JINは様々な衣装とピアノの演奏でひと味違った魅力をアピールした。テコンドーの道着を着て「SUPER TUNA」を熱唱し、ステージ上で衣装を着替えるパフォーマンスでファンの歓声を引き出した。ピアノの前に座ったJINは「I will come for you」を演奏して真摯な感性を伝えた。彼は「もう1か月ほどになった。未熟かもしれないが広い心で見てほしい」としながらも演奏直後に「とても緊張して手と足が少し震えた」と打ち明けた。
華麗なステージ演出は公演の没入度を一層引き上げた。1stソロアルバム「Happy」のタイトル曲「Running Wild」には花火大会が加わった。「I'll Be There」ではウォーターキャノンが撃ち上げられ、涼しくてダイナミックな夏の感性を最大化した。「The Astronaut」では歌が終わる頃に夜空を彩る花火が打ち上げられ、紫色のペンライトが客席を明るく彩り、感動的なフィナーレを完成した。
2ndミニアルバム「Echo」の収録曲「Loser」では、フィーチャーリングを引き受けたチェ・イェナがサプライズゲストとして登場し、JINとデュエットステージを披露した。「BTS」のメンバーJ-HOPEとRMは、会場の後方でJINの姿を見守った。
最後のステージである「Nothing Without Your Love」が終わると、客席ではファンがJINの本名であるキム・ソクジンの名前を呼び続けた。
アンコールのために再び登場したJINは「公演は1年前から準備しなければならないが、今回の公演は4か月前に私の気まぐれで突然準備を始めた」として「ARMYがいなければこの場で公演できなかったと思う」とファンに感謝のあいさつをした。
今回のファンコンサートツアーは、この日の公演を皮切りに日本の千葉と大阪、アメリカのアナハイム、ダラス、タンパ、ニューアーク、そしてイギリスのロンドン、オランダのアムステルダムなど全9都市で18回にわたって繰り広げられる予定だ。