是枝裕和監督・西川美和監督の系譜を継ぐ 新たなる才能 孫 明雅(そんみょんあ) 監督 長編デビュー 映画『トロフィー』 7月10日(金)公開決定!

◆250名から選ばれた主演 〈恒那(はんな)

 

繊細でありつつ、強いまなざしを持つ主人公・ソヒを演じるのは、圧倒的な透明感を放つ新人俳優、〈恒那(はんな)〉だ。250人のオーディションから選ばれ、本作が映画初主演となる。

自身も在日コリアンのルーツを持つ中で、外の社会と出会いながら、分かり合えない父、ルーツへの戸惑い、そして思春期の揺れる心と向き合っていく少女の姿を、みずみずしく、そして静かな強さをもって、描き出していった。

 

◆1年にわたる稽古を重ねて演じた朝鮮舞踊

本作を構成する重要な要素のひとつが〈朝鮮舞踊〉だ。ダンスやバレエなど、これまで踊りを一度も習ったことがなかった恒那は、プロによる指導の元、1年にわたる稽古を重ねて撮影に挑んだ。

民族の歴史や伝統を宿す朝鮮舞踊。その表現と向き合うソヒは、ただ純粋に踊りに没頭している。一方でそれと同時にその舞は、社会から向けられる視線や自らのルーツへの戸惑いと静かに重なり合っていく。朝鮮舞踊はソヒの波立つ内面を映し出すように、物語に確かな躍動感をもたらしていく。

「この新しい経験が自分の成長にもつながった」という恒那。作品の中のソヒとともに成長していった逸材に注目いただきたい。

◆新人俳優 × 実力派キャスト 〈井浦新 × 市川実和子 × ちすん × 笠松将〉が出演!

主人公ソヒの父・サンジュを演じるのは井浦新だ。資金繰りの厳しい朝鮮学校の校長役として登場する。学校を守らなければいけない立場でありながら、ひとりの父親として家族を支えなければならない。祖国や学校に対する価値観を娘のソヒと分かり合えないことに割り切れない思いを抱えている。

監督からの出演オファーの手紙を読み終えたとき「自分ができる役割を果たしたいという気持ちが生まれた」という井浦。これまで『かぞくのくに』『福田村事件』など、社会や歴史に向き合う作品をはじめ、さまざまなジャンルで活躍してきたが、その俳優としてのキャリアのスタートは、是枝裕和監督の『ワンダフルライフ』だ。

是枝監督のもとで映画づくりを学んだ新鋭・孫明雅監督の長編デビューとなる本作に、井浦は参加する。「孫監督らしい真新しい風が吹いていて、みんなで“今”にチャレンジしていたと思います。」 その新しい風の中で、孫監督の第一歩に寄り添うように、本作に静かで確かな存在感を刻んでいる。

そして、ソヒの母・ミリョンを演じるのはモデルとしてデビューし、俳優としても数々の作品で活躍する市川実和子。「率直で素直な孫監督の誠実さに支えられながら、安心して作品に向き合うことができた。」という市川が体現するのは、仕事に家事に追われながらも、家族を支え、日々を懸命に生きる母の姿。「思春期のきらめきや、ぐちゃぐちゃとした感情、狡さや純粋さまでもが丁寧に描かれていて、なんて健気で愛おしい物語なんだろうと心を掴まれた」と、本作への思いを寄せている。

そして朝鮮舞踊部の先生役を演じるのはちすん。自身も朝鮮学校出身で小学4年から9年間、朝鮮舞踊に青春を捧げてきた。オファーを受けて「おこがましくも、これは私にしかできないんじゃないか!」と思ったというちすんが、舞踊経験者だからこそできる、厳しくも暖かく舞踊部員を指導する先生を演じ上げた。

 

そして朝鮮学校の担任・ホン先生役は、国内外でその存在感を加速させる笠松将が演じる。朝鮮語を話すシーンも多い中で、見事にホン先生役を演じ上げた笠松は、「孫明雅監督の初作品でご一緒できてとても光栄でした。」とコメントを寄せている。

新鋭監督、新人俳優の元に、実力派俳優陣が集結し、ソヒとその周りにある日常が、深く温かく描かれていくー。

特報映像、ティザービジュアル解禁!写真は写真家・石田真澄

今回解禁となった特報映像は、鏡に向かうあどけない表情の主人公・ソヒから始まる。そこから、朝鮮学校、朝鮮舞踊、そして好きなK-POPアイドルなど、思春期のソヒの日常の断片が映し出されていく。

父の大切なモノを売ったー。「ソヒは一体何を売ってしまったのだろうか」

また、ソヒを取り巻く大人たち、井浦新、市川実和子、ちすん、笠松将の出演シーンも公開された。

あわせてティザービジュアルも解禁。そこに写し出されているのは、民族衣装のチョゴリに身を包み、静かなまなざしで遠くを見つめるソヒ。一見すると穏やかに見える表情の奥には、父との関係や自身のルーツをめぐる葛藤が静かに滲んでいる。今回、ティザービジュアルのソヒの撮影を手がけたのは、少女たちの青春を切り取った写真を多く手がける写真家・石田真澄だ。やわらかな光の中で、思春期の葛藤と刹那をすくい取るように、ソヒのまなざしをみずみずしく写し出した。

 
映画『トロフィー』7月10日公開決定/特報映像解禁

『パッチギ』『GO』『かぞくのくに』といった在日コリアンを描いた作品の公開から時を経た2026年。

映画『トロフィー』は、みずみずしさと静かな強さ、あたたかさを持ったひとつの物語として、今、新たに立ち上がる。7月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開。ぜひご期待いただきたい。

 

監督:孫明雅 Son Myong A

1989年、大阪出身。在日コリアン3世。

関西大学卒業後、テレビの制作会社に勤務。2017年より分福に所属。

西川美和監督の『すばらしき世界』、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』で監督助手を務めた。

そして初監督作品である短編映画『夢のつづき』がショートショートフィルムフェスティバル&アジア2025秋の国際映画祭で上映された。

<作品概要>

監督・脚本 孫 明雅

恒那 / ちすん 笠松 将 / 市川実和子 / 井浦 新

音楽 Yonrimog 撮影 山崎 裕 照明 山本浩資 録音 島津未来介

美術 徐賢先 大原清孝 衣裳 小林身和子 メイク 知野香那子

助監督 ⻆屋拓海  中島 将  石井 翔 制作担当  井上純平 キャスティング 田端利江 山下葉子

編集 小原聡子 音楽プロデューサー  本谷侑紀

製作 紀伊宗之 プロデューサー 小出大樹 ラインプロデューサー  村岡伸一郎

製作・配給 K2 Pictures 企画 分福 制作プロダクション K2 Pictures Production

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公式サイト:https://stg.k2pic.com/film/trophy

公式X:@trophy_film_710(https://x.com/trophy_film_710

公式Instagram:@trophy_film_710(https://www.instagram.com/trophy_film_710

K2 Pictures公式サイト:https://k2pic.com/

2026.03.25