
「BTS(防弾少年団)」の『BTS WORLD TOUR 'ARIRANG' IN BUSAN』が、音楽の枠を超えた大きな経済効果を生み出した。
プサン(釜山)市と釜山観光公社が18日に発表したところによると、12日と13日に釜山アジアード主競技場で開催された同公演には計11万人が来場。その半数以上を海外からの観客が占め、“BTS特需”が釜山の観光業界に大きな活気をもたらしたことが分かった。
釜山市は「チケットを持たずに会場周辺を訪れたファンまで含めると、実際の釜山訪問者数は公演観客数を大きく上回ったとみられる」と説明。公演期間中は街の各地が「BTS」を目当てに訪れたファンでにぎわい、釜山全体がお祭りムードに包まれた。
HYBEと共同で展開した「BTS THE CITY ARIRANG BUSAN」関連イベントも盛況だった。ヘウンデ(海雲台)区クナム路で12日から14日まで開催された「ラブソングラウンジ」には約10万人が来場し、クァンアンリ(広安里)海水浴場で行われたドローンライトショーには約5万4000人が集結。「BTS」の音楽とともに釜山の夜を彩った。
その熱気は観光や消費にも直結した。釜山駅、広安里、海雲台にある観光土産店の公演期間(11~14日)の1日平均売上高は約854万ウォン(約85万円)で、前年同期比136%増加。14日には期間中最高となる約1410万ウォン(約141万円)を記録した。特に釜山駅店の1日平均売上高は前年同期比316%増と大幅に伸びた。
5日から15日まで運行されたBTSテーマのシティツアーバスには計705人が乗車。釜山グルメガイドブックは英語版2300部、韓国語版200部がすべて配布された。また、NAVERの「BE LOCAL」キャンペーンと連携した釜山ローカル保存リストは、15日時点で閲覧数が3万件に迫るなど高い関心を集めた。
一方、公演を前に一部宿泊施設の料金高騰が問題となったことを受け、釜山市は公共宿泊施設の供給拡大や合同点検などを実施。宗教団体や大学、公共機関と協力して26機関・295室を確保し、1776人を受け入れたほか、市民が自宅の空き部屋などを提供してファンを受け入れる「カモメの巣ステイ」には外国人観光客54人が参加した。
また、公演期間中には特別輸送対策も実施された。都市鉄道は220回以上の増発・延長運行を行い、釜山・金海軽電鉄は48回増便。市内バスも運行間隔を通常の13~16分から9分へ短縮するなど、大規模な来場者の移動を支援した。
主催者のHYBEをはじめ、釜山市、警察、消防、釜山交通公社などは2日間で計4790人の現場支援スタッフを配置。釜山市は「公演期間中に重大な安全事故は発生せず、13件の救急事案にも迅速に対応した」と説明した。
11日から13日までの3日間に3万1263人の外国人観光客が入国した金海国際空港では、「ウェルカム・トゥ・釜山」歓迎週間を実施し、8200人に記念品を配布するとともに観光案内を提供した。また、5日から運営された釜山駅ウェルカムセンターには計2万6245人が訪れ、このうち外国人利用者の割合は75.8%に達した。
釜山市は現在、通信会社やクレジットカード利用データなどを活用し、公演や関連イベントが地域観光に与えた経済効果を分析している。詳細な結果は8月初旬に公表される予定だ。
なお、「BTS」は26日と27日(現地時間)、スペイン・マドリードで『BTS WORLD TOUR 'ARIRANG'』を続ける。釜山を熱狂の渦に巻き込んだ“ARIRANG旋風”が、次はヨーロッパでどのような盛り上がりを見せるのかにも注目が集まっている。
BTS(防弾少年団)のプロフィール
BTS(防弾少年団)のまとめ
WOW!Korea提供






