「エージェント・キム」視聴率21%突破で“シンドローム”に…業界が語るヒットの理由と懸念



※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

「エージェント・キム:リアクティベーティッド」(以下「エージェント・キム」)が、お茶の間だけでなく世界でも旋風を巻き起こしている。視聴率10%を超えれば“ヒット”とされる現在の韓国ドラマ市場で、21%を突破する快挙を成し遂げたことで、ドラマ業界に活気をもたらしたとの評価が上がる一方、刺激の強い作品ばかりが支持される流れを懸念する声も聞かれている。

6日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、SBS金土ドラマ「エージェント・キム」は、第4話で全国世帯視聴率21.6%を記録した。第1話の9.5%から、第2話15.7%、第3話18.8%と右肩上がりで数字を伸ばし、第4話で20%の壁を軽々と突破する驚異的な上昇を見せた。

これはSBS金土ドラマ歴代視聴率3位に当たる記録であり、2023年放送の「模範タクシー2」(21.0%)以来、約3年ぶりに誕生した20%超えのドラマとなった。歴代1位「ペントハウス2」(2021年、29.2%)、2位「熱血司祭」(2019年、22.0%)にも迫る勢いを見せており、放送業界では「今年の年末演技大賞は、すでに決まったも同然」との見方も出ている。

世界的人気も際立っている。グローバルOTTランキングサイト「FlixPatrol」によると、「エージェント・キム」は5日基準で世界のテレビ番組ランキング2位を記録。韓国を含む28か国で1位となったほか、競争の激しいアメリカ市場でも5位にランクインするなど、国内外で“エージェント・キム”旋風を巻き起こしている。

放送局関係者は、「視聴率20%突破は、2049世代だけでなく、テレビから離れていた中高年層まで呼び戻した証拠だ」と評価。「視聴プラットフォームが多様化し、高視聴率ドラマが生まれにくい時代になったが、『コンテンツがおもしろく、コンセプトが明確であれば、視聴者はテレビの前に戻ってくる』という法則が今なお有効であることを証明した」と語った。

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2026.07.06