チュウォン全盛時代だ。お茶の間で圧倒的な存在感を発揮し、視聴率男として認められている彼が、スクリーンでもヒット街道を走り始めた。チュウォンが同じ事務所の先輩俳優ユ・ヘジンと主演を務めたスリラー映画「あいつだ」は、4日連続ボックスオフィス1位を獲得し、映画界を熱くしている。
映画振興委員会映画館入場券統合ネットワークの集計によると、「あいつだ」は先月31日、に19万人を動員し、ボックスオフィス1位に。累計観客数はすでに45万人を突破した。
「あいつだ」は妹を殺した犯人を捕まることに全てを懸けた男ジャンウと、そんなジャンウ(チュウォン)に犯人と疑わる謎の男ミン・ヤッグク(ユ・ヘジン)の熾烈な対決を描いた作品で、10月28日に公開された。
これまで出演した映画「キャッチミー」「ファッション王」が、興行面でそれほど良い成績を残せなかったチュウォンが、今回映画3作目で、その存在感を確実に発揮するものと見られる。
この映画は、チュウォンの初のスリラーであり、ロマンスがない初めての作品だ。
チュウォンはやはり20代のハンサムな俳優なので、出演する作品ごとにジャンルを問わず、ロマンスが盛り込まれていた。
しかし、今回の映画では、主人公ジャンウとシウン(イ・ユヨン)のロマンスの余地を徹底的に遮断した点が目を引く。
そして、チュウォンは劇中で緊張感を漂わせ、俳優として、より幅広い演技を披露している。
「あいつだ」はユン・ジュンヒョン監督が約6年間、シナリオを準備してきた作品。
その分、いろいろなエピソードがぎっしり盛り込まれており、チュウォンが観客を物語の世界へと誘っていく。
ボックスオフィス1位でスタートした「あいつだ」が11月第1週の週末、どのような成績を記録するか、関心が寄せられている。