人気ダンスボーカルグループ超新星のメンバー、ソンモが主演する映画「僕たちの日記」が10月17日(土)京都国際映画祭にてワールドプレミアムとして上映され、上映後の舞台挨拶にソンモが登壇した。
本作は1980年、韓国の社会的転換期、青春時代を彷徨っていた青年たちの喜怒哀楽を描いた作品。純粋さゆえに彷徨い、悩み、葛藤し必死に生きていく。友情と愛の青春映画。スクリーンに映し出される自分を犠牲にしても守りたいほどの固い友情で結ばれた若者たちの姿に会場からはすすり泣きも聞こえた。上映後の舞台挨拶にソンモは、全身黒でキリッと決めたスーツ姿で登場。劇中の制服姿とのギャップにうっとりと見つめるファンの姿が見られた。
ソンモ(超新星)舞台挨拶登壇!
初めて参加することになった京都国際映画祭について「京都国際映画祭に招待していただいて本当に光栄ですし、うれしいです。みなさんのおかげだと思います。本当に感謝しています。ありがとうございます」と満員のファンに感謝の言葉を述べた。この日、前売り券が完売するほどの人気を見せつけ、映画の注目度の高さもあらためて証明した。
舞台挨拶が始まってすぐに司会者から日本語が上手だと褒められると「緊張して頭が真っ白です」と答えながら、はにかんだ笑みをのぞかせた。
Q.今回の撮影の舞台は釜山ですが、撮影はずっと釜山でされたのですか?
はい。1ヵ月間くらい釜山に滞在して撮影しました。
Q.映画の中の方言がすごかったですが、あれが釜山弁ですか?
そうです。釜山弁です。僕も釜山で産まれ育って20歳でソウルに行って10年間ソウルに住んでいたので、撮影の前にこの台本をもらいましたが、方言を10年間使わなかったので忘れていました(笑)。
Q.超新星の他のメンバーからは釜山訛りをよく突っ込まれると聞きましたが?
はい、そうです(笑)。今は使わないですが撮影の時、(方言を使う事が)一番難しかったです。だから友達に電話をして「これをちょっと言ってみて」と釜山にまだ住んでいる友達に教えてもらいました。訛りが本当に難しかったです。人生の三分の一をソウルに住んでいたので忘れちゃったんです(笑)。
Q.共演者の方とは仲良くなりましたか?
はい。僕は超新星のライブとミュージカルのスケジュールで忙しく撮影の前に1回しか会えませんでした。友達の役なので仲良くしなければならないので初めて会ってすぐにみんなは僕より1、2歳年下ですが撮影の期間は僕に対して、友達のように名前を呼んでと言いました。夜に打ち合わせをしながら打ち上げみたいになって、1杯ずつ飲みました。そのおかげで仲良くなって撮影がうまくできたと思います。でも弟たちはそれを利用して撮影が終わったのに「おい!」とか言っています。でもそのくらい仲良くなったということで本当に撮影も楽しくできました。
Q.最近俳優活動を精力的にされており、昼ドラに出演と主題歌も歌われていましたね?
A.そうですね。セリフもありましたし(笑)日本のドラマに出演することができて良かったです。視聴率が何とかちょっと出たら・・・次の機会があるかもしれません(笑)
Q.日本語のセリフはどうやって覚えますか?
A.セリフと言っても少しでした。ドラマの監督さんは僕が時間も2時間しかなかったし、僕があんまり日本語が話せないと思っていたのか、セリフが「と・・・と・・・と・・・」しかなかったです。それをドラマでチェックしてみてください(笑)
Q.京都観光をされたようですが、印象に残ったところは?
A.14日にここ(京都)に来て、夜に観光をしたくて散歩をしましたが先斗町に行ったんです。そこがすごくキレイな街で昨日また行きました。そこで写真を撮って僕のブログにも載せました。すごくキレイで、食べ物もおいしかったです。湯葉とか野菜の種類も多くておいしかったです。絶対家族を誘ってまた旅行で来たいなと思いました。
Q.今日も行かれますか?
A.みなさん、今日は僕、帰ります。超新星に(笑)明日からみなさんの前に立つために練習をします。すぐに戻ります。みなさんもすぐに家に戻ってください(笑)
Q.京都の女性はどうでしょうか?
A.こまいさん(舞子さん)?まいこさんの事を間違えたのでしょうか)
Q.京都も方言がありますよ。「おおきに」とか
「おおきに」は聞いたことがあります(笑)
Q.最後に一言お願いします。
みなさん今日来て下さってありがとうございました。みなさんのおかげで僕が韓国で映画を撮ってそれをみなさんの前で、日本で公開することが出来て本当にうれしく思っています。これから超新星としてもソロでの活躍も楽しみにしていて下さい。よろしくお願いします。
釜山が舞台のこの作品では、釜山出身ということもあり完璧な方言で演じきったソンモ。しかし実は釜山訛りが一番苦労したと明かしファンを驚かせた。どこよりも早く上映された「ぼくたちの日記」。見終えたファンたちは「おもしろかった!」「ソンモかっこよかった!」「泣いちゃったね(涙)」など映画の感想を語り合いながら劇場を後にする姿が見られた。満員の観客を感動の渦に巻き込んだ本作の日本公開が待ち遠しい。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
超新星 JAPAN OFFICIAL SITE http://www.choshinsei.com/
京都国際映画祭公式ホームページ http://kiff.kyoto.jp/