こうした印象的なロマンスシーンを演じ切ったホ・ナムジュンについても惜しみない賛辞を送った。
「ロマンチックコメディーは、セリフと俳優の信頼関係が非常に重要なジャンルです。同じセリフでも、誰が、どのような気持ちで口にするかによって、まったく違う印象になります。ホ・ナムジュンが印象的だったのは、最後までチャ・セゲをチャ・セゲとして演じ切ったことです。セリフを格好よく見せたり、ロマンチックに演じようとするのではなく、その瞬間にチャ・セゲが抱く、生々しい感情だけを信じて演じる俳優でした」
一方、第13話では、シン・ソリとチャ・セゲのロマンスよりも、ナム・オクスン(キム・ヘスク)の死を描く場面が長く、物足りなかったという声も上がった。作品全体を貫く「輪廻(りんね)」というメッセージに多くの時間が割かれていたためだ。
これについてカン・ヒョンジュ作家は、「オクスンとソリの別れのシーンは、この作品が最後まで伝えたかった感情を込めた場面でした」と説明した。
そして、「タイムスリップや魂の入れ替わりといったファンタジー要素は登場しますが、私が本当に描きたかったのは、人と人との縁の物語です。そのため後半では、勧善懲悪や復讐(ふくしゅう)だけではなく、登場人物たちが互いを理解し、受け入れながら、人生とどう向き合っていくのかを描きたいと思いました。こうした物語の選択について寄せてくださった視聴者の皆さんの声も、作品への深い関心と愛情から生まれた大切なご意見だと受け止め、心に刻んでいきたいと思います」と語った。
最後に、「結局、この作品がたどり着くのは『愛』です。私はラブコメというジャンルには大きな包容力があると思っています。人と人が出会い、互いを救い合う奇跡のような物語を通して愛を描くと同時に、ご覧になった皆さんが人生を少しでも前向きに受け止めてくださればと願っていました。気付けば心に染み込んでいるような作品になればと思っていましたが、その思いが視聴者の皆さんに届いたようで、とてもうれしいです」と笑顔を見せた。
「インタビュー」③ へ続く








