キム・スヒョン巡る疑惑、故キム・セロンさん録音は“4バージョン存在”か…MBC「録音はAI加工」と報道



俳優キム・スヒョンと故キム・セロンさんを巡る一連の疑惑をめぐり、「カロセロ研究所」(以下、カセヨン)のキム・セウィ代表が公開した録音やメッセージなどの証拠について、捜査当局が捏造(ねつぞう)や加工の疑いがあると判断していることが明らかになった。

さらに、キム代表がこうした問題点を認識していた可能性があるとする内容が報じられ、波紋が広がっている。

14日に放送されたMBCの時事報道番組「ストレート」は、「社会的凶器、カセヨンの暴露ビジネス」と題した特集を通じて、キム代表がキム・スヒョンと故キム・セロンさんの未成年時代の交際疑惑や債務圧力疑惑を提起する過程で、出所が不明確な資料や加工された証拠を利用していたと報じた。

番組によると、警察は「キム・スヒョンと中学生の頃から交際していた」とされる音声ファイルについて、人工知能(AI)技術を利用して加工されたものとみている。

また、故キム・セロンさんが未成年だった時期からキム・スヒョンと交際していたとする疑惑の根拠として提示されたメッセージについても、第三者の会話内容を加工したものだったことが判明したという。

特に注目を集めたのは、問題の録音を提供した情報提供者の行動だ。

番組によると、この人物はカセヨンへ録音を渡す前に、まずキム・スヒョンの所属事務所へ接触していた。

その際、「キム・セロンさんが成人後に一時的に交際していた」という内容の音声ファイルを提供すると提案し、その見返りとして金銭を要求。さらに、自身が販売する商品の広告掲載まで条件として提示していたとされる。

ところが、カセヨン側には「キム・セロンさんが中学生の頃からキム・スヒョンと交際していた」という、まったく異なる内容の録音を渡していたことが分かった。

同じ故人の音声を利用しながら、内容が相反する複数の録音が作成・流布されていたことになる。

番組は、この情報提供者が芸能系YouTuberなど複数の関係者にも録音ファイルを配布しており、現在までに確認されているだけでも少なくとも4種類のバージョンが存在すると伝えた。

警察はキム代表に対する逮捕状申請書の中で、「故キム・セロンさんと会話した相手が誰なのか確認できていないことを明確に認識しながらも、あたかもその相手がキム・スヒョン氏であるかのように見せる目的でカカオトーク資料を故意に加工した」と記載したという。

キム・スヒョン側の法定代理人であるコ・サンロク弁護士も番組に出演し、「互いに両立し得ない内容の『キム・セロンさん本人の肉声録音』が複数存在するという事実そのものが、真実ではあり得ないことを示している」と主張した。

また、この過程でキム代表が繰り返し強調していた“国立科学捜査研究院(国科捜)の検証”についても、新たな事実が明らかになった。

キム代表は先月26日の逮捕状実質審査を前に、「検証は国立科学捜査研究院が行った」と主張し、証拠捏造疑惑を全面的に否定していた。

しかし「ストレート」は、カセヨン側が主張する「国科捜による検証」について、実際には警察の依頼を受けた国科捜が資料を確認しただけだったと報道。さらに、録音の原本が提出されていなかったため、国科捜は最終的に「検証不可能」と判断していたと伝えた。

番組は、こうした未検証の録音や加工された証拠が故キム・セロンさんの名誉を傷つけただけでなく、キム・スヒョンにも深刻な二次被害をもたらしたと指摘した。

一方、キム・スヒョンは一連の疑惑について一貫して否定しており、今年7月の広告撮影を皮切りに、中断していた活動を本格的に再開する予定だ。

また、故キム・セロンさんが未成年だった時期からキム・スヒョンと交際していたなどの虚偽事実を流布した疑いで拘束されたキム・セウィ代表の拘束期間は、さらに10日延長された。

今月4日に警察から送検されたキム代表は、13日に1回目の拘束期間満了を迎える予定だったが、検察の延長申請が認められた。検察は最長20日間の拘束捜査を行うことができる。

検察は、2回目の拘束期限が満了する23日までに、キム代表を起訴するかどうかを判断する見通しだ。

 

WOW!Korea提供

2026.06.15