その頃、ム・ジンソンの暴走はさらに加速していた。放火まで犯してテプンを潰そうとしたのに、手袋がテプンの手に渡ったことで自尊心は崩壊。深夜に父のオフィスへ押し入り、「一度でいいから認められたかった」と叫ぶ息子に、ピョ・バクホは容赦なく「負け犬だ」と罵倒。逆上したヒョンジュンは父の頭部を殴り、瀕死のままコンテナへ閉じ込めるという衝撃の暴挙に出た。
そして、ピョ商船との約束の“支払期限”が到来。借用証書は見つからないままだったが、テプンは「保証覚書そのものが証書の存在を裏付ける」と判断し、直接会って決着をつけようとする。しかしバクホとは連絡が取れず、ピョ商船の社長室はすでにム・ジンソンが占拠。テプンは、自分が約束の日に訪れたという“証拠”だけ残して戻るしかなかった。
その後、納品が無事に完了したことでテプン商事は久々に活気を取り戻す。勢いそのままにウルジロの本社オフィスへの帰還を決定。テプン、ミソン、コ・マジン、ク・ミョングァン、ペ・ソンジュンはカッティングセレモニーを行い、写真を撮って新たなスタートを祝った。社長室をあえて空け、社員と同じ空間で働くと決めたテプンの姿は“家族のような会社”というテプン商事らしさを強めるものとなった。
しかし平穏は続かなかった。電話を受けて外へ出たソンジュンが涙で顔を濡らし、オフィスへ駆け戻ってくる。テプンの手を握りしめ、「うちの父が死んじゃう。助けてください」と崩れ落ちた彼の表情には、恐怖と絶望が入り混じっていた。
放送後、視聴者たちからは「毎回テプン商事が危機に陥って解決するだけのワンパターン構造」「ピョ商船との契約はどうなったのか」「手袋納品の成功からオフィス復帰までの流れが唐突」など、描写不足を指摘する声が多数。残り2話となった「テプン商事」がどのような結末を迎えるのか注目が集まっている。
「テプン商事」15話は29日(土)、16話は30日(日)夜9時10分よりtvNで放送される。
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