コンサートも終盤に差し掛かる。ニューが一人でステージに登場し、「僕のソロコンサートにお越しいただき、ありがとうございます」とボケると、すぐにキューが「嘘つけ!」とツッコミを入れながら登場。続いてジェイコブやヨンフンもステージに加わり、ステージはあっという間に笑い声に包まれる。まるで楽屋を覗いているような自然体の姿に、笑いが絶えないひとときとなった。
ファンによる美しいウェーブの後、陽気なリズムで「THRILL RIDE」のステージがスタート。キューを先頭に、メンバーは後ろに一列に並び花道を進む。ここではファンがサングラスでサプライズ演出を仕掛け、大きなサングラスやカラフルなサングラスを見て、「かわいい!」と叫ぶメンバー。続く「D.D.D」では、広いステージに散らばり、ジャンプを交えたダンスパーティで観客と一体となった。
パフォーマンスを終えたメンバーは、サングラスをしてくれたファンに向けて「THE B最高! こんな愛らしい人たちがいるなんて、人生で初めての感動です」と感謝の言葉を伝える。楽しい時間はあっという間に過ぎ、エリックが「残念ながら公演の終わりが近づいています」と告げると、会場からは残念がる声が上がった。
ニューは「最後の曲ですが、掛け声の練習をしましょう」と呼びかけ、ファンは「AURA! AURA!」と大声で応える。終わりが近づく寂しさもあるが、最後まで大きな声でTHE BOYZとの時間を楽しもうという気持ちが会場に満ちた。
その声を受けて「レッツゴー!」とテンションを高め、「AURA」のステージがスタート。幻想的で煌びやかなシンセサウンドと爽やかな歌声が会場を包み込む。「抱きしめて」のパートでは、ヨンフンが手を大きく広げ、ジェイコブが駆け寄ってハグ。ファンもほっこりとした表情に。最後は「大好きー!」と日本語で叫び、投げキッスやハートを送ってステージを後にした。
アンコールでは、ファンが「Boy」を歌いながらメンバーの登場を待つ。ファンの声に導かれるように再登場したメンバーは、THE Bのために作られたファンソング「Timeless」を披露。弾むリズムに乗せた甘い歌声で、観客を優しく包み込む。「Love! 우린 이미 선을 넘었어(僕たちはすでに一線を越えた)」では、「永遠に僕のそばにいて」とTHE Bへの愛を告白し、会場は温かな空気に包まれた。
最後は、一人一人の感想へ。
エリック「皆さん、今日どうでしたか? 僕も皆さんのおかげで本当に幸せでした。本当に日本で公演するたびに、THE Bの皆さんが責任感を持って、掛け声をすることにベストを尽くしてくれるのがわかります。本当にありがとうございます。僕も責任感を持って、明日の公演も本気で燃え上がりたいと思いますので、期待してください」。
ケビン「楽しかった? 僕たちも本当に楽しく遊んでこれたなと思います。バックステージでジュヨンに話したんですけど、アメリカで公演を行なってきて、急に日本で行なったので変な気分だねって話していました。そのくらい、全世界の隅々に僕たちのことを応援してくれている人たちがいることは、特別なことだし恵まれたことだと思います。今日来てくださった一人一人を本当に大切に思います。ありがとうございます」。
ソヌ「みなさん、ありがとうございました。皆さんのおかげで、今日本当にすごい時間になりました。THE B、本当に来てくれてありがとうございます。皆さんの掛け声のおかげで力が出ました」。
ヒョンジェ「みなさん、韓国語聞き取れていますよね? ご飯お勧めしてくれる人? 来てくれてありがとうございます。また明日会いましょう。ありがとうございました」。
ヨンフン「今日は本当にありがとうございます。今日、めっちゃ幸せな時間になりました。THE Bも今日幸せでしたか? 明日も一緒に楽しみましょう。THE Bがいるから、僕たちがここにいるんです。ありがとうございます」。
ジュヨン「みなさん、ありがとうございました。僕たちに会いに来てくれて本当にありがとうございます。楽しい時間、過ごせましたか? 俺も本当に楽しかったです。明日が日本での最後のコンサートツアーですよね。またいつ来れるかわかりませんが、また早く会いたいです。みなさん、健康に気をつけてください。そして、次に会う日まで元気でいてほしいです。みんな大好きです。ありがとうございました」。
キュー「THE Bのみなさん、こんばんは。THE Bのおかげで幸せで面白かったです。ありがとうございました。THE Bがいるから、本当にステージが面白いです。本当にありがとうございます。今日もTHE Bがいるから、とても笑顔になりました。本当にありがとうございます。大好きです!(ハートを作って)」。
ジェイコブ「こんばんは。今日来てくれて本当にありがとうございます。いつもTHE Bたちを見ると、すごく幸せになります。THE Bたちが僕たちを見ている姿が本当に可愛くて、いつも見たいです。だから、その姿をたくさん見せてくださいね。僕たちも頑張ります」と伝え、歌のプレゼントも準備していたジェイコブ。ギターを弾きながら、SEKAI NO OWARIの「サザンカ」や優里の「ベテルギウス」を歌い、「歌詞が覚えられない」と言って即興で「THE B愛してる」と日本語の歌詞で歌い、ファンを喜ばせた。
ニュー「みなさん、久しぶりに会いましたね。いつか僕のソロコンサートが出来れば良いですね(笑)みなさん、こうしてたくさんいらしてくれてありがとうございます。すごく会いたかったです。これからも幸せがたっぷりあるTHE B、そしてTHE BOYZであることを願っています。THE B、好き好き大好き!」。
最後の曲は「Shout it out」。
会場が揺れるほどテンションが上がり、熱気に包まれる中、「来てくれてありがとうございました」とあいさつして去ろうとするメンバーたち。しかし、ファンが「もう一回!」とねだると、「もう一回やりたいですか? やりたい人はサングラスをかけて」と呼びかけ、確認した後に「みなさん、叫べ!」と声を張り上げる。再び音楽が流れると、ノリノリのメンバーたちは客席にも降り、ファンとの交流を最後まで思い切り楽しんだ。
ステージを去る瞬間も全力で投げキッスやハートを送るメンバーたち。深くお辞儀をして去ったその背中に、会場は感動と熱狂の余韻で包まれ、まさにTHE BOYZとTHE Bが一体となった奇跡の時間の幕が閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC.)









