「2PM」イ・ジュノの「テプン商事」、ドラマと出演者話題性で2週連続1位

 

キム・ミンハは誠実で責任感のある“韓国の長女”オ・ミソンを立体的に描き出した。ややもすると単調に見えるキャラクターに活気を吹き込んだのは、キム・ミンハ特有の繊細な表情と体全体で表現するダイナミックな演技だった。正直でしっかりした人物の雰囲気の中にもウィットとエネルギーがあふれ、コミカルな瞬間にはリズム感が感じられ、顔全体で感情を注ぐ瞬間は深い感動が感じられるなど、表情ひとつで物語の雰囲気を繊細に導いた。こうして彼女の演技は単に現実的な会社員に留まらず、誰もが共感して愛することができるオ・ミソンを完成してドラマにぬくもりを加えた。


ふたりの俳優は現場で絶えず会話し、シーンの細かな部分を一緒に作り上げた。シナリオに込められた感情以上に、お互いの呼吸の中で即時のアドリブと微細なアイコンタクトでキャラクターの現実感を倍加させた。その過程でテプンとミソンのシーンでは本物のような息吹が加わり、自然なユーモアと感情の流れが生きていた。俳優たちのこうした鮮やかなエネルギーは「テプン商事」の物語にも人生の匂いとぬくもりを吹き込み、危機の中でもお互いを信じて頑張る商社マンたちの世界をさらに説得するように描きあげた。

放棄を知らない商社マンたちの苦軍奮闘も、時には愉快に、時には感動的に展開され、視聴者に爽やかなカタルシスを与えている。IMF(国際通貨基金)の危機という冷酷な現実の中でも、私ひとりではなく一緒に生きていくために耐え抜く彼らの熱い生存記は、毎回小さな奇跡のように感動を残している。危機の中でも消えない希望と連帯の力が視聴者にも深い余韻を伝える中、タイ警察に捕まった営業課長コ・マジン(イ・チャンフン)事件がテプン商事にどんな運命を与えるのか、そしてテプンとミソンはどのようにこの危機を突破するかに関心が集められている。
一方、「テプン商事」は毎週土、日の夜9時10分に韓国のtvNで放送される。

2025.11.05