日本中に「冬ソナ」ブームを巻き起こしたユン・ソクホ監督による待望のスクリーン最新作!クラシックの名曲と共に大人の最後の恋を描いた『夏の終わりのクラシック』(原題:『原題:夏が終わる頃のラ・トラヴィアータ』)が2025年10月3日(金)よりシネ・リーブル池袋他全国順次公開される。この度、ユン・ソクホ監督の日本独占インタビューと監督動画メッセージと新場面写真が解禁となった。
夏の終わりの海辺の街で、偶然出会った男と女。それは最後の恋の始まり。
日本中に「冬ソナ」ブームを巻き起こしたユン・ソクホ監督による大人の恋を描いた『夏の終わりのクラシック』(原題:『原題:夏が終わる頃のラ・トラヴィアータ』、英題:『Adagio』)が10月3日(金)より公開する。「冬のソナタ」「秋の童話~オータム・イン・マイ・ハート~」「夏の香り」「春のワルツ」など四季シリーズと呼ばれる恋愛ドラマで日本にも韓流ブームを呼び、“恋愛ドラマの巨匠”の異名を持つユン・ソクホ監督が本作で、初韓国長編映画デビューとなった。描かれるのは、楽園のような夏の終わりの済州島を舞台に、クラシックの名曲が紡ぐ大人の男女の最後の恋。撮影は、『殺人の追憶』、『夜の浜辺でひとり』などポン・ジュノやホン・サンスと数多くタッグを組んできた巨匠キム・ヒョング。また、劇中曲を手掛けるのは、パク・チャヌク監督作『オールド・ボーイ』や、「冬のソナタ」、「夏の香り」、「春のワルツ」で度々ソクホのドラマ作品の音楽を手掛けてきた作曲家・ピアニストのイ・ジスが担当。韓国を誇る名匠スタッフが揃い踏みとなった。主人公の傷ついた男女をリアルに演じたのはキム・ジヨンとペ・スビン。多くの映画やドラマで知られる実力派の2人が表現する繊細な心情に、オペラの名作「椿姫」やJ.S.バッハの「アダージョ」などクラシック音楽の調べが寄り添う。原作は伊吹有喜のベストセラー小説「風待ちのひと」で、本作が初の映像化。もう一度恋をするなら……そんな共感とともに癒され、静かな感動と余韻に包まれる珠玉の愛の物語が完成した。
この度、日本独占でユン・ソクホ監督がインタビューに応じ、日本の観客へ動画メッセージも到着した。
Q.韓国映画の長編作品は本作が初めてと伺いました。このタイミングで劇場公開長編作品を撮ろうと思った理由はなんだったのでしょうか?
この作品を作ることになった経緯のまず非常に大きな理由は、時期的なものですね。つまりコロナ禍の時期に、私としては個人的にも、両親の体調が悪かったり、自分が病気になってしまったこともありますし、人々がお互いにコロナ禍で会うことができないような状況でしたので、非常にもどかしさがありました。そんな時期に、原作となった小説を思い出しました。この小説はかなり前に映画化するのに良さそうだと紹介された小説だったのですが、今人々は気持ち的に疲れている状況なので、こういう状況の時には、 癒しになるような映画を作りたいと思うようになりました。もともとそういったタイプの映画が好きだということもありましたので、映画の中には音楽が登場し、 そして人々の心温まる交流があるような、そんな作品を作りたいという思いがいくつも重なって、総合的にそれが原動力になりました。ですから、こういった作品を映画にして作ろうと、その時に決心して準備を始めて、3年がかりで完成させました。
Q.ドラマ撮影とは異なり、良かった点、難しかった点を教えてください。
私は今回映画の作業をしてみて、ドラマの作業よりも良かったなと思っています。自分が撮りたいものを積極的に表現できると思ったからです。 ドラマとなりますとシリーズものが多くて予算も大きかったり、後は放送の回数も多いものなので、どうしても妥協しなければいけない点も多々あるんですけれども、映画の方は企画の段階から私が撮りたいと思う、 私の好みを反映させて、そしてまた作家主義的な作品も撮れるという利点があると思います。もちろんこれは商業映画ではなくて、低予算の映画にのみ可能なことだと思うのですが、そういう点がドラマよりも長所だなと思いました。でもドラマにも長所はありますよね。テレビで放映されるものですので、見ている方たちのリアクションをとても強く感じることができます。多くの方のリアクションを肌で感じることができるので、それも長所だなと思います。映画の方はやはり映画館に足を運んで観ていただくものなので、 リアクションもやはり映画とドラマでは違うものがあると感じます。
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