SMエンタテイメントの創業者イ・スマンも強調“プロデューサーの国”へと向かう…韓国とコラボする海外の作曲家たち、K-POPの光と影

〇海外の作曲家に出会ったK-POPの未来と残された課題

K-POPの未来は、明るく発展の可能性が無限にある。関係者B氏は、「K-POPは今や単純にアーティストと音楽を輸出する段階を越え、人材とシステムまで共に輸出するプラットフォームとして発展している。現在まで、海外の人材が韓国市場で学ぶ流れがあったとすれば、今後は、韓国で成長した作曲家、プロデューサー、パブリッシャー、A&R、マーケティング、ブランディングなど、多様な専門家たちが、グローバル市場で、スカウトされる時代が開かれている」と述べた。これは、先だって、イ・スマンプロデューサーが言及した“プロデューサーの時代”として発展しているという意味。

K-POPのグローバル化が収めた成果は莫大だが、これに対する相反する見解も存在する。一部で、外国の作曲家がK-POPの作業に積極的に参加しながら、韓国の作曲家の居場所が狭くなりかねないという懸念が出ているのだ。

これに対して、関係者B氏は、「K-POPの国際化が進み、海外の作曲家たちとのコラボが増えているが、これは、韓国の作曲家の居場所を奪うのではなく、新しい機会を作り出す過程」と説明した。


さらに、「海外の作曲家は、グローバルトレンドと多様な音楽的アイデアをもたらし、韓国の作曲家は、K-POPに対する深い理解と経験を基に、これを現地化し、完成度を高める。特に、韓国の作曲家が持つ文化的脈絡に対する繊細な感覚と、K-POPシステムの中で、蓄積されたノウハウは、単純に代替できない強み」とし、「結局、重要なのは、お互いに異なる背景を持ったクリエイターたちが出会い、新しいシナジーを作り出すこと」と強調した。

グローバルなコラボは、K-POPがさらに広い市場に伸びていくうえに欠かせない動力になっている。海外の新鮮なアイデアと、韓国の作曲家の相対的な見識が結合される時、K-POPはより独創的で、完成度の高い成果を作り出すことができる。

WOW!Korea提供

2025.10.12