーフタイムショー」を演出したマイク・カーソンと、「2012年ロンドンオリンピック閉会式」のステージデザインを手掛けたエス・デブリンも制作に参加した。23トン規模の移動式LEDは、「COSMOS」の世界観をスタジアムいっぱいに広げた。

公演の随所で打ち上げられた花火も、祝祭の熱気に華を添えた。音楽がクライマックスへ向かうたびに火柱が上がり、夜空には大きな花火が咲いた。「BIGBANG」の20回目の誕生日を、メンバーと数万人の観客が共に祝っているかのような光景だった。

アンコールでも、『HEAVEN』『SUNSET GLOW』『LAST FAREWELL』『FEELING』『FLOWER ROAD』などのヒット曲が続いた。伴奏が流れただけで、客席からは次の歌詞が先に飛び出した。

最後の曲は『Still Life』だった。数多くの季節を越え、20歳を迎えた「BIGBANG」にふさわしいエンディングだった。

2006年から2026年までの間に、メンバーもファンも、K-POPを取り巻く風景も変わった。それでも曲が始まると、客席は再び1つの声になった。今回のステージに参加しなかったT.O.Pの歌声をそのまま流したことも、深い余韻を加えた。

20年が流れた今、「BIGBANG」が歩んできた時間を証明するために、華やかな記録は必要なかった。『FANTASTIC BABY』で巻き起こった歓声、『LIES』と『HARU HARU』の大合唱、そして『BANG BANG BANG』と『BiiiG』に合わせて揺れた黄色い「BANG BONG」が、その歳月の全てを物語っていた。

今回の公演は、20周年の締めくくりというよりも、新たな出発に近かった。「BIGBANG」はコヤンを皮切りに、北米、ヨーロッパ、オセアニア、アジアなど、世界19都市で計33公演のワールドツアーを続ける。

 

WOW!Korea提供

2026.08.23