坂口健太郎 かつてない役で渾身の熱演!「僕らの生き様を見届けてください」
渡辺謙、佐々木蔵之介、土屋太鳳、高杉真宙、音尾琢真、小日向文世、熊澤尚人監督豪華キャストが一挙登壇!ファン大熱狂
とある山中で身元不明の白骨死体が発見された。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士、上条桂介だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、<賭け将棋>で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶(ルビ:とうみょう しげよし)の存在が浮かび上がるー。
先月開催された釜山国際映画祭のワールドプレミアでもひときわ大きな歓声を浴び、屋外メイン会場に集まった4,500人もの観客を魅了しスタンディングオベーションを受けた本作が、いよいよ今月31日(金)の公開に迫りジャパンプレミアが開催!プレミアイベントには、アマチュアからプロ棋士へと異例の昇進を遂げた主人公の天才棋士・上条桂介役の坂口健太郎、坂口とは初共演で、将棋指しとしては超一流だが人間として最低な伝説の賭け将棋の真剣師・東明重慶を演じる、日本映画界を代表する名優・渡辺謙、映画オリジナルキャラクターで過酷な運命と戦う桂介を愛し、見守る元婚約者、宮田奈津子役の土屋太鳳、現場に残された希少な将棋の駒を手掛かりに事件の真相を追い、桂介の過去を解き明かす刑事・石破剛志役の佐々木蔵之介、共に行動し自身もかつてプロ棋士を目指していた若き巡査・佐野直也役の高杉真宙、悲惨な少年時代、桂介に将棋を教え、その才能を見抜く恩師・唐沢光一朗役の小日向文世、幼い頃には暴力を振るい、成長してもなお桂介に過酷な仕打ちをする父・上条庸一役の音尾琢真らキャスト陣、監督を務め原作者も絶賛する脚本も書き上げた熊澤尚人ら豪華ゲストが登壇!
将棋界に現れた若き天才・上条桂介役の坂口は「今日は華やかな雰囲気でジャパンプレミアが出来て光栄です。重いテーマの物語ではありますが、とてもいい雰囲気の中で撮影していたので、登場人物たちの生き様が皆さんの心に残ってくれたらいいなと思います」と挨拶。桂介に大きな影響を与える賭け将棋で裏社会に生きた男・東明重慶役の渡辺も「久々に血生臭い映画になりました」と宣言した。続いて満員御礼の映画館に場所を移して行われた舞台挨拶では、大盛況となった釜山国際映画祭でのワールドプレミアでの様子がスクリーンに上映された後、一同一挙集結。坂口は「初めて日本の観客の方々に観ていただくので、ちょっと緊張していてフワフワした感じがあります。本作は登場人物たちの生き様を丁寧に切り取った作品です」と予告。役柄については「能動的にアクションを起こすというよりも、巻き込まれていく人間。役として生きる中で見たり聞いたり、その空間の中で生きる事を大事にしながら演じました。音尾さんとのシーンでは空っぽになる感覚があって、桂介の肩に手を置いてあげたくなるくらいきつかったけれど、彼は将棋に救われてもいたし、地獄に落とされた瞬間もあるだろうし。演じながらそんな感情がグルグルと回っていました」と報告した。渡辺は「久々にいい加減で滅茶苦茶な男をやらせていただきました。なかなか好きにはなれない役かと思いますが、ぜひ可愛がっていただけると嬉しいです」と照れ笑い。役柄については「一貫性のない事この上ない!こいつ本当の事を言っているのか?と思う。だから僕の役の事は信用しないでください。でも演じていて楽しかった」と嬉々として手応えを報告していた。
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