
俳優ピョン・ヨハン、女優チョン・ユミのキャスティングで期待を集めていた映画「息詰まる恋愛」の制作が、投資決裂で中止となった。
キム・チョヒ監督は去る29日、自身のSNSに制作が霧散した事実を告白した。彼女は、「『息詰まる恋愛』、結局日の目を見ることができなかった、私の映画のタイトル」とし、「本当にタイトルどおり息詰まった、台無しになるくらいなら、とっくの昔に息も絶えていたはずだ」と打ち明けた。
映画「息詰まる恋愛」は、映画「山菜乙女」、「チャンシルさんには福が多いね(以下、チャンシルさん~)」で好評を博したキム・チョヒ監督の初の商業映画デビュー作だ。ロマンチック・コメディージャンルの同作は、昨年の12月にピョン・ヨハンとチョン・ユミのキャスティングで、多くの注目を集めた。
キム・チョヒ監督は、「2020年7月、『チャンシルさん~』の公開が終了した時くらいに、オリジナル脚本で映画を作ってみたいというオファーを受けた」とし、「オファーをくださった方も、とても気に入って、制作会社も信じるに値して、何より純粋に、私のオリジナル脚本だからとても良いオファーだし断る理由がなくて、前後のことは差し置いて、いきなり契約した」と回想した。
続けて、「『どうにかしてでも私のオリジナルシナリオで、商業映画を1本作ってみよう』、『ホン・サンス監督の陰から完全に抜け出して、どうにかしてでも職業監督としてご飯を食べていける監督になってみよう、ただ私のオリジナル脚本で』。このまさに2つの思いで、過去5年という時間を堪えた」とも振り返った。
しかし、「だがこのすべてのことが、経験不足と試行錯誤、そして何より市場状況がとても悪く、結局投資が決裂してしまった」とし、「いわゆる映画の企画が白紙になったという意味だ、しかし不思議にもこのように終わったことが、あまり気持ちは落ち込んでいない、むしろ身軽だ」と感想を残した。
そうして、「この映画を準備して、一緒に努力した関係者の方々と俳優、スタッフの皆さんすべて、感謝しているし、申し訳ない」とし、「その間、また多くの人と知り合えた、だから失敗しても大丈夫になった」と伝えた。
WOW!Korea提供







