
俳優チョン・ジヒョンが、ヨン・サンホ監督への厚い信頼と、俳優としての率直な思いを打ち明けた。
チョン・ジヒョンは、映画「暗殺」以来11年ぶりとなるスクリーン復帰作として、ヨン・サンホ監督の新作「群体」を選択。作品出演を決めた最大の理由として、ヨン監督への“ファン心”を挙げ、注目を集めた。
最近、ソウル・チョンノ(鍾路)区ソギョク(昭格)洞のカフェで行われたヘラルドミューズとのインタビューで、チョン・ジヒョンは「ヨン・サンホ監督のシナリオが来たと聞いた瞬間、無条件で出演したいと思った」と振り返った。
続けて、「以前から監督の作品が本当に好きだった」とし、「監督作品を見ると、キャスティングがいつも興味深い。演出家として欲があってもおかしくないのに、一緒に仕事をした俳優と継続して作品を作っている姿に人間味を感じた」と語った。
さらに、「女性キャラクター中心の作品も多く、俳優として欲が出た。いつか必ず一緒に仕事をしたいと思っていた」と付け加えた。
また、ヨン・サンホ監督作品の魅力については、「人が持つ、“できれば外に出したくない感情”を監督ならではのスタイルで描き出す方だと思う」と説明。「現場も緊張感が強いのではという先入観があったが、実際は驚くほど居心地が良くて楽しかった。なぜ俳優たちが監督と繰り返し仕事をするのか分かった気がした」と笑顔を見せた。
特に「群体」は、第79回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門に公式招待され、大きな話題を集めた。チョン・ジヒョンにとっても、韓国映画作品として正式にカンヌへ参加するのは今回が初めてだった。
チョン・ジヒョンは、「監督とまた作品をやりたいと思いつつも、シナリオは見てから決めようと思っていた。俳優として最後のプライドというか」と冗談交じりに語った。
しかし、「すべての映画人にとって夢のような場所であるカンヌに行き、本当に感動した。監督のおかげで夢をかなえられたという感謝が大きかった」とし、「その気持ちがあまりにも大きくて、これからは監督作品ならシナリオも見ずに出演したいと思った」と率直な思いを明かした。
さらに、「カンヌには3回行ったことがあるが、韓国映画として公式参加したのは今回が初めてだった」とし、「正式に参加してみたら、“自分が今まで行ったカンヌはカンヌじゃなかったんだ”と思った。俳優として大きな刺激になったし、多くのことを感じた」と満足そうに語った。
一方で、「群体」で“極限状況でもチョン・ジヒョンだけきれいすぎる”という反応が出たことについては、「正直ちょっと悔しかった」と笑った。
チョン・ジヒョンは、「もし本当に着飾って撮影していたなら、自分でも気まずかったと思う。でも白いTシャツとジーンズしか着ていなかったので、そう言われると逆に悔しかった」とし、「あんな状況で、どの俳優が“きれいに見えたい”と思うだろうか。全くそんなことは考えていなかった」と語った。
それでも、「そう見ていただけたならありがたい」と感謝も忘れなかった。

長年トップスターとして第一線を走り続けている秘訣(ひけつ)については、“継続”を挙げた。
「人生で最も難しいことは、続けることだと思う」と話したチョン・ジヒョンは、「どんなことでも継続しなければ成長はない。そういう姿勢が“俳優チョン・ジヒョン”にも影響している気がする」と自身の考えを語った。
さらに、「“人間チョン・ジヒョン”がしっかり生きなければならないと思っている。それが俳優としての自分にもつながる」とし、「1週間に1日くらいはだらける日があっても、毎日一生懸命生きようと努力している。そうしていると、“適当に生きた人”ではなく、“頑張って生きた人”になる。その積み重ねが仕事にも影響すると思う」と明かした。
現場での姿勢についても、「いつも早く現場に入り、周囲から何か言われるような行動は絶対にしないようにしている」とし、「全力で演技し、“もう二度と会わない人”のように別れる。それぞれが自分の人生を一生懸命生きていれば、結局また良い場所で会い、良い影響を与え合えると思う」と語った。
“自己管理のアイコン”として知られるチョン・ジヒョンだが、唯一負けてしまうものもあるという。
「実は間食が本当に好き。スナック菓子やアイスクリームには勝てたけど、チョコレートだけはいつも負ける」とし、「チョコレートは人生最大の誘惑。克服できなくてつらい」と笑いを誘った。
一方、チョン・ジヒョンの11年ぶりのスクリーン復帰作「群体」は、正体不明の感染事態によって封鎖された建物内で、孤立した生存者たちが予測不能な形へ進化する感染者たちに立ち向かう物語を描いた作品。
現在、韓国で上映中だ。
WOW!Korea提供






