
韓国発の3人組アイドルグループ「Big Ocean(ビッグオーシャン)」が8月8日(土)から、東京・iBIG HALLにて「Big Ocean JAPAN SPECIAL LIVE 2026 BIG OCEAN」を開催中だ。
「Big Ocean」は、2024年4月20日の「障害者の日」に韓国でデビューした3人組グループ。PJ(パク・ヒョンジン)、ジソク、チャンヨンの3人で構成されており、全員が聴覚障害を持ちながら、手話を取り入れた歌唱やパフォーマンスを通して、「音楽は耳で聴くだけではなく、目で見て、心で感じるもの」という新たな音楽体験を届けており、今、大きな注目を集めている。
本記事では、公演期間中盤の12日(水)に行われた公演の模様をレポートする。
オープニングは「Cold Moon」のパフォーマンスでスタート。洗練されたシンセポップの旋律と、それと完璧にシンクロする手話ダンスが融合し、会場の熱気は開始から一気に最高潮に達した。
そして、「皆さん、元気ですか?僕はメインラッパーのチャンヨンです。初めまして」、「皆さん、こんばんは。メインボーカルのPJです」、「メインダンサーのジソクです」と順にメンバーが日本語であいさつした。ステージ上の凛とした姿から一変、前日の雨についてファンを温かく気遣うなど、彼らの温かい人柄が垣間見えるトークで会場を一気に和ませた。
本格的に公演を楽しむために韓国手話のレクチャーを行う場面も。メンバーから韓国手話で「拍手」を意味する「キラキラ」という手話(両手を高く掲げてひらひらと振る動作)を教わると、会場中が笑顔でこれに応える。ファンが一生懸命に応える姿を見て、メンバーも「皆さんの手がとてもキレイです」とうれしそうに語りかけた。
続く「BLOW」では、リズミカルなシンセサウンドとパワフルなビートで観客を圧倒した。
AとBの2択で、メンバーたちがどちらを選ぶかを予想する「Big Oceanのバランスゲーム」では、メンバーのユーモアあふれる回答に笑いが起こる中、ファンもメンバーが選びそうな回答を一生懸命予想しながらゲームを楽しんだ
中盤では、ファンへの特別な想いが込められた「Make it up to you」を披露。続いて、PJのソロステージでは、ファンと一緒にパフォーマンスを作り上げた。続いて、チャンヨンのソロステージが行われた。さらに、ドラマ「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」のOST(オリジナル・サウンドトラック)「Stay With Me」では、歌詞を手話で情緒豊かに表現。原曲が持つ切なさをより深く感じさせるパフォーマンスで、観客を魅了した。
また、絵文字を見て同じポーズをする「テレパシーゲーム」など、ファン参加型の企画も盛りだくさん。時折ポーズがバラバラになって笑い合うメンバーの姿に、客席からも温かい声援が飛び交い、ステージと客席の垣根を超えた交流が繰り広げられた。
次の「FLOW」は、観客と一緒に完成させる楽曲ということで、ここでも手話のレクチャーが行われた。歌詞の「FLOW」という部分に合わせて、メンバーと観客が教わった手話を一緒に表現し、会場がひとつになった。
さらに、今回の公演ならではの企画「今日の日本語一言」では、抽選で選ばれたファンから「Big Ocean」に言ってほしい日本語のフレーズを教えてもらい、その言葉を日本語と韓国手話で一緒に表現。この日はファンから「おやすみ」という言葉がリクエストされた。会場全体で「おやすみ」の手話を表現する心温まる光景も見られた。
「皆さんのおかげで、今日という日が特別なものになりました」と語った彼らは、最後にもう一度「キラキラ」のポーズでファンと共に記念撮影。最後に「SLOW」をしっとりと歌い上げ、「きょうおやすみなさい。また会いましょう」とステージを締めくくった。
この日、メンバーの言葉を日本手話で伝える通訳者のサポートもあり、観客とのコミュニケーションをより深めるものとなった。また、披露された楽曲では、手話、振り付け、表情、視線を組み合わせた「Big Ocean」ならではの表現と、力強いダンスパフォーマンスを披露し、観客を魅了した。

WOW!Korea提供






