<コラム>「KARA」の後継グループ、セクシー系の大決戦

[韓国K-POP]<コラム>「KARA」の後継グループ、セクシー系の大決戦

年明け早々、ガールグループ「KARA」の完全体維持の最終結論はまだ出ていないまま、その「KARA」の脈や筋を引き継ぐガールグループたちの話題が盛り上がりそうだ。寒さを物ともしない熱いセクシー対決である。

ガールズグループ戦国時代が依然として続いているK-POP界においては、過激なセクシーパフォーマンスを武器に知名度を上げている女性アイドルたちも多い。

今や韓国でも、日本のような「アイドルオタク層」ができつつあり、20代半ばから40代までの男たちがステージの前で一心不乱に声を上げるシーンは珍しくなくなった。そんなガールズグループのファンたちは、「サムチョンペン(おじさんファン)」と呼ばれており、このターゲット層に特化したセクシー系ガールズグループも多数存在する。

「KARA」の妹分の「RAINBOW」。そして、「Girl’s Day」と「Dal★shabet」。この3つの女性アイドルグループは季節感にとらわれることなく、年始めからアグレッシブな展開を図っている。

まずは、「KARA」妹分の「RAINBOW」、その派生ユニット「RAINBOW BLACK」だ。「RAINBOW」としても「Gossip Girl」や「A」など、エロカワな楽曲は多数だが、今回は「19禁」のアダルティーなセクシーさを特化したチームで今月末のデビューを予定している。なお2011年には、元気ハツラツな健康美と、初々しさをコンセプトにした派生ユニット「RAINBOW PIXIE」が誕生している。

「KARA」と同じ所属事務所のDSPメディアは、「『RAINBOW BLACK』」は、『RAINBOW』からはみられなかった官能的で品格のある熟したセクシーさを感じられるはずだ。YouTubeチャンネルを介して4人のメンバーを順次公開する予定。」と発表した。

次は、昨年「Expec」や「FEMALE PRESIDENT」でエロカワな魅力を爆発させた「Girl’s Day」。先週、3枚目のミニアルバム「Something」で2014年最初の攻勢に出た。メンバーたちは、「今回はエロすぎずナチュラルなセクシーさを感じられると思います。説明は難しいけれど、私たちにしかない派手すぎない自然なセクシーさをアピールします。」と抱負を語っている。しかし、そのパフォーマンスはどちらかと言えば「ナチュラル」よりも、やはり従来の「露骨なセクシーさ」に近かった。

ミュージッククリップの中では歌い出しから床に寝そべったり、四つん這いになってお尻を振ったりと、エロさ全開モード。ショートパンツや切れ目の深いドレス風の衣装を活かして、自慢のボディラインを露出しながら音楽チャートでも上位にランクインした。

最後は、昨年「Be Ambitious(私の足をみて)」で脚線美やチラリズムにフォーカスし注目を集めた「Dal★shabet」だ。

人気作曲家「新沙洞ホレンイ」がプロデュースした新作ミニアルバム「B.B.B」 (Big Baby Baby)を8日にリリースした彼女たちは、「露出しすぎず、品のある大人の女性のセクシーさをアピールしたい。」と意気込んでいた。

所属事務所「Happyfaceエンタテインメント」も、今回の新曲は衣装が見どころだ。今までとは違い肌の露出は封印しているが、ボディラインに密着するシルエットが強調されるファッションで女性らしいイメージを意識した。」と付け加え、「サムチョンペン」の期待感を増している。

儒教の国である分、「扇情的で青少年に悪影響を与える」、「歌謡界にストリップダンサーは要らない!」、「エロマーケティングもほどほどに」などの批判も多い。しかし、その一方で、同性の女性を含め、多くのファンに支持されていることも事実である。

確かに、これらセクシー系ガールズグループの振り付けは、ここ数年急速にエスカレートしてきた。お尻を振ったりする「KARA」の振り付けはもう「クラシック」や「古典」になっている。腰をくねくねさせる動作は当たり前で、今や胸や股間をスリスリするようなダンスまで登場するようになった。19禁ミュージックビデオも少なくない。

しかし、ビヨンセやリアーナ、「KARA」のように、しっかりとした歌唱力または音楽性をベースにするか、時代のアイコンとしてのセクシーさであれは、素晴らしいエンターテインメントとして受け入れられるのが芸能界やエンタメ業界だ。

「RAINBOW」と「Girl’s Day」と「Dal★shabet」。これからも、彼女たちのK-POPならではパワフルで、セクシーで、エロカワなパフォーマンスを楽しみながら、日本中がまた元気を戻す瞬間を期待したい。

 

2014.01.11