Audible は 5 月28日、東京・渋谷のStudio 126 Tokyoにて「Audible プレス発表会」を開催。
2026 年の取り組みと戦略、最新コンテンツラインナップを発表しました。
また、Audibleのコンテンツに関わるゲストを迎えたトークセッションも実施しました。
その発表会の模様や2026年の最新ラインナップの詳細をレポートします。
(左から)Audible ヘッド・オブ・コンテンツ・ジャパン キーリング・宮川もとみ、三宅香帆さん、桐谷健太さん、染井為人さん、Audible カントリーマネージャー 逢阪志麻
■2026年は3つの取り組みに注力
発表会では、まず、Audible カントリーマネージャーの逢阪志麻が登壇。Audible のこれまでの歩みを振り返りました。Audible が日本でサービスを開始したのは 2015 年。現在、90 万以上の作品を提供し、2025 年に世界中のリスナーがAudibleを聴いた総再生時間は約60億時間にも達しています。
「目は忙しいけれど、心は空いている時。それが私たちAudibleが、満たしたいと思う時間です。」という設立者、ドン・カッツ氏の言葉を大切にしつつ、Audibleは「Every book is an audiobook, in
every language.(すべての本を、すべての言語で、オーディオブック化する)」という新たなビジョンを掲げています。
逢阪は、それを推し進めるための施策として、2026年に注力する3つの取り組みを発表しました。まず、“聴きたい”に応えるラインナップの強化。次に、新ジャンル開拓による利用層の拡大。そして、リアル体験を通じた認知拡大と利用促進です。それぞれの具体的な施策について、最新の調査結果を交えつつ、発表しました。
今年3月に1万人を対象に行った調査※で、オーディオブック利用者と非利用者では読書量に大きな差があることが明らかになりました。オーディオブック利用者では年間の読書量が6冊以上の人が77.6%だったのに対して、非利用者では1冊以下が55.6%という結果に。また、Audible利用者を対象にした調査では、84.5%もの人が「Audible を利用することで読書時間が増えた」と回答していました。逢阪は「読書の習慣がない人にとっても、Audible はその扉を開くきっかけになれると考えています」と語りました。

※20~69歳の全国の男女を対象に、2026年3月19日~3月23日に実施したインターネットリサーチ(2段階調査:スクリーニング調査10,000 名、本調査1,236名)のデータより調査委託先 :マクロミル
■今年最も聴かれているのは本屋大賞の『イン・ザ・メガチャージ』
続いて、実際にAudibleで聴かれている最新の人気作品ランキングも発表しました。2026年1月1日〜5月11日にAudibleで最も聴かれたのは朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャージ』。4月9日に発表された第23回本屋大賞の受賞作で、Audibleでも注目を集めています。本屋大賞にノミネートされた作品も人気で、『殺し屋の営業術』(野宮有著)、『エピクロスの処方箋』(夏川草介著)などが上位にランクイン。また、2025年11月に配信が開始され、本屋大賞に初めてノミネートされたオーディオファースト作品となった湊かなえさんの『暁星(あけぼし)』や、1月に発表された嶋津輝さんの直木賞受賞作『カフェーの帰り道』もランクインしており、リスナーからの話題作への注目度が高いことがうかがえます。

Audible の利用者を対象にした調査では、Audibleで聴きたいジャンルとして「過去の名作・ベストセラー」「人気作家の新作・話題作」「ビジネス・自己啓発書」の順で挙がりました。週に4~5回利用するヘビーユーザーに限ると、「過去の名作・ベストセラー」「人気作家の新作・話題作」に続いて3位に「オーディオファースト作品」が挙がり、書き下ろし作品への期待も高まっているようです。
■話題作やオリジナル作を続々とリリースし、新ジャンルにも挑戦!
Audible は、利用者の期待に応える取り組みとして、引き続き、話題作・名作のオーディオブック化に注力しています。

また、ヘビーユーザーからの支持が高いオーディオファースト作品も拡充していきます。中山七里さん、三宅香帆さん、横関大さん、養老孟司さんと國分功一郎さん、ひろゆきさんなど第一線で活躍するクリエイターを迎え、多彩なジャンルのオリジナル作品の配信を準備していることが明かされました。
また、2026年の新たな取り組みである新ジャンルの開拓として、韓国コンテンツが登場することも発表。第1弾として、日本でも人気を集めた韓国ドラマ『天国の階段』を5月28日から配信。逢阪は「Audibleの成長には、まだAudibleに触れたことのない新しいお客様層へのリーチも欠かせません。韓国ドラマは日本国内に熱心なファン層を持ちながらも、これまで"音声で物語を楽しむ"という体験との接点がほとんどありませんでした。
Audible ならではのストーリーテリング——声の演技、音楽、効果音が織りなす没入体験を、この未開拓のジャンルに届けることで、新たなお客様との出会いを生み出してまいります」と話しました。
■新たなリスナー層にも “聴く読書” の価値を訴求
最新の調査結果では、オーディオブックのイメージについて、「自分の時間を充実させられる」と肯定的に答えた人は、オーディオブック利用者では51%で、非利用者では32%と大きな開きがありました。また、「物語の世界に深く入り込める」と回答した人は、オーディオブック利用者では28%でしたが、非利用者では11%に止まりました。逢阪は「オーディオブックには、使ってみて初めてわかる価値がある」と解説。
また、Audibleの利用シーンに関する調査結果では、全体的に自宅での利用が多いものの、ヘビーユーザーにおいては通勤・通学などの移動中に聴いているという回答が多かったことも明らかになりました。さらに、Audibleを知っていて、使ってみたいという意向があるももの現在利用していない人にその理由をたずねたところ、約半数の人が「試してみる機会がなかった」と回答したこともわかりました。
こうした利用者・非利用者の間に存在するイメージのギャップを埋め、生活の中で“聴く読書”を取り入れられる利用シーンの選択肢を提案し、これまで試す機会のなかった方々へ気軽にAudibleを体験できる場を提供するための試みとして、渋谷駅直結地下広場にて期間限定(5月25日〜5月31日)で「Audibleカフェ」を開催していることも紹介。「Audibleカフェ」では、日替わりテーマに合わせたAudibleで人気タイトルのほか、聴き放題対象作品をお聴きいただけます。
詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000325.000036126.html
「こうした取り組みを通じて、"聴く読書"がより多くの方の日常にもっと身近なものになっていくよう、これからも取り組んでまいります。」と逢阪は締めくくりました。
■5月28日に配信開始となるタイトルを皮切りに、
多彩なコンテンツが続々登場
続いて、Audibleヘッド・オブ・コンテンツ・ジャパンのキーリング・宮川もとみが登壇し、2026年の最新コンテンツラインナップについて説明しました。
まず、発表会が開催された5月28日から配信されたコンテンツを紹介。村上龍さんの『五分後の世界』は、時空が5分ずれた、もう一つの日本の歴史を描くダイナミックな長編大作。俳優の桐谷健太さんの朗読でお届けします。会場でも桐谷さん朗読の音声の一部が公開されました。
昨年『国宝』が大きな話題を呼んだ、吉田修一さんの『ミス・サンシャイン』は、大学院生の青年が、かつてハリウッドで活躍した伝説の映画女優と出会い、人生の輝きとは何かを見つめ直していく物語。
朗読は俳優の水上恒司さんです。そして、2024年のノーベル文学賞を受賞した韓国の小説家ハン・ガンさんの『すべての、白いものたちの』も配信開始。俳優の三浦透子さんの朗読でお届けします。
染井為人さんの最新作『硝子のマンション』は6月24 日に配信開始予定。この作品は書籍の発売と同時に、Audible での配信が始まる取り組みです。本でも音声でも好きなほうで楽しむことができ、“読む”と“聴く”の両方を体験することもできます。さらに、6月26日には池井戸潤さんの最新作『ブティック』の配信も予定しています。
オーディオファースト作品では、5月28日から中山七里さんの“聴くミステリー”『火と話す男』を配信。朗読は人気声優の榎木淳弥さんです。お二人からのビデオメッセージが上映され、中山さんは「Audibleのために書いた物語が、榎木さんの声で2倍、3倍のスリルとサスペンスになっています」とアピール。榎木さんも「中山先生の言葉は読み進めるほどに熱を帯びていきます。そんな臨場感を大切にしながら収録に臨みました」と話していました。
そして、年内には文芸評論家・三宅香帆さん初のオーディオファースト作品『没頭する力』を配信します。本作をもって、2021年から提供開始したオーディオファースト作品は、累計35タイトルになる予定です。
■韓国コンテンツ第1弾は『天国の階段』

最後に、新しい取り組みである、Audibleにとって新ジャンルとなる韓国コンテンツについて紹介。第1弾として5 月28日に配信を開始したのは『天国の階段』。2000年代に熱狂的な支持を集め、韓国では最高視聴率42.4%を記録し、日本でも多くの視聴者の心をつかんだ作品です。Audibleでは若手実力俳優たちによる新しいオーディオドラマとしてお届けします。
なお、同作品の主題歌「逢いたい」は、グローバルで活躍するボーイズグループ TOMORROW X
TOGETHERのTAEHYUNさんが日本語で歌唱します。
TAEHYUNさんはビデオメッセージで「自分自身が大好きな作品で主題歌を歌わせていただくのは光栄。音源をリリースする前に聴けるのはAudibleだけなので、ぜひ聴いてください」と話していました。
Audible が新たに切り拓く韓国コンテンツの世界に、今後ますます注目が集まりそうです。
■豪華ゲストを迎えたトークセッションも開催

続いて、俳優の桐谷健太さん、小説家の染井為人さん、文芸評論家の三宅香帆さんを迎え、トークセッションを開催。パネラーとしてAudibleのキーリング・宮川もとみも席を並べました。
村上龍さんの『五分後の世界』を朗読した桐谷さんは「10代の頃に初めて読んだ小説が村上さんの『コインロッカー・ベイビーズ』でした。その世界観に没入して、村上さんの作品をたくさん読み、『五分後の世界』も読んでいたので、今回、お話をいただいたときには縁を感じました」と話していました。『五分後の世界』は長編大作ですが、桐谷さんは集中して5日間で収録を終えたとのこと。「実際に朗読する時間以外に何度も読みましたし、自分の中で想像して情景を思い浮かべて読んでいました。僕は、本当にずっと、あの“五分後の世界”にいました」。
自身初のオーディオファースト作品『没頭する力』を書き下ろした三宅さんは「現代のSNSやスマホなど、常時接続している空間では、没頭することが難しいと感じています。では、没頭するためにはどうすればいいのか?それをエッセイ調で書きました。私のポッドキャストやYouTubeなど、音声で親しんでくださっている方も多いので、そうした方々にAudibleで聴いてみようかなぁと思っていただけるとうれしいです」。
最新の人気作品ランキングにランクインした『ひきこもり家族』など、Audibleでもファンの多い染井さんは、最新作『硝子のマンション』について、「舞台は東京・板橋のマンション。いろいろな部屋の男女の物語。ホラーサスペンスです」と、配信に先がけて、物語のさわりを明かしてくれました。
オーディオブックの魅力について、桐谷さんは「自分が見ている風景と聴いて想像する世界観が入り混じるのは面白い体験。また、読書とは違って、目を閉じることができるのも魅力。目を閉じていてもストーリーが進んでいき、自分だけの異世界に没入できます」と語っていました。
また、「自分を含め、たくさんの方々が、オーディオブックの朗読という新しい表現に挑戦しています。その方々の素晴らしい表現にもぜひ注目していただけたら僕も嬉しいです」と語りました。
普段から現代人と読書の関係について発信されている三宅さんは、自身の著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』について、「紙では読めなかったけれど、働いている自分でもAudibleなら聴けた、という声を読者の方から多くいただきました」と紹介。忙しい日々の中で本を読む時間を確保しづらい人にとっても、音声であれば自然に物語や言葉が入ってきて、読書への弾みになると語りました。また、Audibleを聴く友人のエピソードを披露。「Audibleを聴くことで家事がはかどったり、ドライブしながら一緒に聴いたりすることで夫婦の仲が良くなったりするそうです。読書は人と共有するのが難しいのですが、Audibleは共有しやすく、会話のきっかけにもなりますよね」。
染井さんは、大工である義理のお兄さんとのエピソードを話してくれました。お義兄さんは普段は本を読まないそうですが、1年ほど前にAudibleの会員になり、なんと大工のお仕事をしながら染井さんの作品を全て聴いたとのこと。「Audibleは活字から離れた人だけでなく、活字が苦手な人でも入っていける世界なんですね」。

Audible の宮川は「オーディオコンテンツは出版社、クリエイター、朗読者のみなさまが三位一体にならないと完成しません。みなさまには本当に感謝しております。お客さまからのニーズもどんどん高まっているので、素晴らしいクリエイターやパフフォーマーの方々と一緒に、ますます作品を拡充したいと思っております」と話しました。
▼2026年新作ラインナップリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000328.000036126.html
Audible(オーディブル)について
Amazon オーディブル(Audible)は、プレミアム音声コンテンツの制作・配信をリードし、お客様の日々の暮らしをより豊かに彩る、新しい体験を提供しています。 プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブック、ポッドキャスト、Audible オリジナル作品など、全カタログ 90 万以上の作品を取り揃えています。 Audible は、180 以上の国と地域で、50 以上の言語によるコンテンツを通じて、世界中の何百万人の会員にサービスを提供しています。会員は年間約 60 億時間分のコンテンツをダウンロードし、さまざまな対応デバイスで"聴く読書"をお楽しみいただいています。
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