―演出が坪井彰宏さんですが印象はいかがですか?
モロ 『いろんな方と仕事してますけど、ここまですごく細かくわかりやすく心情など説明してくれる方はあまりいないので、とても勉強になるし、役者としてスキルアップさせていただいてますね』
三浦 『そうですね、だいぶロジカルな感じですよね』
塩谷 『海外の演出家の方のスタイルに近い感じで、すごく勉強になりますね』
ウゴン 『僕もとても細かく教えてくださってとても勉強になっています』
―稽古場の雰囲気はいかがですか?
三浦 『…。僕はちょっと距離を感じますね…』
一同 『えー?(笑)』
三浦 『悪い意味じゃなくて、僕はあとから合流したんですけど、もう出来上がってるなーって感じがしましたね』
塩谷 『一回、飲み行くか~!』
三浦 『そうですね!行きたいですね(笑)』
モロ 『俺は飲んじゃうとぐでんぐでんになっちゃうんだよね~』
塩谷 『じゃあ、お父さんは千穐楽に飲みましょう!(笑)』
ウゴン 『僕は韓国人で、稽古でも足りない部分がたくさんあるのに、みなさんが助けてくださったり教えてくださったり、いい言葉をかけてくれてすごく嬉しいですし、楽しい稽古場です』
モロ 『いや、でも本当にすごいよね、韓国人が日本語でやるんだからね』
三浦 『とんでもないことですよね』
ウゴン 『演出家さんもとても細かく教えてくれて、プレッシャーもありますけど、みなさんのおかげで楽しい稽古場です』
モロ 『僕は、いつも心の中で「ウゴン君頑張れ!!」って思ってますよ』
―好きなシーンとかセリフ、見どころなどありますか?
モロ 『やっぱりカミングアウトするシーンとかかな~』
三浦 『いいですよね~』
モロ 『最後のね、家族のシーンとかね』
塩谷 『結構、序盤からみんな掛け違えていくんですけど、そういうのも見どころですよね。勘違いの積み重ねがあるんですが、セリフの裏というかその背景にある家族のつながりとか気持ちとかがきちんと描かれているんですよね、そこを観てほしいですね。今日、演出の坪井さんがおっしゃってたんですけど、この家族が失ったものって「お母さん」なんですよね。その「お母さん」を舞子さんもすごく大切にしていて、ウゴンさん演じるパク・ジュンも親を失くしたていたりそれぞれの「お母さん」の面影が見えるシーンもあったり、それぞれが欠けた「お母さん」というピースを埋めてこうという、感慨深いものがあるんですよね』
モロ 「一番難しいのが、勘違いしているのが、自然に見せられるかということなんだよな~。よくあるよね、、、、仕事してて初めてあったのに、「以前会いましたよね~」って言われたら、間違いを説明するのも難しくて「あーありました、ありました」って合わせてしまうってこと」
三浦 『ありますね~』
モロ 『流れに流されていく感じね、それをはたから見てるとおかしいっていうね、そんな感じに観てもらえたらいいですけどね』
塩谷 『モロさん、今回あった時、まさにそんな感じでしたよ(笑)』
モロ 『(爆笑)そうそう、でも合わせないといけないって思って、あーーーとか言っちゃったりしてね(笑)この芝居もこんな風に見えたらいいよね』
―最後に公演を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
モロ 『ジェンダーで苦しんでいる人や、家族の問題で悩んでいる人もいるかと思いますが、どんな方もこの喜劇観て、この勘違いに笑ってとにかく笑って元気になっていただきたと思いますね』
ウゴン 『今回の作品は、コメディなんですけど、ただ面白いとかウケるじゃなくて、状況とか関係性とか、いろんな背景がある素晴らしい作品なので、そこから生まれる面白さと、感動、家族のこと、家族の大切さをもう一回考えるきっかけになるような作品だと思うので是非見に来てほしいです』
塩谷 『一言でいうと愛の作品だと思うんです。それぞれの愛の形がみんな違うけど、ひとつのものに向かっているというというか。個人的に僕も両親がいなかったので、家族や両親っていうのがいつもバックボーンにあって。今回はコメディなんですけど、今稽古しながら、道彦という役を自分の中にどんどん入れていって、ちゃんと腑に落ちた時、自分のバックボーンとかも入れてさらに深くして、劇場でみなさんと一緒に家族について考えていけたらいいですね。普通のドラマとかなら、そういう障害を乗り越えていくみたいなのが多いですが、この作品は、みんな戸惑ってはいるけど、温かく受け入れようとしている、素敵なところが届いたらいいなと思いますね』
三浦 『家族愛が大きなテーマとしてあると思うんですが、この作品を観た後に、疎遠になっている家族や兄弟に連絡を取ろうかなと思たりする、そんなきっかけになる作品になったらうれしいですし、コミカルなお話でもあるので、なんの下準備もせず、気負わずにフラっと観に来ても楽しんでもらえると思います。舞台上で真面目にやってる大人を観てケラケラと笑ってもらえたらいいなと思います。ありがとうございます』
本公演まであとわずかとなり、稽古場の雰囲気もよく、キャストそれぞれがこのテーマに向かい合い、家族について考えながら作り上げているこの舞台『素敵なカミングアウト』2025は、浅草花劇場にて、11月21日(金)~11月24日(月・祝)8公演上演されます。
感動と笑い、家族愛など、観る人が温かい気持ちになる何度観ても楽しい作品となっております。
また、複数回ご来場される方への特典のスタンプラリーなども実施され、皆様のご来場をお待ちしております。
―公演概要―
【公演日程】 2025年11月21日(金)~11月24日(月・祝)
【会場】 浅草・花劇場
【開場/開演時間】
11/21(金) 【1部】開場 14:15/開演 15:00 【2部】開場 18:15/開演 19:00
11/22(土) 【1部】開場 12:45/開演 13:30 【2部】開場 16:45/開演 17:30
11/23(日) 【1部】開場 12:45/開演 13:30 【2部】開場 16:45/開演 17:30
11/24(月・祝)【1部】開場 11:45/開演 12:30 【2部】開場 15:45/開演 16:30
【出演者】苫米地次郎(次男):三浦海里
苫米地俊彦(父親):モロ師岡
苫米地道彦(長男):塩谷瞬
苫米地朋美(長女):吉岡優希
苫米地重彦(三男):佐藤淳
パク・ジュン :イ・ウゴン(TRITOPS*)
京本真佐史 :碕理人
城ケ崎舞子 :横山乃々香
【脚本】 田中大祐
【演出】 坪井彰宏
【チケット代】 全席指定 ¥9,300(税込)
※4歳以上有料,3歳以下入場不可
※ドリンク代別途 \600
【主催】 ライズコミュニケーション
【協力】 OFFICE S/オレガ/Katana/劇団ひまわり/GFA/吉本興業
【お問い合わせ】 [email protected]
【公演特設サイト】 https://ticketstage.jp/comingout
【公演公式X】 https://x.com/tomabechifamily
【Rise公式X】 https://x.com/risecomofficial







